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イベントニュース

月別アーカイブ:2010年10月

ギャラリー展覧会情報 2010. 10. 27

ヤノベケンジ個展 "レヴィテイション"

ヤノベケンジ個展 "レヴィテイション"
Kenji YANOBE Solo exhibition "Levitation"
2010 年11 月6 日~12 月4 日
日月祝休廊
開廊時間:11 時~19 時
オープニングレセプション:2010年11月6日(土) 18:00 - 20:00


山本現代では、来る2010 年11 月6 日から12 月4 日まで、ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」を開催する運びとなりました事をご案内申し上げます。
今展では、空中浮遊をテーマとした新しい作品を発表致します。
1990 年のデビュー展より20 年、ヤノベは日本のアートシーンを牽引する作家として時代を駆け抜けてきました。
冷戦、湾岸戦争、原発事故といった暗雲が人類の課題として立ちこめる世紀末に生を受けたものとして、自らが生き残る(サヴァイバル)ための装置を展開した90 年代前半。幼少の頃の大阪万博跡地での体験を創作の原点に見立てた"未来の廃墟への巡礼"というテーマを軸に、漫画やサブカルチャーの影響を意識的に備えた作品で社会問題を提示するヤノベは20 代の頃より高い評価を得ていました。しかし95 年に発生した阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件という「現実」、97 年に赴いたチェルノブイリで目の当たりにした「現実」は、時代の寵児としてもてはやされ国際的な評価を得ていたそれまでのヤノベの「妄想」世界を打ち砕きます。そして、チェルノブイリ訪問の衝撃から得た「子供たちに未来を与えられるものを作りたい」という欲求のもと、新世紀の幕開けとともにそれまでの「サヴァイバル」というテーマを「リヴァイバル(再生)」へと大きく転換させました。以降ヤノベは、「メガロマニア」(国立国際美術館)、「子供都市計画」(金沢21世紀美術館)、「キンダガルテン」(豊田市美術館)などの大規模な個展開催を経ながら、『ビバ・リバ・プロジェクト―スタンダ』『トらやん』、『ジャイアント・トらやん』『森の映画館』『ラッキードラゴン』などを次々と生み出し、途方もないスケールを持った作品群で私たちを魅了してきました。さらに2009 年に発表した『ウルトラ―黒い太陽』は、ヤノベの作品史上最も大きく、禍々しいイメージを伴った作品で、近年、平和主義的と捉えられがちであったヤノベのイメージを根底から覆すような新たな布石となったのです。
このようにヤノベは評価に甘んじる事なく、過去作や歴史を超えるべく挑戦し、新たな価値観を提示してきました。
今回の『レヴィテイション』では稲妻、大洪水、虹など、物理現象を用いた近作に引き続き、強大な磁力が用いられます。人間社会への提言を超え、自然現象を自在に操る近年のヤノベは、まるで君臨する超越者のようです。これらは美術を志したヤノベの、いわば「未来の廃墟」以前―根源的な制作欲への立ち返りとも考えられるでしょう。

山本現代

 
ギャラリー展覧会情報 2010. 10. 27

及川恵子 個展 "metsaの葉に覆われて-色彩胞と線の間で-"

Courtesy of Ohshima Fine Art

出展作家:及川恵子 OIKAWA Keiko
展覧会タイトル:「metsaの葉に覆われて-色彩胞と線の間で-」
会期:2010年10月29日(金) - 11月20(土)
   October 29 - November 20 2010
   13時~19時 日月火祝休み
   Open Wednesday - Saturday 13:00 - 19:00
会場:Ohshima Fine Art
オープニングレセプション:10月29日(金)  18時 - 20時30分
Reception for the artist : October 29  18:00 - 20:30


この度、Ohshima Fine Artでは、及川恵子の個展を以下の通り開催いたします。
4階にimura art galleryの東京スペースがオープンいたします。
MORI YU GALLERY と3ギャラリー合同のオープニングです。


及川恵子が描く風景はいわゆる普通の風景ではない。そびえ立つ大樹の枝ぶり、植物の異常ともいえる繁茂、奇妙な色と筆致。これらがすべて圧倒的な生命力を感じさせるのである。作品に対面してみると、鬱蒼とした森の中に迷い込んだようにちょっと怖い様相でもある。
また、構図としては、低い視点がとられていて、眼前の風景を"見上げる"ような構成になっている。したがって、そびえ立つ木の頂きを確認することができない。小さな少女が、目の前を見ているようだ。それだけでなく、群生する植物も視界に収め切ることは全くできない。
その風景は、及川自身の"記憶の彼方の"原体験の一部であることは容易に連想できそうだが、色彩とかたち、そして空想が、現実の世界を「浸食」したところをそのまま描いたものが彼女の表現であるとか、また、幼少期の少女が想像の世界に遊び、そこに現実を投影させたもの と言ってしまうと、それは見誤る可能性がある。
及川が縦横無尽な色と筆跡と線などで表現するものは、本人のごく私的な感受や、最近目撃した幼い頃の自分の幻覚などを元に交信している、"場"のもつ空気や、そこに宿り潜む生命の力や、感覚を開放して感じ取った刹那の記憶である。
さらに、"私という生命体"×"遍し生命体"の交わりが織りなす神々しい"生"の不可思議さを正に思い描くこと。また、それは、人と人の周りの[いのち]との関係に思いを馳せることに拡がっていくだろう。
その提示された及川の創作に直面して、それらの生命力と及川の精神力の瑞々しい共存の息吹を感じ取ることは、鑑賞者自身の生き様を見つめ直すきっかけになりうるであろうか。

Ohshima Fine Art

 
DNAT展覧会情報 2010. 10. 25

ルミネ池袋リニューアルオープン、渡辺おさむ 新作展示!

ルミネ池袋B1 10/29(金)リニューアルオープン

フェイククリーム・アーティスト「渡辺おさむ」がポスター作品を手がけた
池袋駅西口のショッピングセンター「ルミネ池袋」B1フロアが、
10/29(金)全面リニューアルオープン!
コンセプトは「新・大人かわいいステージ」。ハッピーな女の子のイメージを、
「シンデレラのガラスの靴」のスイーツデコアートで表現しました。
渡辺おさむの作品「Cinderella story ~strawberry~&~chocolate~」は
館内で展示されています。また、メイキング&インタビュー映像を、
YouTubeにて配信(10/28より) 
http://www.lumine.ne.jp/ikebukuro/ でぜひご覧ください。


>> ポスターイメージにもなった "Cinderella story" がタグボートで購入できます!(2010.11.05)

 
その他展覧会情報 2010. 10. 22

"ULTRA003" スパイラルガーデンにて開催、武方英恵 出展

エマージング・ディレクターズ・アートフェア "ULTRA003"
期間 :オクトーバー・サイド:10.28〜30
   ノヴェンバー・サイド:11.01~03
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
時間:11:00~20:00 ※10月31日(日)は展示作業のため、お休みさせていただきます。
入場料:入場無料
主催:ウルトラ実行委員会(現場商會+株式会社ワコールアートセンター)
企画制作:スパイラル、現場商會


60名の若手ディレクターのセレクトによる、コンテンポラリーなアート作品が集結!
今や世界中で開催されるアートフェア。「ULTRA」は、40歳以下の若手ギャラリスト個人を出展単位とする新しい形のアートフェアです。
ギャラリーで日々実際に作家と対話し、作品の選定を行うディレクターにスポットをあて、彼らの新鮮な視点で選ばれた、まさに「いま」を切り取った現代アート作品が、多数集まります。作品を購入できるアートフェアですが、入場料はなく、展覧会と同様スパイラルガーデンのオープンスペースで、気軽に作品に触れることができ、また気になる作品についてディレクターに直接質問することも可能です。作品の購入をお考えの方だけでなく、どなたでも自由に楽しんでいただける空間です。
25名のディレクターが参加した第1回目から、昨年はその倍の数の51名が参加し、今回はさらに増え60 名の若手ギャラリストが集結。会期を10 月28日(水)~30日(土)の3日間のオクトーバー・サイドと、11 月1日(月)~3日(水・祝)のノヴェンバー・サイドの3日間の、2回に分けて多数の個性豊かなブースを展開。
今年は初めて、海外からのディレクターも参加。また、来場者から集計した「べスト・ウォール賞」も発表します。


ノヴェンバー・サイド(11.01~03)にはタグボートのディレクター・武方英恵も出展、垂谷知明・CHO-CHANの2人の若手アーティストを紹介予定です。是非ご高覧下さい。

 
ギャラリー展覧会情報 2010. 10. 20

Bambinart Gallery 長谷川有里展

展覧会タイトル:長谷川有里展
会期:2010年10月23日(土)~ 11月13日(土) 日・月・祝休廊
開廊時間 : 11:00~19:00
会場:Bambinart Gallery(バンビナート ギャラリー)
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 B107
TEL/FAX:03-6240-1973/03-6240-1976
入場料:無料
URL:http://www.bambinart.jp/exhibitions/20101023_exhibition.html


1978年三重県に生まれた長谷川は、東京藝術大学を卒業後、ニューヨークフィルムアカデミーLA校8week filmmaking workshopに参加するなど表現技法の幅を広げています。近年のモチーフは「雲」が中心となっており、わたしたち同様に、同じでいることができない雲のある景色を切り取り、形として残しています。

空を見上げれば、誰に伝えるでもなく刻一刻と変化し漂う雲。
儚く、二度と同じ形を見ることは出来ません。
わたしたちも同じでいる事はできず、日々変化し、ゼロへと向かっています。
雲を見上げるとき、この世界を象徴するかのようなその存在に、わたしは思いを巡らせます。
どこの空にも同じようにある雲。
その下で繰り広げられるそれぞれの世界。
戦争に駆り出される兵士たち、サイクリングを楽しむ人々、働く人、踊る人、悩む人...。
雲と、その下の世界。
同じでいることができない、二つの組み合わせを切り取り形に残したいと思っています。
―長谷川有里