トップページ > 触れるTOP > ex-chamber memo | 幕内政治がお届けする今最も旬な現代アートイベント情報  > 2009年4月アーカイブ

2009年4月アーカイブ

 皆様、おはようございます。
 先週の土曜日は一日雨で回れたギャラリーの数も少なめ、加えて日曜日は作業諸々で僕にしては珍しく外出すらすらかなわず。。。
 普段自転車で動き回っていると、雨の日の移動の際にどの駅が近いのかとか、そもそも地下鉄の入り口が分からなかったりとけっこう大変で。。。

 えー、今週は8つの展覧会の紹介でございます。

小島千雪 リズミカルム

益山未央展 Hide and Seek

小林早知展 error

中岡真珠美/View Point

岩澤慶典 ─洋画展─

植田圭「3つの上下」

いしかわかずはる 個展「welcome home」

虹になる 藤田道子展

 ではでは、よろしくお願いいたします、よいゴールデンウィークになりますように!

藤田道子《君の姿》H56cm×W38cm screenprint on paper 2009年 ed.4 (C)Michiko Fujita
展覧会情報

虹になる 藤田道子展
Gallery惺SATORU
http://homepage3.nifty.com/g-satoru/
東京都武蔵野市御殿山1-2-6B1F
0422-41-0435
5/3(日)〜5/31(日)火水休(5/4、5/5開廊)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
opening reception:5/3(日)17:00〜

ex-chamber memo

 1980年生まれのアーティスト、藤田道子さんの個展です。
 やさしい色彩が紡ぎ出す繊細な世界観。軽やかなパステル調で綴られるさまざまなモチーフがシルクスクリーンなどで表現されキュートな雰囲気が広がり、直感的に生み出される景色や気配の不思議さが、かさなる淡い彩光や緩やかなやさしい時間のイメージをもたらします。

いしかわかずはる《welcome home》 2009年 courtesy of YUKARI ART CONTEMPORARY
展覧会情報

いしかわかずはる 個展「welcome home」
YUKARI ART CONTEMPORARY
www.yukari-art.com
東京都目黒区鷹番2-5-2-1F
03-3712-1383
5/2(土)~6/6(土)日月火休(水:事前予約制)
※5/10〜5/18臨時休業
11:00~19:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1977年生まれ、さまざまな場面をシンプルな線で表現するアーティスト、いしかわかずはるの個展です。
 画面に乗る様々な種類の糸によるドローイングで、そのシーンの空気感を絶妙な「間」とバランスで再現。用いる線の色に合わせて背景に広がる色のトーンにも微調整がなされ、その雰囲気や登場する人物の表情も豊かに表現し、広い余白のなかでゆるやかに弧を描く線とのコントラストによってやわらかな緊張感も紡ぎ出します。

展覧会情報

植田圭「3つの上下」
galeria de muerte
http://www.galeriademuerte.com/
東京都台東区東上野 3-32-1-3F
03-3835-8278
5/1(金)~5/31(日)水木休
13:00~19:00

ex-chamber memo

 1975年生まれのアーティスト、植田圭の個展です。
 絶妙な加減によって紙に定着される鉛筆の繊細な線と、その集積が生み出す幽玄な世界観が印象的な作品を制作してきましたが、同展ではこれまでの作風から一転、作家の脳内のみに存在する文章をもたない物語「3つの上下」を基に、原色も用いてのインスタレーションを展開。言葉を持たない「語り」が独特のスタンスで綴られます。

岩澤慶典
展覧会情報

岩澤慶典 ─洋画展─
乙画廊
http://web.mac.com/oto_gallery/
大阪府大阪市北区西天満2-8-1 大江ビルヂング101
06-6311-3322
5/1(金)~5/9(土)日休
11:00~18:00(土:~17:00)
作家在廊予定日:5/5〜5/7

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、岩澤慶典の個展です。
 あたたかみとユーモアに溢れるさまざまな場面。ひとつの画面にさまざまなモチーフを織り込んでユニークな物語をダイナミックに展開、ときに静かな気配も感じさせながら、ていねいな陰影の表現など再現性の高い緻密な描写によって、メルヘンさとシュールさとが共存する独特の世界観を描きます

展覧会情報

中岡真珠美/View Point
ART FRONT GRAPHICS
http://www.artfrontgraphics.com/
東京都渋谷区猿楽町 29-18 ヒルサイドテラス A棟
03-3476-4869
4/28(火)~5/31(日)月休
11:00~19:00
レセプションパーティー:4/28(火)19:00〜21:00

ex-chamber memo

 1978年生まれ、VOCA展2007での佳作賞受賞などでも注目を集めるアーティスト、中岡真珠美の個展です。
 さまざまな質感の色彩が導くおおらかな情景のイメージ。キャンバスに樹脂などを用いることでキャンバス地と樹脂とのコントラストが生まれ、それによってもたらさられる独特の立体的なマチエルと、画面の大半を覆うピュアさを奏でる艶やかな白色、そしてくっきりとシャープなエッジや滲むように淡いグラデーションを持つ鮮やかな色とにより、爽快感も漂う洗練された世界が描き出されます。
 同展ではよく知られる風景をモチーフに描かれた新作10点が発表されます。

小林早知
展覧会情報

小林早知展 error
フタバ画廊
http://www.futabagallery.com
東京都中央区銀座1-5-6福神ビルB1
03-3561-2205
4/27(月)~5/3(日)
11:00~19:00(最終日:~16:00)

ex-chamber memo

 アーティスト、小林早知の個展です。
 「人間」に焦点を絞り、多角的に表現。大学では版画を学び、現在も作品に銅版画による平面の表現を行いながら、そこに紙や布などの素材やさまざまな媒体を取り込んだインスタレーションなども展開し、独特の感性とスタンスで人間の生命観に迫ります。

益山未央
展覧会情報

益山未央展 Hide and Seek
GALLERY b.TOKYO
http://www.dragonz.com/gallery_b
東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB1
03-5524-1071
4/27(月)〜5/2(土)
11:00〜19:00(金:〜21:00、最終日:17:00)

ex-chamber memo

 1984年生まれのアーティスト、益山未央の個展です。
 おもに人物をモチーフに、さまざまな情景を表現。滲むような色面で揺らめく空気感を感じさせ、また鮮やかな色彩の組み合わせなどにより、シュールな世界観も緩やかに放たれます。

展覧会情報

小島千雪 リズミカルム
ギャラリー山口
http://www.galleryyamaguchi.net
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F
03-3564-6167
4/27(月)~ 5/2(土)
11:30~19:00(金:〜21:00、最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1971年生まれのヴィデオアーティストで、東京都写真美術館などで開催された「液晶絵画 Still/Motion」への参加などでも話題を集める小島千雪の個展です。
 rhythmical(律動的な)とcalm(静けさ)とを組み合わせた造語「リズミカルム(RHYTHMICALM)」をコンセプトに据え、曖昧で幻想的な美しさを繊細に奏でる映像世界を展開。漂い続ける残像の感触と、シーンが変わるごとに引き継がれる独特な気配が、悠然とたゆたう時間のイメージの惹起を促します。

 皆様、おはようございます。
 この土日は西のほうへ行ってきました。まず京都、続いて大阪、一泊してふたたび京都、そして名古屋といった具合にたっぷりと観て回ってのですが、今回は念願の折り畳み自転車を購入し、それを持参、すべての街を自転車で回ることができました。

 駅まで自転車で行って、それを畳んでバッグにしまい、担いで改札をくぐる。
 折り畳み自転車購入時はそんな颯爽なイメージを思い描いていたわけですが、実際に持ち運んでみると...

 ・・・・・けっこうしんどい。。。orz

 二日間で何度も畳んでは組み立ててを繰り返しているとそれなりに慣れてはくるのですが、毎度毎度組み立ててさて乗ろうと跨がるとサドルを上げ忘れていてリアル空気椅子みたいになるわ、運んでるときは肩にかけてなどもってのほか、俵を担ぐスタイルが結局いちばん楽なのでのしのし構内を移動するような感じだわでなんだかもう。

 もっとも、ギャラリー間の移動時間の短縮は紛れもなく達成されただけでなく、交通費もおおよそ2000円は浮かせることができているので、まあよし、と。

 というわけで、今週は以下の7つの展覧会を紹介いたします。


橋野恵展

藤田勇哉展「果物や花」

宮永愛子展「はるかの眠る舟」

太田麻里展

高松和樹展「距離感主義」

梅田哲也「迷信の科学」

no name 京都展

 ではでは、よろしくお願いします!

展覧会情報

no name
参加アーティスト:厚地朋子 伊東宣明 小田原のどか 加藤翼 菊川亜騎 友清ちさと 野沢裕 藤本涼 八嶋有司 芳木麻里絵
元立誠小学校
http://www.rissei-project.com/
京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2
075-212-6391
4/26(日)〜5/5(火)
12:00〜19:00
Reception Party:4/26(日)17:00〜
展覧会サイト:http://www.exhibition-noname.info/
伊東宣明HP:http://homepage.mac.com/nob_ito/
藤本涼HP:http://members3.jcom.home.ne.jp/moryo/
八嶋有司HP:http://web.me.com/y840/yushiYASHIMA/

ex-chamber memo

 東西の若手アーティスト10名によるグループショー。3月の横浜での開催に続き、京都でふたたび行われます。
 ふくよかに色を重ねるようにしてユニークな視点で切り取られた情景を描き、昨年のTARO NASU移転記念展への参加などでも話題を集める厚地朋子(あつちともこ)、シルクスクリーンを何層も刷ることで立体的なテクスチャーを繊細に紡ぐ芳木麻里絵(よしきまりえ)、不思議な空間性を滲ませる写真を制作する藤本涼といった平面の作家をはじめ、素材の質感を大胆かつユーモラスに活かし、ダイナミックな空間をつくり出す小田原のどか、さまざまな手法を通じて壮大な気配を生む菊川亜騎、時折自らのパフォーマンスも取り入れながら危うげなシーンを放つ友清ちさと、さらに映像を用いて展開するアーティストも多く参加し、幅広いメディアのクリエイションが揃い、現代的な表現でそれぞれが深く伸びやかにその個性を発揮します。

梅田哲也 installetion view at ART@AGNES 2009
展覧会情報

梅田哲也 「迷信の科学」
OTA FINE ARTS
http://www.otafinearts.com/
東京都中央区勝どき2-8-19-4B
03-6273-8611
4/25(土)〜5/22(金)日月祝休
11:00〜19:00
パフォーマンス:4/25(土)19:00〜
アーティストサイト:http://www.siranami.com/

ex-chamber memo

 美術家としてだけでなく音楽家としても活動、幅広いクリエイションを展開する梅田哲也。多くの来場者の驚嘆させた本年のART@AGNESでのインスタレーション、大阪AD&A Galleryでの個展に続き、いよいよオオタファインアーツに登場します。
 扇風機やトランジスタラジオなどといった身近な製品を駆使して創り出されるユニークな空間。それぞれの「素材」はストイックなまでにありのままの姿が晒され、訥々とスパークする火花、配線の秩序と配置の無秩序の交錯、空間のそこかしこで起こり、積み上げられるシンプルな現象など、そこにもたらさられるさまざまな要素が普段は眠る無意識の感性を刺激します。

高松和樹
展覧会情報

高松和樹展「距離感主義」
ギャラリー戸村
東京都中央区京橋2-8-10 丸茶ビルB1
03-3564-006
http://www.kgs-tokyo.jp/tomura.htm
4/24(金)~5/23(土)日祝休
11:00~19:00(土:~17:00)

ex-chamber memo

 1978年生まれのアーティスト、高松和樹の個展です。
 ユニークな階調の解釈で生み出されるフューチャリスティックな場面。対象物をモノトーンの緻密なグラデーションで再現し、地図の等高線を連想させるグラフィカルな構成とロマンチシズムも挟み込まれる独創的なシチュエーションで、シャープな情景を繰り広げます。同展では大作をメインにさまざまなサイズの作品を出展、不思議な距離感を持つ世界が提示されます。

太田麻里《untitle》20×29cm 紙にマーカー、鉛筆、色鉛筆 2009年 Courtesy the artist and Mizuma Art Gallery
展覧会情報

太田麻里展
ミヅマアクション
http://www.mizuma-art.co.jp/
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル5F
03-3793-7931
4/22(水)~5/23(土)日月休(4/29、5/3〜5/6は開廊)
11:00~19:00
opening reception:4/22(水)18:00〜20:00
パフォーマンス:5/5(火)17:30〜
アーティストサイト:http://www.mari-ota.net/

ex-chamber memo

 1982年生まれのアーティスト、太田麻里の個展です。
 繊細さを踏み抜く無垢と狂気。太い稜線が用いられるドローイング的な作品では、おおらかな風合いとは裏腹に危うげな緊張感が包み隠された際どさが画面から放たれ、そして空間全体にその雰囲気が広がります。次の瞬間に何が引き起こされるか予測不可能なパフォーマンスも繰り出し、複雑に一色のベクトルが交錯し、過剰な大胆さを纏うユニークなクリエイションが展開されます。

宮永愛子《凪の届く朝(部分)》ナフタリン、ミクストメディア 2008年 写真:宮永愛子 Courtesy the artist and Mizuma Art Gallery
展覧会情報

宮永愛子展「はるかの眠る舟」
ミヅマアートギャラリー
http://www.mizuma-art.co.jp/
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931
4/22(水)~5/23(土)日月休(4/29、5/3〜5/6は開廊)
11:00~19:00
opening reception:4/22(水)18:00〜20:00
アーティストサイト:http://www.aiko-m.com/

ex-chamber memo

 1974年生まれ、昨年末から今年にかけてTWS本郷で開催されたグループショーを皮切りに、資生堂ギャラリーでの第3回shiseido art egg賞受賞、国立新美術館での「アーティスト・ファイル 2009 ―現代の作家たち」への参加など、2009年上半期でもっとも目覚ましい活躍を遂げるアーティストのひとり、宮永愛子がミヅマアートギャラリーに登場します。
 ナフタレンによって作られ、時間が経つにつれてそのかたちを失せていくオブジェや、特別に調合された釉薬に延々とヒビが入り続ける陶器など、普段我々が感じる忙しなく過ぎ行く日常とは裏腹に、淡々とゆるやかに紡がれる時間が永遠性とともに提示。変化を現象に委ねることで、深遠な気配が空間を満たします。

藤田勇哉
展覧会情報

藤田勇哉展「果物や花」
GALLERY SHOREWOOD
http://www.shorewood.co.jp/
東京都港区南青山3-9-5
03-5474-5225
4/20(月)~5/21(木)日祝休
11:00〜18:00
アーティストサイト:http://www6.ocn.ne.jp/~bigpig/

ex-chamber memo

 1974年生まれの画家、藤田勇哉の個展です。
 瑞々しく描かれるさまざまなモチーフ。展覧会タイトルにもあるように主に果実や花を主題として取り上げ、精緻な描写によりそれぞれが持つフレッシュな風合いや潤い豊かな表情をていねいに再現、空間を活かした大胆な構図により、透明感も溢れる爽やかな静謐が奏でられます。

橋野恵
展覧会情報

橋野恵展
Gallery K
http://homepage3.nifty.com/galleryk
東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F
03-3563-4578
4/20(月)~4/25(土)
11:00~19:00(最終日:〜17:00)

ex-chamber memo

 鉛筆画で独特な気配を生み出すアーティスト、橋野恵の個展です。
 画面全体を覆い尽くす鉛筆の黒、そのなかにほんのりと灯る明かりのように姿を現す動物たち。微妙な筆致の差異や際どい濃淡により、いくつかは隠されるようにも描かれ、さまざまな奥行き感をもたらしながら、ゆるやかな世界が淡々と紡がれます。

 皆様、おはようございます。
 思い返せば先週は体調がすぐれず、胃の調子が明らかにおかしくなっていたのですが、これでストレスが理由なんです、というとそういうわけでもなく、ただ単純に食べ過ぎ、という...。
 他にも数々の粗相を展開、挙げ句の果てに我らがFC東京は大物高卒ストライカーにぶち抜かれて敗戦(それでも試合は見応え合ってよかったんですけど)、それでもなんとか乗り切ってます。

 


 ・・・・・

 


 ホントに乗り切れてるのか?!Σ( ̄口 ̄;)

 


 というわけで今週のex-chamber memo、以下の8つの展覧会をご紹介いたします。

 


湯浅加奈子 「NEW DREAM LAND」


冬耳展 -a little distance-


鈴木宏樹展「あることないこと」


堀藍「We 見る」


赤羽史亮 輝く暗闇 Shining in the dark


丸山恭世展「moment」


吉田博 個展『WORLDS』


Take me out to the Wonder Forest もうひとつの森へ


 軽井沢、行きたいなぁ...。
 ではでは、よろしくお願いします!

三沢厚彦《Animal 2005-01》樟、油彩 2005年  Mai Hofstad Gunnes《Imagining How Plants Grow》installation constisting of two 16mm film transferred to dvd (each film is 3 min), double projection and set of two drawings 110×75cm 2002年 佐々木愛《Invisible scape》@Toi O Poneke Art Centre/Wellington,New Zealandド 2008年(参考画像)
展覧会情報

Take me out to the Wonder Forest もうひとつの森へ 三沢厚彦、マイ・ホフスタッド・グネス、津田直、佐々木愛+graf media gm
メルシャン軽井沢美術館
http://www.mercian.co.jp/musee/
長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1799-1
0267-32-0288
4/18(土)〜7/10(金)火休(5/5、7/7開館)
9:30〜17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
一般1000円
大学生800円
高校生600円
・小中学生の入館料は無料
・団体20名様以上は100円引
・65歳以上の方は一般料金の半額
・障害者手帳をお持ちの方ご本人と、付き添いの方1名様は半額
展覧会サイト:http://www.graf-d3.com/event/wonder_forest/index.html
マイ・ホフスタッド・グネスHP:www.maihofstadgunnes.com
津田直HP:www.tsudanao.com

ex-chamber memo

 初夏にかけての軽井沢で、graf media gmの企画による興味深い現代美術の展覧会が開催されます。
 テーマは「もうひとつの森」。現実に存在しながらも幻想を膨らませ、さまざまなイメージを喚起する「森」という場所をとりあげ、各アーティストが新たな物語を創出します。
 大胆な仕上がりとユーモラスな風合いでさまざまな動物を彫り上げる木彫作品でお馴染みの三沢厚彦。資生堂ギャラリーなどでの展覧会も好評のうち終了、独自の境地でさまざまな景色を写真に収め。そこに漂う空気感や自然の気配を伝える写真家、津田直。ノルウェー生まれのアーティストで幅広いメディアの作品を通じてさまざまなメッセージを伝えるMai Hofstad Gunnes(マイ・ホフスタッド・グネス)。VOCA展2007にて砂糖を用いた作品を発表、また昨年末から今年始めまでのgraf media gmでドローイングを中心とした個展を開催し、実際に触れた景色を自身のフィルターを通して再現する佐々木愛。この4名がそれぞれの分野で「新たな森」を展開、関連イベントなども通じて鑑賞者に豊かな想像の世界を提供します。

吉田博《交差点》56×40cm MDFボードにアクリル、油彩 2009年
展覧会情報

吉田博 個展『WORLDS』
waitingroom
http://www.waitingroom.jp/
東京都世田谷区三軒茶屋1-5-9 メゾン湘樺101号室
03-3424-7779
4/18(土)〜5/30(土)金土のみ
13:00〜19:00
オープニングサロン:4/18(土)18:00〜21:00

ex-chamber memo

 アットホームな自宅ギャラリースペース、waitingroomの第2回目の企画として、1988年生まれ、現在若干20歳のアーティスト、吉田博が紹介されます。
 独特の写実感覚で、さまざまな情景が描き上げられます。記憶をもとに作り上げられる想像を「現実のひとつの可能性」として捉え、用いられる色彩の凛とした風合いや、ほのかに淋しさを漂わせる空間性で豊かな気配の感触が表現されます。

丸山恭世
展覧会情報

GALLERY MoMo Roppongi
http://www.gallery-momo.com/
東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
03-3405-4339
4/18(土)〜5/8(金)日月祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:4/18(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1985年生まれ、現在は東京造形大学大学院に籍を置くアーティスト、丸山恭世の個展です。
 主に人物をモチーフにしたペインティング作品を制作。赤ちゃんの頭部を描いた作品ではなめらかなグラデーションを伴う色彩で肌の無垢さやかわいらしい表情がユーモラスに表現され、少女を描いた作品はその佇まいが静かな時間の流れを思い起こさせます。

赤羽史亮《くまたけしめじ》130.3×97cm oil on canvas 2009年
展覧会情報

赤羽史亮 輝く暗闇 Shining in the dark
magical, ARTROOM
http://www.magical-artroom.com/
東京都渋谷区恵比寿1-18-4-3F
03-3445-8988
4/17(金)~5/14(木)
12:00~20:00
オープニングレセプション:4/17(金)19:00〜

ex-chamber memo

 1984年生まれのペインター、赤羽史亮の個展です。
 画面にもたらされる分厚い黒の世界。たっぷりと画面に絵の具を乗せ、徹底して暗い色彩と力強く残される行為の痕跡とによって生み出される醸し出す深く重い質感はそのままに、これまでの大きく力強い構成から発展し、これまでになく多くの要素が描き込まれ、展覧会タイトルにもある「暗闇」のなかにアグレッシブでユーモラスな風合いも潜む混沌を創出、「絵を描く」ということに対するプリミティブな姿勢を保ちながらさらに複雑に広がる世界観を提示します。

堀藍
展覧会情報

堀藍「We 見る」
Gallery Jin Esprit+
http://galleryjin.com/
東京都台東区谷中2-5-22 山岡ビル1F
03-5814-8118
4/17(金)~5/2(土)月火休
12:00~19:00(最終日:〜17:00)

ex-chamber memo

 1982年生まれの銅版画家/アーティスト、堀藍の個展です。
 小さく描かれる人々が繰り広げるさまざまな場面。モチーフのサイズに対して広く大きな余白がユニークな縮尺感を生み、それによってコミカルな風合いが醸し出される独特の世界観を紡ぎます。同展では「見る人たち」をテーマに、さまざまな非人々の仕草を再現した銅版画作品とあわせ、ドローイングや立体作品も発表されます。

鈴木宏樹
展覧会情報

鈴木宏樹展「あることないこと」
neutron kyoto
http://www.neutron-kyoto.com/
京都府京都市中京区三条通烏丸西入る御倉町79 文椿ビルヂング2階
075-211-4588
4/14(火)~4/26(日)月休(祝日は除く)
11:00~23:00(最終日:〜21:00)

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、鈴木宏樹の個展です。
 生々しく、そして力強く提示される行為の痕跡。さまざまな素材を用いた立体作品やそれを組み込んだインスタレーションを発表し現在に至りますが、今回は平面作品を発表。ただストイックに黒く塗りつぶされた紙やあるかたちを再現したものなど、身体性を全面に押し出しながら、2次元の支持体のなかに3次元的、あるいは多次元的なイメージをもたらします。

冬耳
展覧会情報

冬耳展 -a little distance-
Gallery Den
http://gallery-den.net/
大阪府大阪市西区京町堀1-13-2 藤原ビル5F
06-6447-7886
4/13(月)~4/25(土)日休
12:00~19:00(土:〜17:00)
アーティストブログ:http://yaplog.jp/fuyuji/

ex-chamber memo

 1976年生まれのアーティスト、冬耳(ふゆじ)の個展です。
 画面からシャープに立ち上がり、力強く迫る色彩のうねり。さまざまな色彩を画面に投入し、さらに有機的なモチーフを大胆に挿入、あるいは巧みに隠すように混在させながらグラフィカルに展開、アグレッシブでヴィヴィッドな世界を創出します。

湯浅加奈子《DREAM WORLD》727×910mm pencil on papar 2009年
展覧会情報

湯浅加奈子 「NEW DREAM LAND」
gallery坂巻
http://gallery-sakamaki.net
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
03-3563-1733
4/13(月)~4/25(土)日祝休
12:00~19:00(土:~17:00)
レセプション:4/13(月)17:30〜
アーティストサイト:http://gallery.main.jp/yuasa.html

ex-chamber memo

 1987年生まれのアーティスト、湯浅加奈子の個展です。
 たくさんのキャラクターが散らばるカラフルな油彩画も制作しますが、同展ではファンタジックな世界観を伴う鉛筆画を発表。かわいらしいモチーフがふんだんに描き込まれ、奥行き感もある遊び心に満ちた場面を、力強く塗り込まれる黒い部分、薄塗り、余白などを駆使した精緻な諧調の表現で描き上げます。

 おはようございます。昨年秋からその週に開催される展覧会を紹介してきたex-chamber memo、今週からこちらのブログで更新していきます。これまでと同じくご贔屓にしていただければ幸いでございます。
 アートフェア明けの今週のex-chamber memo、以下の13の展覧会をご紹介いたします。

 


art-life+ vol.11 梶岡俊幸展『The Birth Canal-未来へのうねり』


前田さつき スペクタクル


Nam Hyojun ミドルテンション


多和田有希「Missing Folklore」


"サンクチュアリーへ" 樋口明宏、吉賀あさみ


深堀隆介展「すべての木に金魚は、いる。」


深海武範展「みるみるあげてみる」


龍門藍 個展


森太三展「世界の果て」


ジェラティン:gelitin


伊藤存「四月パカ」


田口和奈 そのものがそれそのものとして


project N 37 阿部岳史


 


 何と申しますか、上を下への大騒ぎな一週間を過ぎて一段落、ちょっと落ち着いた日々が訪れるかと思いきや、

 


 ぜんぜん落ち着いてねぇ!Σ( ̄口 ̄;)

 


と叫びたくなるような感じでして、むしろ前の週の勢いをそのままに注目の展覧会がずらりと控えていて大変です、嬉しい悲鳴、驚喜の断末魔が脳裏に響き渡ります。

 


 ・・・もとい。
 ブログになったとたん、ずいぶんフランクなリード文を書いていたりしますが、こんな調子で引き続き興味深い展覧会を紹介していきたいと思っています、どうかどうか、よろしくお願いいたします!

阿部岳史《day dream #26》42.0×59.4×2.4cm クリル絵具、ウッドキューブ、ウッドパネル 2009年 courtesy of the artist
展覧会情報

project N 37 阿部岳史
東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール
http://www.operacity.jp/ag
東京都新宿区西新宿3-20-2
03-5353-0756
4/11(土)~6/28(日)月休(5/4は開館)
11:00~19:00(4/17を除く金・土は11:00 〜 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
一般1000円(企画展入場料に含まれます)
高大生800円
小中生600円
※「6+ アントワープ・ファッション」、「収蔵品展029 女たち」と同時開催
アーティストサイト:http://web.mac.com/abetakeshi/

ex-chamber memo

 project Nに今回登場するのは、1977年生まれのアーティスト、阿部岳史です。
 アクリルキューブや着色された木片のキューブの配列によって創り出されるさまざまな場面やポートレイト。キューブごとにひとつの色彩を振り当て、階調を変化させることによってぼやけた感触を演出しつつ、キューブ自体の素材の臨場感が硬質なシャープネスを放ち、平面とも立体ともつかない複数の世界観が混在するユニークなクリエイションを展開します。

田口和奈《失ったものを修復する #1 》147.6×120cm Gelatine Silver Print 2009年 copyright: Kazuna TAGUCHI courtesy ShugoArts
展覧会情報

田口和奈 そのものがそれそのものとして
シュウゴアーツ
http://www.shugoarts.com/
東京都江東区清澄1-3-2-5F
03-5621-6434
4/11(土)~5/23(土)日月祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:4/11(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1979年生まれ、2007年のVOCA展佳作賞受賞や数多くのの現代美術の展覧会への参加などで注目を集め、目覚ましい活躍を続けるアーティスト、田口和奈の個展です。
 最終的に作品として発表される媒体は写真ですが、その被写体が自らが描いたペインティングというユニークな行程が独特の深み、奥行きを醸し出します。複数の人の顔のパーツを再構築した女性像や星空などにより、現実世界との奇妙な距離感も創出されます。

伊藤存《おふたりさん》120×95cm 布に刺繍 2008年 Courtesy of Taka Ishii Gallery
展覧会情報

伊藤存「四月パカ」
TAKA ISHII GALLERY
http://www.takaishiigallery.com
東京都江東区清澄1-3-2-5F
03-5646-6050
4/11(土)〜 5/16(土)日月祝休(5/3〜 5/6はゴールデンウィークのため休廊)
12:00〜19:00
オープニング・レセプション:4/11(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1971年生まれ、国内外の大規模な企画展へも多数参加し、その都度ユニークなスタンスで独自の展開を繰り広げるアーティスト、伊藤存の個展です。
 映像やインスタレーションなど、さまざまな表現法を通じて緩さと緊張感とが混在する奇妙なファンタジーを創り出します。同展は伊藤の代名詞とも言える布に刺繍を施した作品を中心とした新作で構成、行為の痕跡としての生々しさを放ちつつ、どこか牧歌的な雰囲気を醸し出す刺繍のストロークで不思議な奥行き感を紡ぎ出し、とらえどころのない世界へと誘います。

ジェラティン《untitled》56.8×42.0×5.0cm Painting 2009年
展覧会情報

ジェラティン:gelitin
TOMIO KOYAMA GALLERY
http://www.tomiokoyamagallery.com/
東京都江東区清澄1-3-2-7F
03-3642-4090
4/11(土)~5/16(土)日月祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:4/11(土)18:00〜20:00
アーティストサイト:http://www.gelitin.net/

ex-chamber memo

 オーストリアで活動する、1968年から1971年生まれの4名のアーティストからなるユニット、gelitin(ジェラティン)が日本で初めて紹介されます。
 これまで世界各国で数多くの展覧会を開催し、巨大なオブジェなどを組み込んだ大胆で壮大なインスタレーション空間による参加型プロジェクトを展開。ユーモアと社会性とが背中合わせで存在しているかのようなさまざまなメッセージが詰め込まれた独創的な世界を創出します。同展では、ペインティングやちいさな彫刻作品、東洋文化に独自の解釈を織り交ぜたインスタレーションが展示されます。

森太三
展覧会情報

森太三展「世界の果て」
PANTALOON
http://www.pantaloon.org/
大阪市北区中津3-17-14
06-6377-0648
4/11(土)〜5/3(日)月火休
水〜金:17:00〜21:00、土日:12:00〜19:00

ex-chamber memo

 1974年生まれのアーティスト、森太三(もりたいぞう)の個展です。
 ちいさな行為の集積で生み出される壮大な景色。軽量粘土やパルプ片、細かく刻まれた古本屋写真などの印刷物を使用し、展示空間の印象を一変させるようなダイナミックなインスタレーションを展開しながら、鑑賞者の記憶に作用する不思議な時間と情景を導き出します。これまでさまざまな変化を生み出してきた異能のクリエイションが特徴的な動線を持つアクロバティックな空間であるPANTALOONと対峙、壮大な光景の創出に挑みます。

龍門藍《のし髪》200×200cm 寒冷紗、ジェッソ、白亜、油彩、カラースプレー 2009年
展覧会情報

イムラアートギャラリー
http://www.imuraart.com/
京都府京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
075-761-7372
4/11(土)〜5/2(土)日祝休
10:00〜18:30

ex-chamber memo

 1984年生まれ、昨年度京都市立芸術大学を修了、在学中から軽やかで妖しいフェミニズムを滲ませたペインティングを描き話題を集めるアーティスト、龍門藍の個展です。
 画面を這い、ダイナミックにうねる頭髪。溢れるような女性の髪をモチーフに、溢れるような動線を導き出しながらおおらかで時にサディスティックな世界観を生み出します。同展では新たに取り組まれる「冠婚葬祭シリーズ」のひとつ、「のし髪」シリーズで構成、これまでのアバンギャルドな風合いにユーモアを取り混ぜ、独創性を加速させます。

深海武範
展覧会情報

深海武範展「みるみるあげてみる」
GALLERY MoMo Ryogoku
http://www.gallery-momo.com/
東京都墨田区亀沢1-7-6-1F
03-3621-6813
4/11(土)〜5/2(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:4/11(土)18:00~20:00

ex-chamber memo

 1975年生まれの画家、深海武範が、GALLERY MoMo Ryogokuのユニークなスペースに登場します。
 ユーモアをふんだんに織り込み、家族や日常の場面を切り取りながらさまざまなシーンを創出。独特の収まりの良い構図で、時折挿入されるブラックな要素などさまざまなモチーフを取り混ぜ、それでも底抜けの明るさを秘める痛快な世界観をポジティブに展開します。

深堀隆介《Golden Fishbone》400×200cm mixed media 2009年
展覧会情報

深堀隆介展「すべての木に金魚は、いる。」
GALLERY IDF
http://homepage2.nifty.com/idf/
愛知県名古屋市名東区社が丘1-201 IDFビル
052-702-1206
4/11(土)~4/26(日)水休
11:00~18:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1973年生まれのアーティスト、深堀隆介の個展です。
 深堀はさまざまなメディアを通じ、徹底して金魚の本質に迫ります。人の手によって「改良」が重ねられ、鰭を揺らめかせて泳ぐ可憐な姿とは裏腹に力強くその血を繋いでいく生命の図太さへの哀れみと愛情とを、それらを美しく、ストイックなまでにリアルに描くことで表現。同展では透明の樹脂を用いてあたかもそこに金魚が泳いでいるかのような臨場感を瑞々しく奏でるお馴染みの展開をはじめ、その骨格を再現した作品も発表されます。

樋口明宏《剥製 −子鹿》2009年 cortesy of MA2Gallery 吉賀あさみ《萢》2008 写真:山本糾(YAMAMOTO Tadasu) 国際芸術センター青森(Aomori Contemporary Art Centre)
展覧会情報

"サンクチュアリーへ" 樋口明宏、吉賀あさみ
MA2Gallery
http://www.ma2gallery.com/
東京都渋谷区恵比寿3-3-8
03-3444-1133
4/10(金)~5/9(土)日月祝休
12:00~19:00

ex-chamber memo

 聖域、鳥獣保護区域という意味の言葉「サンクチュアリ」をタイトルに冠し、ふたつの個性が繊細で静謐な響きを紡ぎ出す展覧会です。
 1969年生まれの樋口明宏は、剥製や蛾の標本を用いた作品で、深い生命観を伴う世界を創出。一方、1972年生まれの吉賀あさみは透過性のある薄いメッシュ地の支持体を重ね、その情景に漂う空気感をも描き現します。この「生命」と「風景」とが合わせてひとつの空間に収められることで、幻想的で緊張感をもつ「気配」を生み出し、かつ現代人の自然に対するエゴイズムも浮かび上がらせます。

多和田有希《Electric Syndrome》inkjet print scratched by needle, eraser and sand paper 2009年
展覧会情報

多和田有希「Missing Folklore」
TARO NASU
http://www.taronasugallery.com/
東京都千代田区東神田1-2-11
03-5856-5713
4/10(金)~5/9(土)日月祝休
11:00~19:00
Reception for the Artist:4/10(金)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1978年生まれのアーティスト、多和田有希。これまでアートフェアやグループショーなどで紹介されてきた異能の個性の、TARO NASUでは初の個展が開催されます。
 画面に施されるアバンギャルドな痕跡。インクジェット出力された画面を紙ヤスリや消しゴムで削り、または擦ることでプリントの奥に潜む紙質を表出させ、それにより、写真を撮る行為だけでは収めることのできない感情や空気感を導き出し、生々しいアナログなマチエルでフューチャリスティックな世界観を創出します。

Nam Hyojun《チマチョゴリを着たVOGUEの女》275×214mm acrylic on paper(VOGUE) 2008年
展覧会情報

Nam Hyojun ミドルテンション
CASHI
http://cashi.jp
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F
03-5825-4703
4/10(金)~4/25(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:4/10(金)18:00〜20:00
アーティストサイト:http://www.photocabi.net/namhyojun/

ex-chamber memo

 1987年日本生まれで韓国国籍を持ち、北朝鮮の教育を受けて育った在日韓国人3世のアーティスト、Nam Hyojun(ナン・ヒョジュン)の東京で初の個展です。
 メディアを問わない多岐にわたる表現により、素材の質感や取り上げる場面や景色が持つイメージをダイレクトに表出し、アグレッシブでアバンギャルイドな世界観を構築。自身の複雑な背景がもたらすアイデンティティと対峙しつつ、ポジティブな風合いを痛快に生み出していきます。同展ではペインティング、ドローイング、インスタレーションを中心に発表、ユニークな創造性が力強く発揮されます。

前田さつき《ダメージ》120×180cm ball-point pen,acrylic gouache on panel 2009年
展覧会情報

前田さつき スペクタクル
YOKOI FINE ART
http://www.yokoifineart.jp/
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
4/10(金)〜4/18(土)日休
11:00〜19:00
画集「徴 sirusi」出版記念パーティ:4/10(金)18:00〜19:30

ex-chamber memo

 1976年生まれのアーティスト、前田さつき。先に開催されたアートフェア東京2009@TOKIAで同ギャラリーのブースでフィーチャーされた世界観が再び登場します。
 ボールペンで緻密に紡ぎ上げられる壮大な情景。無数のストロークで細やかな陰影を表現し、いわゆるペン画らしい身近なテイストも仄かに残しながら、信じ難いほどのスケール感でファンタジックな物語性を創出します。また、昨年の個展で発表されたシリーズを含む近年の画業をまとめた初の画集「徴 sirusi」もリリース。ボールペン画の表現の奥行きをストイックに極限まで押し進め、さらにその先に膨らむ可能性も提示されます。

梶岡俊幸《波間に》H103×W73cm 高知麻紙、墨、鉛筆 2008年 Photo:Katsuhiro Ichikawa
展覧会情報

art-life+ vol.11 梶岡俊幸展『The Birth Canal-未来へのうねり』
スパイラルガーデン
http://www.spiral.co.jp/
東京都港区南青山5-6-23
03-3498-1171
4/9(木)〜4/26(日)
11:00〜20:00

ex-chamber memo

 1978年生まれのアーティスト、梶岡俊幸。昨年同会場で開催された「混沌から躍り出る星たち」展でフィーチャーされたことに引き続いて個展が開催されます。
 凄まじいほどのストイックな雰囲気を放つ暗黒の世界。和紙を鉛筆の線で埋め尽くし、その上から墨を重ねるという手法で描かれる大作群は、遠目で無音の静けさをおおらかに奏でつつ、至近で目にしたときに認識される無数のストロークの力強い臨場感が、鑑賞者の意識をその世界へと引きずり込みます。

今週はアートフェア東京、101TOKYO Contemporary Art Fair、タグボートからDNAT、Nxet GenerationSの作家が多数参加するYoung Artists Japan 2009と東京がアートに染まる週末が控え、さらにNANZUKA UNDERGROUNDが白金のコンプレックスビルに移転後初の展覧会「三嶋章義個展『FAMILY』」や、改修を終えた東京都現代美術館で開催される池田亮二さんの大規模な個展「+/- the infinite between 0 and 1」など、注目の展覧会が始まります!
てんこもりで気が遠くなりそうです!思い返せば去年も大変だった!
というわけで、よろしくお願いします!

小谷元彦《SP4 “the specter”(tentative)》FRP, cloth, horsehair and other media 2009年 Courtesy of YAMAMOTO GENDAI
展覧会情報

小谷元彦「SP4 "the specter" in modern sculpture」
山本現代
http://www.yamamotogendai.org
東京都港区白金3-1-15-3F
03-6383-0626
4/4(土)〜5/2(土)日月祝休
11:00〜19:00(金:〜20:00)

ex-chamber memo

メディアの垣根を越える展開で幅広く活動、幅広いクリエイションを届け続けるアーティスト、小谷元彦の2年振りの個展です。
それぞれの展開においてユニークなアイデアやさまざまな創造性を発揮し現在に至りますが、同展では彫刻家としての原点に立ち返りつつ、そのユニークな活動を通じて培った解釈により、独創的な作品を発表。敢えて「裸婦像」と「騎馬像」という保守的なモチーフに取り組み、連綿と引き継がれる彫刻の歴史への挑戦が試みられます。

夏目麻麦《HOLE》162.1×130.3cm(100F) oil on canvas 2009年
展覧会情報

夏目麻麦展
ギャラリー椿
http://www.gallery-tsubaki.jp
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
03-3281-7808
4/4(土)~4/18(土)日祝休
11:00~18:30

ex-chamber memo

独創的な色調で人物を描き、深い雰囲気を漂わせるペインター、夏目麻麦の個展が2年振りに開催されます。
暗く淀む色彩を重ね、沈み込むような陰影で紡がれる重々しい世界観。画面に取り込まれるすべての色彩がその境目を溶かすように関わりあい、分厚く濃密な空間性と力強くたゆたう時空のイメージを創出、圧巻の静謐感を生み出します。

永岡大輔
展覧会情報

永岡大輔 個展「RING WONDERING」
hpgrp GALLERY 東京
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F
03-3797-1507
4/3(金)~4/26(日)月休
11:00~20:00
オープニングレセプション:4/3(金)19:00〜21:00

ex-chamber memo

1973年生まれ、ペンなどによる細密表現やヴィデオアート、パフォーマンスなどの表現で独特な世界観を緻密に紡ぐアーティスト、永岡大輔。同ギャラリーで昨年に引き続いて個展が開催されます。
同展ではタイトルの行為が提示する「無意識の彷徨」をテーマに、お馴染みのモチーフやアプローチを自身によって再構築。無数のストロークやユニークなアプローチを通じて、深く妖しいファンタジックな世界へと誘います。

長塚秀人《THVC》Type C Print 2009年
展覧会情報

長塚秀人「純粋風景」
ラディウムーレントゲンヴェルケ
http://www.roentgenwerke.com
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
4/3(金)~4/25(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングパーティー:4/3(金)18:00〜

ex-chamber memo

1969年生まれの写真家、長塚秀人。2007年以来2年振り、ラディウムに移転後は初となる個展が開催されます。
ジャーナリスティックな視点でさまざまな風景をモチーフとして捉え、そこに色へのこだわりや微妙な深度調整などのストイックなアプローチを経て、硬質な緊張感に満ち深遠な奥行きを持つ写真作品を制作。ユニークな縮尺のイメージやソリッドなリズムを鋭く放ちます。

澤井津波
展覧会情報

澤井津波展
GALLERY b. TOKYO
http://www.dragonz.com/gallery_b/
東京都中央区京橋3-5-4 吉井ビルB1F
03-5524-1071
3/30(月)~4/4(土)
11:00~19:00(金:~21:00、最終日:~17:00)

ex-chamber memo

アーティスト、澤井津波の個展です。
緻密な線を無数に紡いで有機的なモチーフを描き、壮大なスケール感をもたらすダイナミックな情景を創出。サディスティックなシャープさと同時に複雑なストロークの関係性が独特の奥行き感をもたらします。

片岡雪子 小川敦生
展覧会情報

白影 片岡雪子 小川敦生
森岡書店
http://www.moriokashoten.com/
東京都中央区日本橋茅場町2-17-13第2井上ビル305号
03-3249-3456
3/30(月)〜4/4(土)
13:00〜20:00(最終日:〜18:30)
演奏会:久保智美(オンドマルトノ)4/4(土)19:30〜 要予約 参加費¥2000
小川敦生サイト:http://d.hatena.ne.jp/linedrawing/
片岡雪子サイト:http://d.hatena.ne.jp/KataokaYukiko/

ex-chamber memo

異なる繊細な質感の作品を制作するアーティストの2人展です。
複雑な紋様を一筆の矩形波で描き出し、複雑な展開の細密な面白さに加えて素材の質感も活かしながら独自の世界を創出する小川敦生、そこに片岡雪子の素材感が全面に押し出された作品が醸し出す硬質な抽象性が重なり合い、豊かな奥行き感を紡ぎ出す理知的な静謐が空間を満たします。

大石未生《sight line 12》803×1303mm キャンバス、アクリルガッシュ 2008年
展覧会情報

大石未生展
ギャラリーなつかb.p
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka
東京都中央区銀座5-8-17 ギンザプラザ58・8F
03-3571-0130
3/30(月)~4/4(土)
11:30~18:30(最終日:~17:30)

ex-chamber memo

1983年生まれのアーティスト、大石未生の個展です。
クリアな色彩で描かれるさまざまな風景。自身が実際に目にした建築物など日常的なモチーフをシャープに捉え興味の引かれた部分のみを抽出、幾何学的なかたちとヴィヴィッドな色調の解釈でソリッドな雰囲気を醸し出し、フューチャリスティックな刺激をもたらします。