Independent Tokyo 2020 参加者のご感想

ー yutaokuda ー

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・Independent Tokyo 2020に出展して

例年よりも作家一人当たりのブースも広くとれ、自分の世界観もとても表現しやすいブースでした。 二日間という短い期間でしたが、他の出展作家とも、お客さまとも多くの出会いがあり、フェア形式の展示の醍醐味を感じることができました。会場が変わったおかげで、車での搬入もしやすくなっていたのもありがたかったです。

審査員が会場をまわり、いいね!シールを貼っていく独自の評価システムなども、どの審査員が良いと思っているか可視化でき、アーティストと審査員(ギャラリスト)を繋ぎやすくし、お客さんとアーティストも繋ぎ、作品購入の良い指標になっていると思います。 アートコレクターの方など普段からアート作品に触れている方々に作品をコレクションしていただいたり、感想を聞ける良い機会にもなりました。

independentはフェアでありながら、コンペでもあり海外展示での副賞などもあり、次回の展示へ直結したチャンスを得ることができるのもとても魅力的なイベントです。審査員賞なども多く、作家としては何かきっかけを得れる良い機会でもあると感じています。

yutaokuda
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・イベントを通して広がったコミュニティ

横並びの実力のある作家さんたちから刺激を受け、かなりモチベーションを高く維持したままイベントを終えられたので、その後の制作にもかなり良い影響を受けることができました。 実際にこのイベントがご縁でお会いしたアーティストとは、その後もお付き合いがあり、別会場でのグループ展などご一緒する機会があり、さらに刺激し合える作家同士のコミュニティが広がったと感じています。 私もまた参加したいと思える良いイベントでした!

ー 坪山小百合 ー

tsuboyama

・Independent Tokyo 2020に出展を決めた理由

私がIndependent Tokyo 2020の参加を決めた一番の理由は、とにかく作品を外に出して多くの人の反応を自分の目で見たい!!と強く思ったからです。というのも、これまで日本の主な公募展に出品しても入選すらできず、作品のみを東京に送り、落選してアトリエに返ってくる状況が続いていました。そのため、自分の作品がどのように審査会場で存在したのかが分からず、悶々と自問自答するばかりでした。

そもそも私の制作プロセスは、はじめに展示風景と作品の完成図が頭の中をよぎり、そのイメージの残像が消えないうちに一気に描くというスタイルをとっています。なので、展示状況ありきの作品完成図から逆算しながら制作するスタイルは、展示型のイベントにとても合っていると思いました。そして挑戦した最初のイベントがIndependent Tokyo 2020でした。

tsuboyama
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・イベントを通しての変化

結果的に、Independent Tokyo 2020に参加したことで多くの変化がありました。まず、大変光栄なことに日本橋三越本店での個展の開催やグループ展へ参加させていただくことが決まりました。その他、過去の作品に興味を持った方に作品を購入してもらえたり、イベントに参加していた他の作家さんとの繋がりができ、今でもSNS上でお互いの制作状況や発表などの活動を見て日々刺激を受けています。

イベント前は、アトリエで自分のペースで作品を制作するのみでしたが、イベント後は個展開催に向けての作品制作や展示の打ち合わせなどをする毎日です。忙しいですが、緊張感を持った制作は作品に対する意識やクオリティーを高めていると感じます。何より、自分一人で絵を描くのではなく、個展を意識しながらスタッフの方と一緒に展覧会を作り上げていく状況が、私が最も望んでいた制作環境なので、今とても制作が楽しく充実しています。