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イベントニュース

月別アーカイブ:2009年3月

TNGS展覧会情報 2009. 03. 23

薦田梓展 -海中カラ宇宙ヲ望ム-

会期:2009年3月23日(月)~3月28日(土)
開廊:11:30~19:00(28日は16:00まで)
会場:アートギャラリー銀座(東京都中央区銀座2-11-4 富善ビル1F)

日本画の技法を用いて、宇宙、深海、ウミユリをモチーフとした幻想風景を描く。
150号の屏風型作品を含む約15点を展示。

<展示詳細はこちらの公式HPをご参照ください>
http://como8.net/

幕内政治のex-chamber memoでもイベントレコメンド掲載中です。


<会場アクセスマップ>

駅出口からの所要時間
(1) 銀座線・日比谷線 銀座駅 A13出口より6分
(2) 有楽町線 銀座一丁目駅 9番出口より5分
(3) 有楽町線 銀座一丁目駅 10-11番出口より4分
(4) 都営浅草線 東銀座駅 A8出口より4分
(5) 日比谷線   東銀座駅 A2出口より5分

 
ギャラリー展覧会情報 2009. 03. 18

吉田暁子個展「視 / 夜(しや) _ 意義黎明(いぎれいめい)」

吉田暁子

会期:2009年3月25日(水)~4月18日(土)

東京画廊 + BTAPは2009年3月25日(水)から4月18日(土)の間、吉田暁子個展 『視 / 夜(しや) _ 意義黎明』を開催いたします。


吉田暁子は「日本の絵画」の探求を一貫したテーマとして制作を続けています。中心点を持たず、各部分が独立しつつ空間総体を現出させるという日本独自の構成法は、琳派・狩野派にその優れた例を認めることができます。吉田の作品は、西洋の強い影響下に発展した日本の現代美術を問い直し、その独自の可能性を探るものです。


吉田は絵画やインスタレーションなどさまざまな形式を用いて、日本美術の過去と現在が交錯する視覚的イリュージョンを生み出します。漆や紗、和紙、顔料などの古典的な素材だけではなく、鏡や集光塩ビ素材などを使用し、視点から視点への移行によって構成されていく空間を立ち上げるのです。


昨今の日本のアートシーンは活況を呈していますが、日本の絵画表現の独自性はどこにあるかという深い探究は、まだ手付かずのままです。マンガやアニメなどに特徴的に見られる平面構成に日本の独自性を見るのは、既に一般化した立場と言えるでしょう。しかしそのような様相に単純化されることで、材料や空間設定など、日本美術の伝統が持つ幅広い表現は、置き去りにされているのが現状です。吉田暁子は日本の文化の複雑な構造をその素材にまで分け入って検討し、自らの表現を切り開くという困難な営みを粘り強く行っています。西洋と東洋が交錯する現代日本の難解な文脈を、華やかな視覚表現にまで昇華させる力量を持ったアーティストと言えるでしょう。


東京画廊 + BTAPでの2年ぶり3度目の個展となる本展では、これまで吉田が用いてきた紗・鏡に加え、家具や屏風を使った新作を発表いたします。江戸・明治時代に無名の職人によって作られた屏風に、吉田が顔料・金箔・漆など複数の素材で重ねて表面を彩り、時代を超えたコラボレーションを実現させます。これらを小作品と織り交ぜて展示し、それぞれの素材が放つ色彩を巧みに配しながらダイナミック且つ、華やかな和の空間を作り上げます。


東京画廊 + BTAPは東アジアの現代美術をその始まりから見つめてきました。吉田暁子の個性は、日本の伝統の隠れた水脈を掘り当て、新鮮な流れを今日のアートシーンに引き込む点で、その歴史の中でも際立ったものです。彼女の思考と創造の最先端が空間となって具体的に明かされる本展に、是非お越しください。


なお、本展開催に向けて、吉田暁子の12年間の制作を振り返り、代表的な作品を図版で示したカタログを制作中です。

 
ギャラリー展覧会情報 2009. 03. 18

John Lurie "Strange and Beautiful"

JOHN LURIE, CHINESE GOOD-LUCK HORSE, 2006, 305x406mm, 12x16in., watercolor, oil pastel on paper

会期:2009年4月10日(金) - 5月23日(土)


ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートでは、2009年4月10日から5月23日まで、ジョン・ルーリーの個展を開催いたします。本展では、ペーパー作品を中心に約20点展示いたします。


ミュージシャン、俳優、映画監督、画家。ジョン・ルーリーにはいくつもの顔がありますが、画家として知られるようになったのは最近のことです。1980年代ラウンジリザーズのサックス奏者として有名だった頃にも数多く作品を描いていたにも関わらず、その作品が発表されることはありませんでした。病気を患い孤独となった時、すべての時間をかけて絵画制作をはじめました。その後、友人でもあるアーティストJames Naresの強い勧めもあり2004年にAnton Kern Galleryでルーリーの作品が初めて展示され、画家としても広く知られることとなりました。


ルーリーの作品の特徴は、素朴な色彩の組み合わせ、奇妙に簡素化された登場人物、そして辛辣でユーモアたっぷりな作品タイトルにあります。彼はある種の催眠状態で制作していると語っています。まず頭の中で組み合わせた色を支持体の上に乗せ、その上に見えたものを描いていきます。登場人物は、アニメのキャラクターや、壁画やアフリカン・アートなどを想起させます。性的な事をほのめかすようなものもしばしば登場し、挑発的でもあり人間的でもあります。作品タイトルは制作の途中で思い浮かぶといいます。色、形、タイトルが組み合わさることによって、現実と想像の世界の境界線が曖昧となった彼独自の世界が広がるのです。その世界は大胆さと繊細さの両面を兼ね備えており、物語の1シーンを切り取ったようで、観る者のイマジネーションをも広げます。


今回、1995年から2008年までの作品を展示いたします。日本でジョン・ルーリーの作品をまとめてみることができる初の機会となりますので、ぜひご高覧ください。


*本展のために特別に撮影したジョン・ルーリーのインタビュー映像をギャラリーにて上映予定。

 
ギャラリー展覧会情報 2009. 03. 18

小谷元彦/ ODANI Motohiko "SP4 'The specter' in modern sculpture"

© Motohiko ODANI

展覧会期間:2009年4月4日(土)- 5月2日(土)
会場:山本現代
開廊時間:11:00-19:00、(金) -20:00、日月祝休廊
オープニングレセプション:2009年4月4日(土)15:00-19:00


小谷元彦は、1997年の個展『ファントム・リム』でデビュー後、リヨン、イスタンブール、光州、ベニスなど数々のビエンナーレに出品し国内外を問わず大きな評価を得てまいりました。以後も数々の展覧会で新作発表を続けており、精力的に活動を続けております。
今回小谷が満を持して発表いたしますのは、彫刻のひとつの原点ともいえる、等身大の「騎馬像」と「裸婦像」です。
日本の近代彫刻における人体表現は、極東の閉ざされた環境のなかで、ロダンを筆頭に欧米作家による影響でつくられたものでした。ともすると今もなお根強く残るその価値観は、ある意味ゾンビ ― 死んでいるのに生きながらえている ― のような分野であったという、日本近代彫刻史に対する作家の見解を踏まえています。またこれらは「人の脳のなかに存在するゾンビ」を彫刻化させるというコンセプトと重ねて制作されており、自分のなかに「自己」に相当するたったひとつのユニークな存在はなく、脳内に存在する幻影(ファントム)が、思考を徘徊して自分を行動させているのではないか、という疑念を視化する ― 脳内にいるファントム(ゾンビ)を彫刻化する ― というアイデアに基づいています。近代以前からあるモチーフに遡り、現代作家の小谷が再解釈を与え制作することによって騎馬像と裸婦像を、時間を超越したものにしようとする試みです。

 
ギャラリー展覧会情報 2009. 03. 11

青山悟展 「Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏」

青山悟
Glitter Pieces #1
2008
ポリエステルに黒糸と金糸で刺繍
17.4x23.2cm
撮影:宮島径

会期:2009.3.11(Wed)~2009.4.11(Sat)


2009年3月11日より青山悟個展『Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏』を開催いたします。


1973年東京生まれの青山は1998年ゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を卒業後、2001年にシカゴ美術館附属美術大学で美術学修士号を取得し、現在は東京を拠点に活動しています。近年の活動にはロンドンのOne in the Otherでの個展(2007)や巡回中の『ネオテニー・ジャパン-高橋コレクション』展、ZAIMでの『THE ECHO』展(2008)への参加があり、またイギリス人作家によるグループ展『Souvenir Mine』(2006)のキュレーションを手がけるなど多岐に渡る活動が注目されています。その作品は古いアイリッシュ・ミシンによる細密な刺繍で知られており、身の回りの風景やオブジェクトを写真に取り、その像を丹念にオーガンジーに縫いこんでいくという作業を通して、対象の持つ意味や価値の変換を試みます。


『Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏』と題された本展では、主に紙媒体から個人的興味に基づいて選択したイメージを黒糸とメタリック糸で刺繍した作品22点を展示致します。本来の色情報を破棄し、光る糸を使うことで浮かび上がった新作は、イメージが意図していたはずの意味を消失させ、またその表面は無機質なデジタルピクセルを思わせると同時に、手作業でしか得られない質感を生み出します。


展覧会タイトルにもなっている作品「Glitter Pieces」#1から#14は2008年に横浜のZAIMで開催された『THE ECHO』展で、作品それ自体とイメージの持つ意味を文字通り宙吊りに連鎖しながら展示され、新たな展開を見せました。本展で初めて発表する#15以降では、意識的に選んだ紙媒体の切り抜きの表面だけでなく、その裏面も作品にしています。


情報技術の発達により消費される大量のイメージと、それに対する特定の見方。テクノロジーがもたらす恩恵と、それと引き換えに人間が失っていくもの。産業革命が生んだ最古のテクノロジーの一つである工業用ミシンを用いて作家本人が丁寧に縫い上げた作品は、それ自体でイメージの意味を問い、また私達の現実の危うさを気づかせてくれるのかもしれません。