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2008年12月アーカイブ
この他にも、興味深い展覧会が目白押しです。
年内だと代官山ヒルサイドフォーラムで開催される美術大学の学祭での優秀展示をピックアップするTHE SIX、年明けには資生堂ギャラリーでの宮永愛子さんの個展(今年は宮永さんの名前を目にすることが多そうです!)、ラディウム-レントゲンヴェルケでは静岡県立美術館での内海聖史さんのインスタレーションの再登場、ケンジタキギャラリー東京やタロウナス、Gallery惺SATORUでのグループショーも面白そう、そして何より、今回が最後となるART@AGNESも控えています。
そして僕の2009年の最初のイベントが歯の外科治療だったりします!腫れるらしいです!
もとい、2008年の9月下旬から始まったこちらの連載、悟らにただいた皆様ありがとうございました、2009年もよろしくお願いいたします。
というわけで、さあ来い2009年!
中村協子《ピザハット》紙にアクリル、ペン、色鉛筆等 photo credit: 2008年 (C)Kyoko Nakamura/O Gallery eyes
展覧会情報 O GALLERY eyes
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/
大阪府大阪市北区西天満4-10-18 石乃ビル3F
06-6316-7703
12/22(月)-12/27(土)
11:00-19:00(最終日:-17:00)
ex-chamber memo GEISAI #11でのグランプリ受賞で注目を集める1974年生まれのアーティスト、中村協子の個展です。
絵日記や落書きを思い起こさせるような、独特の脱力感を漂させるドローイング群。言葉や文章もふんだんに取り入れ、ユーモラスに展開させながら、さらにさまざまなコンセプトや仕掛けも随所に潜ませ、日常的な感覚も痛快に満ち溢れるキャッチーな独創的な世界が小気味よく繰り広げられます。
あるがせいじ
展覧会情報 巷房・1
http://www.spinn-aker.co.jp/kobo.htm
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F
03-3567-8727
12/22(月)-12/27(土)
12:00-19:00(最終日:-17:00) ex-chamber memo 1968年生まれのアーティスト、あるがせいじの個展です。
身近な素材である紙に緻密なカットが施され、それを重ね、組み上げることで構築される平面的・立体的の両面においてグラフィカルな作品群。そのシャープな世界からはフューチャリスティックな雰囲気が鮮烈かつ深遠に放たれ、観る者に未知のイマジネーションを強く喚起します。
束芋 "dolefullhouse" (原画)、2007 (C)Tabaimo / Courtesy of Gallery Koyanagi
展覧会情報 ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com
東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル8F
03-3561-1896
12/20(土)-2/14(土)日月祝・12/28-1/7休
11:00-19:00
Opening Reception:12/20(土)18:00-20:00
ex-chamber memo 既に説明不要のビッグネーム、直近ではシャネルのアートプロジェクト「モバイルアート」への参加も印象深いアーティスト、束芋の同ギャラリーでは2005年以来となる待望の個展です。
日本の日常風景をベースに、そこにシュールな展開や有機的でグロテスクなモチーフを大胆に取り入れ、強烈な社会風刺を独自のブラックユーモア感覚とエキゾチックな風合いで綴る作風でお馴染みですが、同展では2007年のヴェネツィア・ビエンナーレに出展された映像インスタレーション作品「dolefullhouse」を中心に、同一のテーマの新作ドローイングと版画作品が紹介されます。
吉岡千尋《夜警》90×90cm tempera, shell powder, canvas, wooden panel 2008年 和田典子《a girl in the bed sheet》116.7×90.9cm oil on canvas 2008年
展覧会情報 Yuka Sasahara Gallery
http://www.yukasasaharagallery.com
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
03-5228-5616
12/20(土)-1/31(土)日月祝・12/28-1/6休
11:00-19:00 ex-chamber memo ふたりのフレッシュな個性がフィーチャーされる展覧会です。
1981年生まれの吉岡千尋は、大胆なストロークでさまざまな情景をひとつの画面にレイヤー状に重ねたり凝縮させたりしながら、不思議な奥行き感を持つ情景を煌めくように描き上げます。同展では、テンペラと油彩によるペインティング作品の他に、寒冷紗のカーテンにさまざまなテクスチャーが施されたユニークな作品も発表されます。
和田典子は1980年生まれ、ヴィヴィッドな色彩が溢れるインスタレーションや立体作品でも知られますが、同展では油彩の平面作品を出展。さまざまな色彩の線が重ねられ、その膨らみの中に架空の少女の存在を醸し出す独特の物語性に満ちた世界が綴られます。
小沢さかえ
展覧会情報 mori yu gallery TOKYO
http://www.moriyu-gallery.com
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F
03-6906-9556
12/20(土)-1/24(土)日月祝・12/28-1/6休
12:00-19:00 ex-chamber memo 1980年生まれのペインター、小沢さかえの個展です。
不思議な雰囲気が広がる世界。原色感から離れた特徴的な色彩により、さまざまなモチーフを織り交ぜながらダイナミックなストーリーや場面が展開されます。そこには素朴さや繊細さが満ちると同時に、ていねいに再現されるリアリズムと衝動に従ったかのような鋭い筆致とによりシャープなコントラストも生み出され、その独特の質感が鑑賞者の意識を幻想と現実との狭間にある大人びたファンタジーへと誘います。
名古屋剛志《Dance (One piece of three)》164×86cm 2008年
展覧会情報 Artis神楽坂
http://www.artis-web.jp
東京都新宿区矢来町59 ARTIS-302
03-5228-5822
12/18(木)-12/28(日)完全予約制
ex-chamber memo 1978年生まれの日本画家/アーティスト、名古屋剛志の個展です。
岩絵の具や箔などのオーソドックスな日本画材を用い、金魚などを主題に据えた豊かな空間性の作品も描きますが、今回の個展ではこれまで培った精緻なスキルを駆使し、ポップなモチーフに挑戦。しなやかな筆致で現代的な人物像を大胆かつシャープに描き、きらびやかさとともに独特の渋さや深みをも持ち合わせた世界が展開されます。
今年もあとおよそ半月になり、2008年に拝見した展覧会で印象に残っているものを思い返したりしています。今年はほぼ月に1回のペースでどこかしらに遠征に行ったりしたこともあり、いろいろと観たなぁ、と。
で、次回のex-chamber memoは今年最後なので、年末年始、12/22からおよそ2009年の1月上旬にに始まる展覧会をご紹介する予定です。
ではでは、よろしくお願いします!
小市亮二
展覧会情報 GALLERY KINGYO SD602
http://www13.plala.or.jp/sd602kingyo
東京都文京区千駄木2-49-10
050-7573-7890
12/16(火)-12/25(木)月休
12:00-19:00)最終日:-17:00) ex-chamber memo 3名の造形作家のクリエイションがパッケージされたグループショーです。
1979年生まれの小市亮二は、人や生物、さらには有機的なモチーフをさまざまな素材で表現、そこにユーモアや深い心理性をもたらします。CASHIでの個展でも注目を集めた三木サチコは、無垢な表情をたたえる奇妙なフォルムの像を作製、そこから滲み出す危うさや脆弱さが独創的なスリルを醸し出します。吉雄介は1965年生まれ、無機的な造形が組み合わせられたインスタレーションは、シャープなリズムが空間に展開され、重力へ逆らうことのない不思議な落ち着きも滲みます。
福島沙由美
展覧会情報 Gallery Q
http://www.galleryq.info
東京都中央区銀座1-14-12 橋本第17ビル3F
03-3535-2524
12/15(月)-12/26(金)日休
11:00-19:00(最終日:-17:00) ex-chamber memo 1982年生まれ、トーキョーワンダーウォール公募2008と第26回上野の森美術館賞での大賞受賞などで注目を集めるアーティスト、福島沙由美の個展です。
「気温」や「視点」をテーマに紡ぎ上げられる世界は、有機的な色彩の妖し気な広がりが揺らめくような透明感とともに描き表されます。また、水滴の表面に浮かぶように艶やかな歪みが加えらた風景が、未知の縮尺感をもたらし、不思議な風合いを漂わせます。
千田哲也《DET》53×45.5cm アクリル、カンヴァス
展覧会情報 GALLERY b.TOKYO
http://www.dragonz.com/gallery_b/
東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB1
03-5524-1071
12/15(月)-12/20(土)
11:00-19:00(金:-21:00、最終日:-17:00)
ex-chamber memo 1982年生まれのアーティスト、千田哲也の個展です。
ときに暗黒を背景に精緻な具象表現が登場し重厚な雰囲気を奏で、またはヴィヴィッドな色彩がめくるめく展開を織り成す情景など、バリエーションに富んだ世界観。アニメーション制作時に使用した素材や写真、CGなどをパソコンで加工合成、または再構築して創り出されるさまざまなシーンは、シュールな要素に満ち、それらが醸し出す違和感がさらにユーモアと毒気を漂わせます。
Peter McDonald《Rock Gallery》150×200cm Acrylic gouache on canvas 2008年
展覧会情報 GALLERY SIDE2
http://www.galleryside2.net
東京都港区東麻布2-6-5 タトルビル1F
03-6229-3669
12/13(土)-1/24(土)日月祝・12/25-1/5休
11:00-19:00
ex-chamber memo 1973年東京生まれ、現在はロンドンを拠点に活動、本年度のJohn Moores賞も受賞し注目を集めるアーティスト、ピーター・マクドナルドの個展です。
明るい色彩感覚と丸みを帯びたキュートなかたちとでさまざまなシーンをキャッチーに描き、ときに社会風刺を効かせたメッセージ性も織り込まれます。同展では、新作ペインティングとともに、日本で製作した版画も合わせて展示、知性も潜むポップな世界がギャラリーを満たします。
長谷川冬香《髪かざり-winter》65.2×53.0cm 油彩、キャンバス 2008年
展覧会情報 YOKOI FINE ART
http://www.yokoifineart.jp/
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
12/13(土)~12/27(土) 日祝休
11:00~19:00 ex-chamber memo 1981年生まれ、VOCA展2006にも出品するなど注目を集めるペインター、長谷川冬香の1年振りの個展です。
女性の頭髪やプライベートなイメージを強烈に促すモチーフを、緻密な陰影とセンシティブな風合いを奏でる淡い色彩を織り交ぜながら描き、鋭さと儚さとが共存するような世界を繊細に紡ぎ出します。
三瀬夏之介《J》190×245cm 2008年
展覧会情報 imura art gallery
http://www.imuraart.com/
京都府京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
075-761-7372
12/13(土)-12/27(土) 日祝休
10:00-18:30
ex-chamber memo 1973年生まれのアーティスト、三瀬夏之介の個展です。
紙を支持体に墨や箔、緑青などの素材の風合いを駆使し、描き上げられる壮大な世界。大胆な構図とエネルギッシュな筆致とが醸し出す味わいは孤高の感触に満ち、富士山やUFO、鈍いきらめきを放つ星々などがひとつの画面に凝縮されることによって、奇妙な幻想に溢れる日本の姿が強烈なオリジナリティでエキゾチックに表現されます。
丸山友紀《海月》P10号 2008年 峰岡正裕《ストレッチ・トマトマン》36.5×26.0cm 2008年
展覧会情報 マキイマサルファインアーツ
http://www.makiimasaru.com
東京都台東区浅草橋1-7-7
03-3865-2211
12/13(土)-12/25(木)金休
11:00-19:00(最終日:-17:00) ex-chamber memo あるテーマに沿ってユニークなセレクションを繰り広げてきた年間企画「マキイセレクション 2×4の最終回となる同展では、「仮想楽園」をテーマに据え、ふたりの日本画家をフィーチャー。
1975年生まれの丸山友紀は、さまざまな生物を豊かな表情と仕草で描き、コミカルな風合いを醸し出すポップな花鳥画世界を展開。明るい色調と軽やかなテンポ感で描かれるモチーフのかわいらしさを引き出します。峰岡正裕は1980年生まれ。幾何学的なかたちをモザイクのように重ね、土着的な質感と色合いで躍動感溢れる世界を展開。遊び心にも満ち、コミカルな風合いの楽しさもほとばしります。
星野武彦《console》161.5×130cm oil on canvas 2008年 竹内翔《ライブがはねたら》116.7×90.9cm acrylic on canvas 2008年
展覧会情報 magical,ARTROOM
http://www.magical-artroom.com
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
03-3445-8988
12/12(金)-1/18(日)12/29~1/4休
12:00-20:00
Opening Reception:12/12(金)19:00- ex-chamber memo magical,ARTROOMのひとつの空間をふたつのエリアに分け、それぞれ個展形式でふたりのアーティストが紹介されます。
メインスペースでは、1976年生まれのペインター、星野武彦の個展です。
淡い色彩と丸みを帯びたやさしいかたちとで紡ぎ出される、とらえどころのない曖昧さを持ち合わせたような世界。おだやかな孤独感と脆弱さとが伝わる繊細な風合いには、現実世界とこころとを繋ぐやさしさも溢れます。
ユニークな個性をコンパクトにフィーチャーするDICE PROJECTには、2007年のTARO賞や本年のART AWARD TOKYOで作品が紹介され注目を集めるアーティスト、竹内翔が登場。独特のポップさで描かれるさまざまなシーンは、現代的な時代感覚がユニークな臨場感に満ち、ユーモラスさとセンチメンタルな感触が隣り合わせたような物語性が綴られます。
1年の終わりが迫るにつれて始まる展覧会も少なくなってきている、ような気がしますが、それでも紹介した他にも興味深い展覧会が始まるんです。ギャラリーでの展覧会ではmagical,ARTROOMの1階下のArt Jam Contemporaryでの刈谷昌江さんと井上恵子さんの二人展や八重洲の和田画廊での橋本遥さんの個展などが気になりますし、美術館ではアサヒビール大山崎山荘美術館での山口晃展に原美術館でのジム・ランビー展と、大小さまざまな展覧会が始まります。大変です。
ではでは、よろしくお願いします!
神田サオリ《密 蜜-mitsu mitsu-》40×40cm タイ手透き和紙、アクリル絵の具、水彩色鉛筆、金泥
展覧会情報 シブヤ西武B館8階 美術画廊
https://www2.seibu.co.jp/wsc-customer-app/page/020/dynamic/top/Top
東京都渋谷区宇田川町21-1
03-3462-0111(代表)
12/9(火)-12/21(日)
10:00-21:00 ex-chamber memo 昨年に続いて開催される、若手アーティストをフィーチャーした企画です。
大胆な色面・色彩構成でユーモラスなダイナミズムを生み出す木原千春や独創的なテクスチャーで百合や菖蒲、ダチョウを描く福井江太郎をはじめ、ウルトラ001でおおいに話題を集め、水墨画の概念を覆す細密表現を展開する山口英紀、天真爛漫な線で妖艶な世界を描く神田サオリ、お札をモチーフに緻密な描き込みでユーモラスな世界を繰り出す太湯雅晴、さらに若手アーティスト集団C-DEPOTからも多数参加し、総勢40名を超えるフレッシュなクリエイションが集います。
矢部奈桜子《STARE》40.9×31.8cm oil on canvas 2008年 (C)Naoko Yabe
展覧会情報 GALLERY ZERO
http://www.ne.jp/asahi/hp/galleryzero/
大阪府大阪市西区京町堀1-17-8 京ビル4F
06-6448-3167
12/8(月)-12/27(土)日祝休
12:00-19:00(土:-17:00) ex-chamber memo 1978年生まれのペインター、矢部奈桜子の個展が同ギャラリーで昨年に引き続き開催されます。
揺らめくようなフォルムとダークな色調とで繰り広げられる妖し気な世界。さまざまなモチーフが、それが何であるかを謎めかせるようにぎりぎりの筆致で曖昧に表現し、重鈍さのなかに透明感の広がりももたらされ、歪む視界が幻想的な感触の惹起をゆるやかに促します。
大村雄一郎 馬渡吟治郎
展覧会情報 ギャラリー坂巻
http://gallery-sakamaki.net/
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
03-3563-1733
12/8(月)-12/20(土)日祝休
12:00-19:00(最終日:-17:00) ex-chamber memo ふたつの鮮烈な個性がフィーチャーされる展覧会です。
1964年生まれのアーティスト、大村雄一郎は、女性の顔や姿がある人工物の中に取り込まれるようなシュールな情景を描いた作品などを発表。そこに人間の自然な姿が人工的な姿へと移り行くことへの危うさを問う深遠なメッセージ性を奏でます。
馬渡吟治郎は1974年生まれ、舌を出した人の頭部を描いた作品やオブジェなどを制作。グロテスクさが放つインパクトの奥に深い物語性や生命観をもたらします。
同展では大村のペインティングと映像、馬渡のレリーフ、トルソなどが出展され、互いの毒味を含む強烈な世界が独特なコントラストを空間にもたらします。
元田久治《Indication-Tokyo station》87.5×171.3cm リトグラフ 和紙、インク 2007年 Photo by ⓒNorihiro Ueno 杢谷圭章《untitled》30×60cm アクアチント、ドライポイント、ハーネミューレ 2008年 小野耕石《タイトルなし》スクリーンプリント 油性インク、塩ビ 2008年
展覧会情報 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
http://www.yamasa.com/musee
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
03-3665-0251
12/6(土)-2/22(日)月(月曜祝日の場合開館、翌火曜休)、12/15-1/6休
11:00-18:00(土日祝:10:00-、入館は午後4:30まで)
大人600円
大高生400円
中小生200円 ex-chamber memo ユニークな版表現を繰り広げる3名の若手アーティストをフィーチャーした展覧会です。
廃墟と化した都市風景や現代のアイコン的な建造物の朽ちた未来像をリトグラフで緻密に表現、VOCA展2008にも出品するなど注目を集める元田久治、妖し気に揺らめきながら広がる色彩の画面とモノクロームの線が朴訥と紡がれる画面とで構成され、その異なる質感が隣り合うことで生み出される関係性で独特な奥行き感を醸し出す銅版画家の杢谷圭章、何層にも及ぶスクリーンプリントにより、ヴィヴィッドな色彩の粒子が画面から立ち上がり、緻密な立体感を構築する小野耕石。各作家の新作を含む作品に加え、浜口陽三の銅版画もあわせて約50点が展示され、それぞれの個性が鮮やかなコントラストを空間にもたらします。
吉田朗《ホトケ X》H167.0×W55.0×D54.0cm ガラス繊維強化プラスチック、ウレタン塗装 2008年 courtesy of the artist and YUKARI ART CONTEMPORARY
展覧会情報 YUKARI ART CONTEMPORARY
www.yukari-art.com
東京都目黒区鷹番2-5-2-1F
03-3712-1383
12/6(土)-1/24(土)日月火・12/21-1/6休(水:事前予約制)
木金土11:00-19:00(最終日:-17:00)
Opening Reception:12/6(土)18:00-20:00 ex-chamber memo 1976年生まれのアーティスト、吉田朗の個展です。
FRPにエアブラシで鮮やか緻密な模様や彩色を施し、ポップな親しみやすさとともに、そこに鋭い視点からの皮肉なども大胆に織り込む立体作品を製作。時事ネタを取り上げたユーモラスな「連載彫刻」のシリーズや犬張り子の作品などで独自の世界を展開してきましたが、同展ではタイトルが既に放つ無節操な和洋折衷感を鮮烈に醸し出す仏像をモチーフとした作品を中心に、ユニークなアイロニーが充満する空間が創り出されます。
高橋涼子《女 (pattern 1)》300×300×π 人毛、アクリル板 2007
展覧会情報 studioJ
http://studio-j.ciao.jp/
大阪府大阪市西区新町3-14-8
06-6110-8508
12/6(土)-12/27(土)日月休
13:00-19:00 ex-chamber memo 1980年生まれのアーティスト、高橋涼子の個展です。
素材に人毛を使い、黒髪の艶やかさが独特の雰囲気を繊細かつ大胆に醸し出す作品群。リアルに美しく髪の毛で再現されるシャンデリアや首飾りなどは、モチーフ自体が持つ物語性が素材の質感によってさらに深みを増し、その独創的な臨場感がナイーブで曖昧な世界観を静かに綴ります。同展ではシャンデリアやレースなどの立体作品を中心に、平面作品やアクセサリーも出品され、髪の毛を用いたクリエイションのさまざまな可能性を示します。
ふるかはひでたか《路草》250×250×22mm キャンバスにアクリル絵具、木製パネル 2008年
展覧会情報 AIN SOPH DISPATCH
http://ainsophdispatch.org/
愛知県名古屋市西区那古野2-16-10 円頓寺本町商店街 JAMJAM奥入ル
052-541-3456
12/6(土)-12/20(土)木休
13:00-21:00 ex-chamber memo 1968年生まれのアーティスト、ふるかはひでたかの同ギャラリーでは約1年振りの個展です。
割れた陶器のかけらを繋ぎあわせた作品や、道具をシュールに組み合わせた作品などを発表、素材の質感からも滲み出る味わい深いユーモアを紡ぎ出してきましたが、同展では地図をモチーフに製作した絵画作品を中心に展開。「地図を絵画として成立させる」というユニークな挑戦が繰り広げられます。
カンノサカン《OG0200180R》60×85×6cm Urethane and acrylic paint on canvas mounted on panel 2008年
展覧会情報 ラディウム-レントゲンヴェルケ
http://www.roentgenwerke.com
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
12/5(金)-12/27(土)日月祝休 ex-chamber memo 1970年生まれ、レントゲンヴェルケが標榜する3つの哲学、「hyper technic (超絶技巧)」「smooth surface (平滑表面)」「cool beauty (冷徹美学)」をもっとも体現するアーティストのひとり、カンノサカンの個展です。
これまで赤やシルバー、白、そして昨年の個展における黒がベースに広がる作品が発表されていますが、今回は「ゴールド」。絢爛の象徴ともいえるもっともインパクトのある色彩の上に、あの緻密で有機的なかたちが連なり重なってめまぐるしく展開、イマジネーションの加速を促すシャープネスと鋭いテンション感を秘めた静謐が放たれます。
根本寛子《oh!mimi》1030×730mm oil on panel 2008年 courtesy of the artist and Tanikado Arts
展覧会情報 谷門美術
http://tanikado.com
東京都港区北青山3丁目3-7 第一青山ビル1F
03-3403-9740
12/5(金)-12/26(金)日月休
13:00-19:00
Opening Party:12/5(金)18:30- ex-chamber memo 1981年生まれのアーティスト、根本寛子の個展です。
鮮やかな色彩で描き出される、ある物語の一場面を思わせる情景。そこに自らの記憶や幼少の時期から抱くあこがれなどが導く想像も注ぎ入れ、ていねいな筆致でファンタジックな風合いを奏でながら、同時に強い意志をその世界のなかに潜ませ、観る者を誘うような、そして拒むような、独創的な展開を繰り広げます
渡辺おさむ《Monochrome》116×90cm 2008年
展覧会情報 art works SALA
http://www.artsala.jp
大阪府大阪市京町堀1-13-23 岡崎ビル202
06-6445-2650
12/2(火)-12/23(火)日木休
12:00-18:30 ex-chamber memo 1980年生まれ、タグボートでもお馴染みの渡辺おさむの個展です。
ケーキの生クリームやカットフルーツなどのフェイクを用いて展開し、ダイナミックなグラフィックワールドやカラフルな色彩感のキュートな世界を創出しますが、同展では初の試みとなる「黒」を基調とした作品とインスタレーションを発表。これまでのフレッシュなファンシーさに満ちた世界とはひと味違うダーク雰囲気が構築され、モチーフが奏でるイメージと色彩とのギャップがユニークなコントラストをもたらします。
清水智裕《竜巻クラブ》145.5×112.1cm 油彩、キャンバス
展覧会情報 WADA FINE ARTS
http://www.wadafinearts.com/
東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル
03-5848-7172
12/2(火)-12/20(土)日月祝休
11:00-19:00 ex-chamber memo 注目を集める若手アーティストをパッケージした展覧会です。
鉛筆で力強い濃淡を繰り出し、ダイナミックな情景やモノの重厚感を感じさせる勝正光、さまざまな要素を取り込みユニークに展開、リズミカルな風合いをもたらす平川恒太、ファンタジックな色彩でメロウな情景を描き表す山城えりか、リアルな造形でユーモラスに子どもの無垢な姿を表現する大江慶之、どこか寂しげな人物の表情にほんのりとアバンギャルドさを漂わせる清水智裕、太い稜線でポップな世界を繰り広げる高津戸優子の6名がフィーチャーされ、フレッシュなクリエイションがコンパクトな空間に溢れます。
和泉賢太郎《flower:color-BARA-》145.5×112.1cm アクリル絵具、ボールペン、雲肌和紙 2008年
展覧会情報 art space kimura ASK?
http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/ask/
東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル2F
03-5524-0771
12/1(月)-12/13(土)日祝休
11:30-19:00(最終日:-17:00) ex-chamber memo 1980年生まれ、大学では日本画を学んだアーティスト、和泉賢太郎のおよそ1年振りとなる個展です。
緻密な線描とそこに施される鮮やかな色彩。花などの身近なモチーフを取り上げ、独特で大胆な諧調の解釈を織り込むことで無数の複雑なコントラストを形成し、それによって生み出されるダイナミックな立体感とミニマムなリズムが、おおらかな世界観を構築します。
今週始まる展覧会は上記にご紹介したもの以外にも興味深いものがてんこもりなのです。成山画廊での亀井徹さんの個展、神宮前ギャラリーニモードでの平川恒太さんや唐木優さん参加のグループショー、お茶の水美篶堂での辻恵子さんの切り絵の個展、国分寺switch pointでの溝口達也さんの個展、六本木Gallery MoMoと吉祥寺Gallery惺で同時開催の室井公美子さんの個展などなど、そして神宮前のBEAMSで開催される、今年秋に横浜ZAIMで開催された「THE ECHO」にも参加したアーティストが名を連ねる興味深い企画「BEAMING ARTS #001」も始まります。

さて。

今週始まる展覧会は上記にご紹介したもの以外にも興味深いものがてんこもりなのです。成山画廊での亀井徹さんの個展、神宮前ギャラリーニモードでの平川恒太さんや唐木優さん参加のグループショー、お茶の水美篶堂での辻恵子さんの切り絵の個展、国分寺switch pointでの溝口達也さんの個展、六本木Gallery MoMoと吉祥寺Gallery惺で同時開催の室井公美子さんの個展などなど、そして神宮前のBEAMSで開催される、今年秋に横浜ZAIMで開催された「THE ECHO」にも参加したアーティストが名を連ねる興味深い企画「BEAMING ARTS #001」も始まります。

ではでは、よろしくお願いします!