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見れば見るほど不条理でユーモラスな女の子 1000体描いた「PRETTY GIRLS 1000」。これほんの一部です。
岡本太郎賞(※)に入選したときの作品がこちらの「FUNNY DOLL」です。3年をかけて1000体の女の子を描いた。どうしてこんな姿になったのかって? 自分でもよくわからないんです(笑)。この子はこんな髪型といった、キャラクターのヒントになるようなことは、どんどん思いついてその都度ノートに書くのですが、いったん絵を描き始めると完全にアドリブ。無意識下にあるものをどんどん出していく。 逆に考えてしまうと 手がそこでとまってしまって駄目なんです。とにかく次、次と追いまくられるがごとくに手を動かし続ける。分かっているのは、僕の絵は「一枚では語りきれない」ということ。常になにか大きなものの「部分」を描いている気がするんです。このシリーズはそれで最終的に1000枚にもなったのですが、一度全部いっぺんに展示してみたいですね。これ一枚がB4の大きさで岡本太郎美術館で展示したときも100枚しか飾れなくて。でもそのときたまたま展覧会を見に来てくれた本の編集者の方が面白いと言ってくれて、「PRETTY GIRLS 1000」という本になったんですよ。そちらでは全作品を見ることができます。(角川書店・刊)
怪しカワイイ生物?でびっしり…。
トーキョーワンダーサイト(以下TWS)は、ある日いきなり電話がかかってきて「個展やりませんか?」と言われたのがきっかけです。きっかけとなったのはTWSに応募したこと、でも僕, 第一回目は落選だったんですよ。でも、関係者の誰かに作品が強烈な印象として残っていたらしく、面白がってくれたみたいです。2002年に初個展、その後もTWSでは個展や企画展で何度も展示をやらせてもらっています。2回目の個展で展示したのが 原稿用紙のマス目いっぱいに絵を描いたこちらの作品です。300字詰め原稿用紙には300人、 400字詰めに400人、びっしりと埋め尽くしていますが、絵柄は一つとして同じものはありません。この作品は人気があっていろいろな人が買ってくれています。コレクター以外にも美術館の学芸員とか大使館の文化担当の方とか、親戚のおばさんとか(笑)。一人で何枚もまとめて買う人も多いですね。
作家曰く、「僕という人間をめくって中を見せたらこんな感じ」。
これは27メートルにも及ぶ組み合わせ作品の一部分です。僕の作品をちょっとヒエロニムス・ボッシュみたいだと言う人もいます。自分でも分からない、何でこういうものが出てくるのか。でも、ここには汚いものも、きれいなものも全部が入っていると思う。何というか、僕という人間をガーッと真っ二つに切って、それをめくって裏返しにして広げて見せたら、こんな感じになってるんじゃないかなあ。そんな気がしてくるんです。(2006/8/26 インタビュー収録)
(※ 第4回岡本太郎記念現代芸術大賞 川崎市岡本太郎美術館)