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2009年5月アーカイブ
松山賢《地図(ポロシャツ)/ map (polo shirt)》910×606mm oil on canvas 2009年 (C)2009 Matsuyama Ken
展覧会情報

松山賢|地図
GALERIE SHO CONTEMPORARY ART
http://www.g-sho.com/
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
03-3275-1008
6/6(土)~7/18(土)日祝休
11:00~19:00(土:~17:00)
オープニング:6/6(土)18:00〜
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:GALERIE SHO CONTEMPORARY ART

ex-chamber memo

 1968年生まれのアーティスト、松山賢の個展です。
 精緻な描写力とバラエティに富んだアイデアとで展開される、キュートさとシュールさとが交錯するさまざまな場面群。ヴィヴィッドな色彩、多く引用されるエロティックな女の子のモチーフなど、ポップな要素を組み上げて鮮烈さが放たれる世界を構築し、同時に隙のないストイックな描写と弾けるような遊び心の挿入とがユニークなギャップを奏で、独特のエンターテイメントが繰り広げられます。

中矢篤志《A Prayer in Spring》120×D7cm Acrylic on cotton cloth, panel, styrofoam diam 2009年 人見元基
展覧会情報

中矢篤志展「CIRCLE」/人見元基展
Gallery MoMo Ryogoku
http://www.gallery-momo.com/
東京都墨田区亀沢1-7-15
03-3621-6813
6/6(土)~6/27(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:6/6(土)18:00〜20:00
DNAT:中矢篤志

ex-chamber memo

 Gallery MoMo Ryogokuで、2人のアーティストの個展が同時開催されます。
 手前の細長いスペースでは、1977年生まれの中矢篤志の個展。もこもこと湧くような色彩と筆致で生み出されるさまざまな生物。有機的なモチーフが繋がり、キッチュなフォルムの身体に可愛らしい目と表情が乗り、シュールなファンタジーが展開されます。
 奥のスペースでは1985年生まれの彫刻家、人見元基の初の個展です。繊細でやさしげな目を持ち、素朴でかわいらしい仕草で動物たちが再現され、ていねいな彩色と精巧な再現性によってほのかなユーモアも奏でられます。

稲垣智子 小笠原美環 谷口顕一郎
展覧会情報

大阪・ハンブルク友好都市提携20周年記念事業 現代美術交流展 TWINISM
AD&A gallery
http://www.adanda.jp/
大阪府大阪市西区京町堀1-6-12
06-6443-3300
6/6(土)~6/21(日)木休
13:00~20:00
オープニングレセプション:6/6(土)16:00〜
キュレーター&アーティスト・トーク:6/7(日)16:00〜
《参加アーティストサイト(参考)》
ペーター・ピラー Peter Piller:http://www.peterpiller.de/
トールステン・ブリンクマン Thorsten Brinkmann:http://www.kunstagenten.de/
ヨナタン・メーゼ Jonathan Meese:http://www.cfa-berlin.com/artists/jonathan_meese/videos/
淀川テクニック:http://yodogawa-technique.cocolog-nifty.com/
稲垣智子:http://www.geocities.jp/intomato/
小笠原美環:http://www.miwaogasawara.de/
川辺ナホ:http://www.nahokawabe.net/

ex-chamber memo

 大阪とドイツのハンブルクで活動するアーティスト9名(7名1組)を紹介するグループショー。参加アーティストはそれぞれ同じ作品を2点ずつ制作し、同時期にハンブルクの市立現代美術センター・クンストハウスで開催されている同企画の展覧会において、AD&A galleryの1階と2階の空間が再現され、その中に大阪とまったく同じ配置で作品が展示されているというユニークな企画です。
 招待作家は日独で活躍する若手アーティストで、ハンブルクからドイツ人アーティスト3名とハンブルクに拠点を置く日本人アーティストからは昨年のSCAI THE BATHHOUSEでの個展も話題となった小笠原美環をはじめ、川辺ナホ、谷口顕一郎が、大阪からは淀川テクニック(柴田英昭・松永和也)、稲垣智子が参加。幅広いメディアの作品が揃えられ、バラエティに富んだクリエイションが展開されます。

窪田美樹
展覧会情報

窪田美樹 個展「かげとりと、はれもの」
hpgrp GALLERY 東京
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
03-3797-1507
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1
6/5(金)~6/28(日)月休
11:00~20:00
オープニングレセプション:6/5(金)19:00〜21:00
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:hpgrp GALLERY 東京

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 1975年生まれの彫刻家、窪田美樹の個展です。
 表出される、本来見えないはずの層。ソファや鏡台などの家具のさまざまな隙間をパテで埋め、それを削り、研磨されることでもたらされる面には、それらの本来の姿と用途からは想像もつかない平滑さと生々しい素材の質感がシャープに引き出されます。また、カットされた家具が再構築されて提示される光景には現実との距離感も生み出されます。大胆にして緻密、さらに重厚な身体性も伴う行為の蓄積により、深遠で、どこか文学的な静けさが満ちる空間が作り上げられます。

妻木良三《境景 IV》直径43.5cm 鉛筆、紙
展覧会情報

妻木良三 境景
ラディウムーレントゲンヴェルケ
http://www.roentgenwerke.com/
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
6/5(金)~6/27(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニング&創業記念パーティー:6/5(金)18:00〜
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:Rontgenwerke AG

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 1974年生まれ、浄土真宗の僧侶としても活動する傍ら、2007年目黒区美術館で開催の展覧会「線の迷宮<ラビリンス>Ⅱ―鉛筆と黒鉛の旋律」への参加で大いに話題を集めたアーティスト、妻木良三の個展です。
 繊細に紡ぎ上げられる陰影、それが生み出す深遠で孤高な世界観。鉛筆によってもたらされる微細な濃淡は、有機的なうねりを伴いながら、長い時間を経てなお変化し続ける情景の壮大なスケール感をも思い起こさせます。同展では円形の画面の作品を中心とした9点の作品によって構成されます。

河地貢士
展覧会情報

河地貢士個展「マリオ鎮魂~第1,043,020,XXX,XXX回告別式~」
LOWER AKIHABARA
http://www.lowerakihabara.com
東京都千代田区東神田1-11-7 東神田M.Kビル1F
03-5829-8735
6/5(金)~6/26(金)日祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:6/5(金)18:00〜
アーティストブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/hona504/

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 1973年生まれのアーティスト、河地貢士の個展です。
 「うまい棒」に仏を彫り込んで塔を構築した「うまい仏」で一部のアートファンの度肝を抜き、また同時に喝采を浴び、他にもマンガ雑誌でかいわれ大根を栽培するなど「くだらない」思いつきを作品化。日常的な親しみに呆気にとられるほどの笑いの要素も織り込みながら、さらにそこにシュールな視点の存在を滲ませ、鑑賞者にさまざまなイメージを促します。同展では世界的にもっとも親しみのあるゲームキャラクターの「マリオ」の死を題材にした新作のインスタレーションが展開されます。

太田代なほ
展覧会情報

太田代なほ展 耳をすまして、凛として・・・
galleria grafica bis
http://www.gg-bis.com/
東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル1階
03-5550-1335
6/1(月)~6/6(土)
11:00~19:00(最終日:~17:00)
アーティストサイト:http://pinkcaterpillar.web.fc2.com/

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 1985年生まれのアーティスト、太田代なほ(おおたしろ なほ)の初の個展です。
 さまざまなメディアを通じてメロウでキュートなファンタジーを展開。ちいさな人形たちがリズミカルに床面を彷徨い、ペインティングでは有機的で妖し気なモチーフが詰め込まれるなかに独特の表情を織り交ぜ、ポップな世界が繰り広げられます。同展は平面作品(絵画と写真)を中心に構成されます。

 皆様、おはようございます。
 この週末は名古屋→大阪→京都と1泊2日で回ってきました。
 最初の名古屋で売るどころか持ってるはずもなかった油をたっぷりと売ってしまい、余裕があれば土曜日もちょっとだけ寄ろうと思ってた京都への途中下車を断念、直接大阪へ入っても気付けば文字通り「売るほどアリ〼」状態の油、土曜日は5時閉廊で行けなくなった(一応行ってみたけど開いてなかった)ギャラリーも少々、持参の折り畳み自転車での移動をもってしても当初の予定はいつもの通りに貫徹されず...。
 いいんです、楽しい人たちと話すのは楽しいんです、観られなかった展示があるのは残念なのですが、時間は限られてますし...

 


 


 .....orz.....

 


 


 土曜日が週3日欲しい。。。

 


 常々思っているんですけど、土曜日が週に3日あれば、観たいものはあらかた観られるだろうなぁ、と妄想。実際、この週末も味スタでの多摩川ダービーも行けなかったし(行かないほうが良かったという話も...orz)、アートはもちろん、それ以外にも観たい聴きたいものがいっぱい、基本的に全部楽しみたいと思ってるもので。
 もとい、このグチは書いていても話の帰結がまったく見えないのでこのあたりで強制終了しまして、今週は7つの展覧会のご紹介です。

 

田中幹 ─コンテンポラリーアート展─
寺内誠展
桂典子"このこたちのカルナヴァル"
Yee Sookyung展 / 見附正康展
小沢さかえ個展「珠玉のポエジー 」 
岩崎宏俊 -Between Showers-
TEAM 15 MIHOKANNO「Hello! MIHOKANNO」

 

 今週はBASE GALLERYでのラルフ・ペーターズの個展、ギャラリー小柳での鈴木理策さんの個展、TKG Daikanyamaでの青木良太さんの個展などなど、いろいろと始まります。
 ではでは、よろしくお願いします!

MIHOKANNO
展覧会情報

TEAM 15 MIHOKANNO「Hello! MIHOKANNO」
トーキョーワンダーサイト渋谷
http://www.tokyo-ws.org/shibuya/
東京都渋谷区神南1-19-8
03-3463-0603
5/30(土)~7/20(月)月休(祝日の場合は翌火休。7/20は開館)
11:00~19:00
オープニングレセプション:5/30(土)18:00〜20:00
アーティストトーク:5/31(日)16:00~17:00(予約不要)
松原壮志朗による人形劇:6/20(土)18:00~19:00(予約不要)
MIHOKANNOサイト:http://www.geocities.jp/mihokanno1980/

ex-chamber memo

 現在アーティスト8名とデザイナー1名、日本のコンテンポラリーアートシーンにおいてそれぞれの説明はほぼ不要の面々によって構成されるアーティストコレクティブ、MIHOKANNO。互いのクリエイティビティに刺激を受け合い、切磋琢磨という言葉がよく似合う彼らの全貌がいよいよ明らかになります。
 2006年に横浜BankARTへの入居をきっかけに結成され、magical,ARTROOMでの展覧会や出版を行うと同時に個々の活動も活発化。各メンバーが知名度を上げていくにつれ、目にすることも多くなったこの「意味が分かるだけに逆に分かりにくい」「しかし一度目にしたら忘れない」名前を持つこの集団の2009年アップデート版現在形がTWS渋谷の空間をヴィヴィッドに満たします。

岩崎宏俊《Between Showers》2min 35sec, video installation 2009年
展覧会情報

岩崎宏俊 -Between Showers-
Gallery Terra Tokyo
http://www.galleryterratokyo.jp/
東京都港区麻布台2-3-5 NOAビル1階
03-5575-6685
5/30(土)~7/11(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:5/30(土)17:00~19:00
アーティストサイト:http://www.hirotoshiiwasaki.com/

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 1981年生まれのアーティスト、岩崎宏俊の個展です。
 朧げなテクスチャーで綴られる、あいまいな時間。身近なモチーフの中にひそむもうひとつの時間を木炭やコンテで描いたドローイングアニメーションで、そのモノクロームな時間には豊かな空間性を伴う滋味溢る世界が展開されます。同展では新作の未発表アニメーションを中心に、ショートアニメーションや原画をあわせて展示します。

小沢さかえ
展覧会情報

小沢さかえ個展「珠玉のポエジー 」 
MORI YU GALLERY KYOTO
http://www.moriyu-gallery.com/
京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19
075-950-5230
5/30(土)~7/5(日)月火祝休
12:00~19:00

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 本年1月の東京での個展に続き、今度は同ギャラリーの京都のスペースで小沢さかえの個展が開催されます。
 瑞々しい感性で紡ぎだされる、現実と幻想の狭間のような世界。何色と特定し難い独特の色彩を多く用い、またインスピレーションが乗り移ったかのような筆遣いで、仄かに無邪気さが薫る大人びたファンタジーを繰り広げます。同展では新作によって構成されます。

Yee Sookyung《translated vase》39×53×78cm ceramic trash, epoxy, 24k gold leaf 2009年 見附正康《無題》Ф49×11cm 九谷焼、赤絵細描 2009年
展覧会情報

Yee Sookyung展
見附正康展
OTA FINE ARTS
http://www.otafinearts.com/
東京都中央区勝どき2-8-19 近富倉庫ビル4B
03-6273-8611
5/30(土)~7/4(金)日月祝休
11:00~19:00
オープニングパーティー:5/30(土)18:00〜

ex-chamber memo

 オオタファインアーツで日韓のふたりのアーティストが紹介されます。
 メインスペースでは、1963年韓国生まれ、ソウル在住で、7月から丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される「Double Fantasy 韓国現代美術展」へも参加するアーティスト、Yee Sookyung(イ・スーキョン)の個展。宗教や伝統などをモチーフに、深遠な時間性を伴う作品や空間を展開しますが、同展ではさまざまな磁器の破片を金継ぎで再構築した立体作品と辰砂(しんしゃ)で描かれた平面作品とにより、独特の世界観が満ちる深遠な空間が作り上げられます。
 コンパクトなサブスペースでは、九谷焼赤絵の若手作家、見附正康がフィーチャーされます。艶やかな陶器の表面に紡がれる赤の紋様。落ち着いた渋みを奏でる九谷焼の表面に緻密に描き込まれる幾何学的な模様はどこまでも繊細で、深遠な煌めきを奏でます。同展では新作の大皿4点が展示されます。

桂典子
展覧会情報

桂典子"このこたちのカルナヴァル"
Gallery Art Composition
http://galleryartcomposition.com
東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア1階
03-5548-5858
5/30(土)~6/13(土)日祝休
11:00~18:00
オープニングレセプション:5/30(土)16:00〜18:00

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 1988年生まれのアーティスト、桂典子の個展です。
 テーブルの上にところ狭しと並ぶ食べ物が奏でる不思議な生命観。さまざまな料理が立体的なマチエルを伴うダイナミックな筆致で臨場感たっぷりに描き上げられ、そこにいろんな顔、表情を埋め込まれるように挿入、迫力あるユーモラスな場面が現代の食文化への警告的なメッセージ性とともに提示されます。

寺内誠《foresight》20F パネルに綿布・油彩 2009年
展覧会情報

寺内誠展
ギャラリー広田美術
http://www.hirota-b.co.jp
東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル1F
03-3571-1288
5/29(金)~6/13(土)日休
11:00~19:00(5/29は「画廊の夜会」のため21:00まで開廊)

ex-chamber memo

 1980年生まれのアーティスト、寺内誠の個展です。
 溢れる光が奏でる透明感溢れる情景。さまざまな日常の風景を重ねて幻想的な空間を創り出し、細部に及ぶ緻密な描写と豊かな奥行きや陰影の表現、そして艶やかな色彩と仕上げによって神々しささえ備わるかのような静謐な気配を、それぞれの画面の中にていねいに紡いでいきます。同展では大作を含む10点前後の新作が発表されます。

田中幹
展覧会情報

田中幹 ─コンテンポラリーアート展─
乙画廊
http://web.mac.com/oto_gallery/
大阪府大阪市西天満2-8-1 大江ビルヂング101
06-6311-3322
5/27(水)~6/6(土)日休
11:00~18:00(土:~17:00)

ex-chamber memo

 1985年生まれ、本年のVOCA展において、際立つ手法が駆使された作品がが多くの人の目を引いた、田中幹の個展です。
 ひたすら捺される「0」。さまざまなスタンプを用いて画面上に無数にゼロが重ねられ、油絵の具が盛り上がるほどのインパクトのある立体感で凄まじくアバンギャルドな情景を導きながら、それでも伝えていることがゼロ、すなわち「無」であるという事実とのコントラストが興味深い世界観を創出します。同展では10点が発表されます。

 皆様、おはようございます。
 先日自転車に乗っていて、唐突に「ひらがなよりもひらがならしいカタカナはなんだろう」と考え始め、自転車に乗っている時間の15パーセントくらいかけて「ああでもないこうでもない」と凄まじい緩さでそれなりに真剣に思案に明け暮れています。
 なかなか見つからず、結局は「奇跡の平仮名片仮名同形」、禁断の「へ」にいきつき、同じといってもなぁ、結局「同じ」止まりだしなぁ、カタカナがひらがなを凌駕しているとは言い難いよなぁ、となんだか腑に落ちない感じでいたのですが、昨日ようやくまずひとつ目の結論を導きだしました。
 不等号の大きなほうがより「ひらがな的」という解釈で、

 

 「へ(カタカナ)」>「ぺ(ひらがな)」

 

 おお!
 ビバ半濁点!
 考え始めてから延べ数時間、多分に「その手があったか」的ではありますが、とりあえずひとつの落としどころを見付けて達成感。

 

 ・・・・・。

 

 どうでもいいな!Σ( ̄口 ̄;)
 ものすごい勢いでどうでもいいな!Σ( ̄口 ̄;)

 

 あと「ひらがなよりひらがなっぽい漢字」として「乙」っていいセンいってると思ったりと、くだらないこと考えてますすみませんすみません。

 

 もとい、今週は8つの展覧会を紹介いたします。

 

一色映理子「光の粒、その先へ」
井上裕起展 salaMandala/NIPPON-ISM
池永康晟 日本画展
正木美也子 [Who is Stalin?] / [DICE PROJECT 005] cloud:山本努
伊藤彩『生まれつきJ』
After School 放課後の展覧会
ムラタ有子新作絵画展
平野真美展

 

 今週は、全国を巡回してきた高橋コレクション展「neoteny japan」の東京展がいよいよ始まるほか、山本太郎さんの個展が美術館「えき」KYOTOで、さらにTARO NASUでのDjordje OzboltとTOMIO KOYAMA GALLERYでのLaurie Simmonsの各個展も楽しみです。
 ではでは、よろしくお願いします!

平野真美《静かな花》モノタイプ
展覧会情報

平野真美展
KIDO Press ビューイングルーム
http://www.kidopress.com
東京都 江東区 清澄1-3-2-6F
03-5856-5540
5/23(土)~6/20(土)日月祝休
12:00~19:00
Opening Reception:5/23(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1981年生まれのアーティスト、平野真美の個展です。
 これまでエッチングとドライポイントによる銅版画作品を中心に制作してきましたが、今回の個展ではモノタイプとペインティング作品を発表。鳥や動物たちの素朴な姿が表現され、画面全体に広がる色彩と儚げで淡いトーンと滲むようなテクスチャーによって、繊細な風合いとほどよい緊張感を醸し出し、ふわりと浮遊するような雰囲気が描かれる情景から溢れます。

ムラタ有子
展覧会情報

ムラタ有子新作絵画展
GALLERY SIDE2
http://www.galleryside2.net/
東京都港区東麻布2-6-5 タトルビル1F
03-6229-3669
5/23(土)~6/20(土)日月休
11:00~19:00
Opening Reception:5/23(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1973年生まれの画家、ムラタ有子さんの個展です。
 絵はがきや図鑑などから見つけ出され、つややかな絵の具の質感と爽やかな色使いで描かれるさまざまな動物たちや草花。その場面の主役と成るモチーフ以外にはほとんど他のものが登場しない質素さが、登場する動物たちの無垢さを際立たせると同時に、メロウでファンタジックなイメージを繊細に放ち,空間をやわらかな雰囲気で満たします。同展では春らしいモチーフを描いた作品が取り揃えられ、独特ののどかな世界が広がります。

佐川好弘《ザ・タイミングマシーン》ミクストメディア 2008年 花岡伸宏《ずれ落ちた背中は飯に突き刺さる》350×210×120cm 木、鉄、FRP樹脂、他 2008年 森田麻祐子《カロリーナの庭》116.7×116.7cm acrylic 2007年 撮影:O Gallery eyes
展覧会情報

After School 放課後の展覧会
元立誠小学校
http://www.rissei-project.com
京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2
06-6363-2206(実行委員会事務局/GALLERY wks.内)
5/23(土)~5/31(日)
15:00~20:00(土日:12:00~19:00)
参加アーティスト:天野萌 碓井ゆい 木内貴志 木藤純子 佐川好弘 笹倉洋平 花岡伸宏 宮永甲太郎 ムラギしマナヴ 森田麻祐子 山口和也
展覧会サイト:http://houkagoten.org
アーティストサイト:
天野萌:http://moeama.net
木内貴志:http://www.kiuchism.com
佐川好弘:http://www.sagawatakahiro.com
笹倉洋平:http://sassan2000.nsf.tc
ムラギしマナヴ:http://www.manavu.net/
山口和也:http://www.yncci.com

ex-chamber memo

 11名のアーティストが参加、バラエティに富んだクリエイションがパッケージされるグループショーです。
 さまざまなメディアを通じてユーモア満載の展開を繰り広げる木内貴志、さまざまな空感に光や風などの要素を持ち込み、インタラクティブな空間を創り出す木藤純子、本年の岡本太郎賞で特別賞を受賞、過剰にシュールで強烈にユーモラスな場面をもたらす花岡伸宏ほか、平面、立体、インスタレーションなど、幅広いジャンルが取り揃えられ、また会期中ほぼ毎日でさまざまなイベントも企画され、豊かな空間と時間が提供されます。

伊藤彩《ここで会うとは奇遇ですね》
展覧会情報

伊藤彩『生まれつきJ』
ArtJam Contemporary
http://www.artjamcontemporary.com
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F
03-5449-8122
5/22(金)〜6/21(日)月休
12:00〜20:00
Opening Reception:5/23(土)19:00〜21:00
アーティストサイト:http://ayaworks.exblog.jp/

ex-chamber memo

 1987年生まれ、本年のART AWARD TOKYOで準グランプリを受賞し注目を集めるアーティスト、伊藤彩の個展です。
 日常のさまざまな場面をシュールなアプローチで織り交ぜ、さらに大胆な彩色でユーモア溢れる世界が創り出されます。描かれる人々の表情の緩さ、豊かさがその場面のヘンな感じを加速させます。またどこまでも無邪気に展開される空間や場面は開放的でダイナミズムに満ち、身近に起こるさまざまなシーンへのダイレクトな感性もおおらかに、そして仄かにナイーブな感触もあわせて放たれます。

正木美也子《2008年12月1日ベネチアサンマルコ広場》90.9×72.7cm oil on canvas 2009年 山本努《interbeing_snow#1》 φ160cm acrylic board,R.G.B light 2008年
展覧会情報

正木美也子 [Who is Stalin?]
[DICE PROJECT 005] cloud:山本努
magical, ARTROOM
http://www.magical-artroom.com/
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
03-3445-8988 
5/20(水)~6/16(火)日月祝休
12:00~20:00
オープニングレセプション:5/22(金)19:00〜

ex-chamber memo

 今回のmagical, ARTROOMでは、ふたりのアーティストの個展がフィーチャーされます。
 メインスペースでは、1981年まれの正木美也子の個展。画面全体にびっしりとさまざまな色彩の粒子が広がり、その密集によってもたらされるコントラストやグラデーションで独特の世界観を生み出します。同展では正木自身にとって衝撃をもたらしたテレビ画面に映し出された事件の断片がモチーフとなり、それらを自身の描画手法である無数のドットでの展開で画面への再抽出を試みます。
 フレッシュなクリエイションを紹介するDICE PROJECTでは、1980年生まれ、現在開催中のART AWARD TOKYO2009への参加でも話題を集めるアーティスト、山本努をフィーチャー。無数の穴によって風景が描かれた厚めの透明アクリル板に光を当てるユニークな作品で、フューチャリスティックな風合いが繊細に奏でられます。

池永康晟《期待》
展覧会情報

池永康晟 日本画展
ギャラリーアートもりもと
http://www.artmorimoto.com
東京都中央区銀座3-7-20 銀座日本料理会館2F 
03-5159-7402
5/20(水)~5/30(土)日休
10:30~18:30
アーティストサイト:http://www4.point.ne.jp/~ikenaga/

ex-chamber memo

 1965年生まれの日本画家、池永康晟の個展です。
 渋く穏やかな色彩と繊細な筆致で、紡ぐように描かれる女性の肖像。ひそやかに憂いが射し込むような柔らかで静かな表情や、身につけるセーターなどの服の柄、さらに背景などが緻密に再現され、岩絵の具の質感や深みも豊かに活かされ、独特の「和」のテイストが綴られます。そして、緩やかな時間が淡々と過ぎていくような落ち着いた雰囲気が、それぞれの作品から空間へと漂います。

井上裕起《salamander [IREZUMI]》H110×W190×D60cm fiber reinforced plastic
展覧会情報

井上裕起展 salaMandala/NIPPON-ISM
和田画廊
http://www.wadagarou.com/
東京都中央区八重洲2-9-8 近和ビル302
03-3231-7774
5/19(火)~5/31(日)
13:00~19:00

ex-chamber memo

 彫刻家、井上裕起の個展です。
 ユーモラスに展開されるさまざまな仕草のサンショウウオ。木や石などでも制作されてきましたが、最近はFRPを用いた作品を中心に発表。鮮やかな配色や緻密な紋様などが施され、さらにはコスプレ的な彩色も織り交ぜながら、歌舞伎役者のように見得を切り、桜吹雪を見せつけるなどのコミカルな可愛らしさをたたえる仕草が表現され、現実と非現実との交錯の提示がキッチュな深みをもたらします。

一色映理子《水に浮かぶ夢》455×530mm キャンバス・裏打和紙・油彩 2009年
展覧会情報

一色映理子「光の粒、その先へ」
フタバ画廊
http://www.futabagallery.com
東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1
03-3561-2205
5/18(月)~5/24(日)
11:00~19:00(最終日:~16:00)

ex-chamber memo

 1981年生まれのペインター、一色映理子の昨年初め以来の個展です。
 祖父母へのやさしい視線と想いが綴る緩やかな空気感。ゆったりと過ぎ行く日々の何気ない仕草や場面が、豊かな陰影と、ときに神々しいほどにおおらかな光の表現とともに爽やかに描き上げられます。

 皆様、おはようございます。
 ここ数年、けっこうな冊数の本を読むようになったのですが、昨日、伊坂幸太郎氏の「モダンタイムス」を読了。一冊読むと全部読みたくなる作家だと思うのですが、またその伊坂氏と同い年ということもあり、昨年「ゴールデンスランバー」を読んで以来、相当にのめり込んでまして。
 で、さらりとしたユーモアとウィットが随所に織り込まれるスタイルがとにかく楽しいです。軽妙洒脱に繰り広げられるちいさな脱線、それらがリアリティを生み出し、ストーリーの面白さとリズムを加速させているように思えます。
 では、今週は15の展覧会をご紹介いたします!

 

川上亜寿美展
稲葉寛乃展
荒木由香里 個展 waltz
塩田千春展
平田あすか "dejavu"
池田幸穂展「晴れた日」
廣江友和 "Uneasy place"
近藤ケイジャン個展 "traditional fork"
よりどりみどり 富田菜摘
Series Focal Point No.7 羽部ちひろ展
中島吏英 -Unwind-
生川晴子 けはい
谷村彩 個展
和田絢「sleep/motif」
山下麻衣+小林直人 The Small Mountain

 

 今週は、白金コンプレックスビルの合同オープニングがあり、児玉画廊と一緒に始まる山本現代での村山留里子さんの個展とNANZUKA UNDERGROUNDでの川元陽子さんの個展も楽しみ、他にも六本木T&G ARTSでのグループショーや京都sowakaでpart.1に続く北条貴子さんのペインティング展など、興味深い展覧会が数多く始まります。
 ではでは、よい一週間を!

山下麻衣+小林直人《How to make a mountain sculpture》Matterhorn 72×48cm C-print 2006年
展覧会情報

山下麻衣+小林直人 The Small Mountain
TSCA Kashiwa
http://tsca.jp
千葉県柏市若葉町3-3
03-6675-7965(事務局)
5/16(土)~6/27(土)日月祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:5/16(土)18:00〜21:00
アーティストサイト:http://www.yamashita-kobayashi.com/

ex-chamber memo

 ドイツ、スイスを拠点に活動、ヨーロッパを中心に世界各地で活躍する、山下麻衣と小林直人によるアーティストユニットの展覧会です。
 素朴なアプローチと斬新なアイデアとの絶妙のバランスで繰り広げられる、ユーモアと深遠さに溢れる世界観。ときにシュールなパフォーマンスも取り込みながら、日常あるいは自然の中に潜む分厚いイメージの発掘に挑みます。ギャラリー・スペースに出現する小さな山、アクロバティックな痕跡を残す全長3.6mのコンクリート板など、ビデオとインスタレーションで構成された新作を中心に、日本未発表を含む近作など約10点を展示します。

和田絢
展覧会情報

和田絢「sleep/motif」
児玉画廊|東京
http://www.KodamaGallery.com/
東京都港区白金3-1-15-1F
03-5449-1559
5/16(土)〜6/20(土)日月祝休
11:00〜19:00
オープニングレセプション:5/16(土)18:00〜

ex-chamber memo

 VOCA展2009への参加でも話題を集めた和田絢(わだあや)さんの、東京では初となる個展です。
 紙やパネルなどの支持体にもたらされる無数の線、それらの集積で生まれる豊かな情景群。ボールペンなどによって紡がれる細かいストロークによって描き出される世界はどこかポップな軽やかさを奏でつつ、全体的にシンプルで平面的な構成とミニマムな部分での複雑な感触が、独特のキュートで賑やかな雰囲気を導き出し、観る者の心を引き込みます。

谷村彩《まくら2》67×92cm pencil, Japanese paper photo: Shinya Aota
展覧会情報

谷村彩 個展
Yuka Sasahara Gallery
http://www.yukasasaharagallery.com
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
03-5228-5616
5/16(土)~6/20(土)日月祝休
11:00~19:00

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、谷村彩の個展です。
 ひたすら紡がれゆく「三つ編み」。木彫作品における白木に彫られた三つ編みは時を経て黒ずむことで深い時間の存在が提示され、和紙に緻密に描かれるドローイング作品の予測し得ない妖しいうねりは独特の抽象性を持ち合わせながらユニークな奥行き感や造形を生み出していきます。また、瞬間と時間の双方のイメージがそれぞれの手法で作り上げられる作品の世界観に織り込まれ、素材や支持体の質感もそのまま表出するモノトーンのシンプルな色調と相まって、黙々とした静かな幻想が導き出されます。

生川晴子《月を眺めるふたりの男》97.2×130.5cm 油彩、キャンバス 2008年
展覧会情報

生川晴子 けはい
白土舎
http://www.h3.dion.ne.jp/~hakuto/
愛知県名古屋市中区錦1-20-12 伏見ビルB1
052-212-4680
5/16(土)~6/13(土)日月祝休
11:00~19:00

ex-chamber memo

 1976年生まれ、VOCA展2009への参加でも注目されるアーティスト、生川晴子(なるかわはるこ)。同画廊で約1年振りの個展が開催されます。
 ふくよかな筆致で綴られる朧げな情景。独特の渋みをたたえた色使いで不思議な雰囲気を醸し出し、そこに人影や林、さらに月やバナナなどの印象的なモチーフを重ねながら緩やかな透明感と深みを感じさせてくれるような大人びた幻想的な物語を紡ぎます。そして、意識と無意識との狭間に灯るメロウな曖昧が奏でられます。

中島吏英
展覧会情報

中島吏英 -Unwind-
void+
http://www.voidplus.jp/
東京都港区南青山3-16-14-1F
03-5411-0080
5/16(土)〜6/13(土)日月祝休
14:00〜19:00(土:12:00〜)
Reception:5/15(金)19:00〜21:00

ex-chamber memo

 1976年生まれ、大学では彫刻を学び、現在は音を主体にした作品を制作、主にヨーロッパでの活動で知られるアーティスト、中島吏英(なかじまりえ)の個展です。
 本格的な展示としては国内で初となる今回の個展では、void+のコンパクトさを活かし、自然より採取したノイズなどを組み上げて海岸沿いまでの道程の空気感を「バイブレーションステレオ」という装置を使用することで創出。空間全体を振動させることで深遠な臨場を紡ぎ、鑑賞者に豊かな静謐のイメージをもたらします。

羽部ちひろ
展覧会情報

Series Focal Point No.7 羽部ちひろ展
MEM
http://www.mem-inc.jp/
大阪府大阪市中央区今橋2-1-1新井ビル4F
06-6231-0337
5/16(土)~6/6(土)日月祝休
11:00~18:00
アーティストサイト:http://habuchihiro.com/

ex-chamber memo

 1982年生まれのアーティスト、羽部ちひろの個展です。
 ユーモラスな雰囲気を緩やかに漂わせるさまざまな情景や場面。壮大なスケール感の景色が大胆にトリミングされ、または日常的な場面のなかに織り交ぜられて、奇天烈でシュールな世界観がまったりと展開され、和やかさにも通じる緩さを醸し出しながらも濃密な色彩感と油彩らしいテクスチャーで独特の緊張感をもたらします。

富田菜摘《よりどりみどり》mixed media 2009年
展覧会情報

よりどりみどり 富田菜摘
Gallery Strenger
http://www.gallery-strenger.jp
東京都港区南麻布3-3-39 カーサベルマン1F
03-5422-9045
5/16(土)~6/6(土)日月祝予約制
12:00~19:00
アーティストレセプション:5/16(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1986年生まれのアーティスト、富田菜摘の個展です。
 身近に出る廃材を用いて創り出されるさまざまな動物たち。それぞれの佇まいがほどよいリアリティをもって再現されながら、直接的に表面に現れる素材の質感によるコミカルな風合いと、それによってもたらされる独特の可愛らしさと素朴感が、童話のような豊かな優しさを奏でます。同展では鳥をテーマにした新作によって構成、遊び心に満ちた空間が創り上げられます。

近藤ケイジャン
展覧会情報

近藤ケイジャン個展 "traditional fork"
Ain Soph Dispatch
http://ainsophdispatch.org
愛知県名古屋市西区那古野2-16-10 円頓寺本町商店街 JAMJAM奥入ル
052-541-3456
5/16(土)~5/30(土)木休
13:00~21:00

ex-chamber memo

 さまざまな素材を用いてユニークな世界を創り出すアーティスト、近藤ケイジャンの1年振りの個展です。
 切り抜かれる地図で行為と素材とのギャップをもたらしたり、蝶や戦闘機などを入れ替わり重ねてイメージの奥行きを生み出すなど、アプローチの面白さも印象に残るクリエイションがていねいな仕事で展開。さらにタイトルなどに用いられる巧みな言葉のユーモアで観る者のイマジネーションを刺激し、クールな混沌をもたらしますます。

廣江友和《around houses》60.5×91.0cm oil, plastic on canvas mounted on panel 2009年
展覧会情報

廣江友和 "Uneasy place"
MEGUMI OGITA GALLERY
http://www.megumiogita.com/
東京都中央区銀座5-4-14-4F 銀成ビル4F
03-3571-9700
5/15(金)~6/13(土)日月祝休
12:00~19:00
Reception for the artist :5/15(金)17:30〜19:30
アーティストサイト:http://tomokazuhiroe.ehoh.net/

ex-chamber memo

 1976年生まれのアーティスト、廣江友和の個展です。
 モチーフと線とでていねいに展開されるユニークな空間性。緻密な陰影の表現と徹底した再現性で描かれるぬいぐるみや人形、ドールハウスが画面上に配置され、さらに時おりそこにシンプルな線が描き加えられることで、洗練され、かつ鋭さをもたたえる奇妙な違和感を創出します。

池田幸穂
展覧会情報

池田幸穂展「晴れた日」
GALLERY MoMo Roppongi
http://www.gallery-momo.com/
東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F 
03-3405-4339
5/15(金)~6/5(金)日月祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:5/15(金)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1986年生まれ、武蔵野美術大学の油絵科を今年卒業したばかりのフレッシュな個性、池田幸穂の初の個展です。
 ポップな色彩と軽やかなテイストで描き出されるさまざまな風景。かわいらしくデフォルメされた木々や池に架かる橋、庭石などが和やかなリズムを奏で、ほのぼのとした雰囲気を醸し出します。

平田あすか《鳥の夢》83×64cm 雲肌麻紙、水彩、色鉛筆、鉛筆 2008年
展覧会情報

平田あすか "dejavu"
YOKOI FINE ART
http://www.yokoifineart.jp/
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
5/15(金)~5/30(土)日月祝休
11:00~19:00

ex-chamber memo

 1978年生まれのアーティスト、平田あすかの個展です。
 きわめてシンプルに、物語を紡ぐようにして展開されるシュールな場面。和紙に水彩と鉛筆で、あるいは刺繍作品などで素朴な風合いの「間」のなかに非現実的な人物の仕草や佇まいを淡々と表現、仄かに怖さを放ちつつも、イラスト風の軽やかな仕上がりでどこか清々しく爽やかな感触を奏でます。同展では「昨日の夢」をテーマにした新作約10点を発表、儚げな感触の中に淡々とした落ち着きを持ち合わせる不思議な世界が広がります。

塩田千春
展覧会情報

塩田千春展
Kenji Taki Gallery Tokyo
http://www2.odn.ne.jp/kenjitaki
東京都新宿区西新宿3-18-2-102
03-3378-6051
5/14(木)〜6/13(土)日月祝休
12:00〜19:00
opening reception:5/14(木)18:00〜19:30
アーティストサイト:http://www.chiharu-shiota.com/

ex-chamber memo

 1972年生まれ、現在ベルリン在住のアーティスト、塩田千春の個展です。
 一昨年の神奈川県民ホールギャラリーや昨年の国立国際美術館でのインスタレーションをはじめとした世界各国での展示に加え、今後も発電所美術館での個展、越後妻有トリエンナーレへの参加など、大きな空間での展開が続きますが、同ギャラリーでは2007年秋以来となる今回の個展では、空間全体を使った新作インスタレーションを発表予定。観る者の心を力強く包み込むような深遠なダイナミズムと濃密な世界観が比較的コンパクトな空間に詰め込まれます。

荒木由香里《creature》2007年
展覧会情報

荒木由香里 個展 waltz
studioJ
http://studio-j.ciao.jp/
大阪府大阪市西区新町3-14-8
06-6110-8508
5/13(水)~6/13(土)日月火休
13:00~19:00

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、荒木由香里の大阪では初となる個展です。
 ハイヒールやカメラなどの身近にあるものや貝殻などの自然物とを組み合わせ、さらにそこに造花やビーズなどを加えながら動物などのさまざまな造形を創り出します。それらは女性的な可愛らしさを奏でながら、シュールな風合いや儚さと背中合わせの生命の感触をも醸し出し、空間に幻想的なアクセントをもたらします。

稲葉寛乃《見分けのつかないただの一日(部分)》180×500cm ポリエステル・アクリル・ポリ塩化ビニール
展覧会情報

稲葉寛乃展
Galley 58
http://www.gallery-58.com/
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
03-3561-9177
5/11(月)~5/16(土)
12:00~19:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、稲葉寛乃の1年振りの個展です。
 素材が持つポテンシャルを巧みに引き出し、ユニークな視覚的効果をもたらしながら独特の奥行き感を持つインスタレーションを展開しますが、今回はメッシュ加工された透過性のある布を重ねることで、観る位置や角度によって見え方に変化をもたらす効果を創り出し、昨今の日常に唐突に起こる非日常との距離感を独自のアプローチで表現します。

川上亜寿美《まくら返し》2009年 (C)Azumi Kawakami/photo credit:O Gallery eyes
展覧会情報

川上亜寿美展
O Gallery eyes
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/
大阪府大阪市北区西天満4-10-18石乃ビル3F
06-6316-7703
5/11(月)~5/16(土)
11:00~19:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1984年生まれのアーティスト、川上亜寿美の個展が昨年夏の同ギャラリーでの2人展に続いて開催されます。
 軽やかな筆致と色彩とでさまざまな人々のそれぞれの日常が描かれ、ポップに展開。遊び心にも満ち、楽しくてほっとするような雰囲気が溢れ、のんびりとしたなかにシュールな感触も緩やかに漂わせます。

 皆様、おはようございます。
 ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
 連休でお休みのギャラリーも多く、おかげでいつもよりも余裕を持っていろいろと観に行ける感じがするので、土曜日は勝どき銀座京橋清澄曙橋六本木学芸大学そしてそこから京王線に乗って味の素スタジアムと

 


 その経路のどこに余裕があるんだよ!Σ( ̄口 ̄;)

 


 ・・・もとい、日曜日は数を減らして横浜美術館、鎌倉、吉祥寺。以前から行ってみたかったポラリス☆ジ・アートステージ、ウグイスの鳴き声を耳にしながら北鎌倉路を歩いて、サイトに掲載されているアクセスマップが実に懇切丁寧で、「住宅表示板が!」「おお、赤いゼラニュームの花が2階ベランダに!」といった具合に次から次へと現れる目印に感動したのですが、それでも道を間違えるという体たらくというか失態を...orz
「石段4段」が最高難度の目印とみました。

 


 今週は以下の10の展覧会をご紹介いたします!

元木孝美 The other side
門田光雅「俯瞰する樹形図」
原口佳子「床屋のかがみは海へつづく」
海老原靖「Sleepers」
澤柳英行 FISSION - FUSION
田中麻記子 個展「ROSE TUNING」
今津景 個展
大谷有花展 -life-
大西正一 Sequence
佐藤雅晴「ピンクのサイ」

 今週は他に,ARATANIURANOでの西野達さんの個展も注目ですし、SPACE YUIでのオードリーカサワキさんの個展も面白そう、岐阜市界隈での「よりみち・プロジェクト いつものドアをあける」も気になります。
 ではでは、よろしくお願いいたします!

佐藤雅晴《Hands》70×46.2cm ラムダプリント、アクリルマウント 2009年
展覧会情報

佐藤雅晴「ピンクのサイ」
Gallery Jin Projects
http://galleryjin.com/
東京都台東区谷中2-5-22 山岡ビル1F
03-5814-8118
5/9(土)~6/6(土)月火休
12:00~19:00(最終日:~17:00)
オープニングレセプション:5/9(土)17:00~19:00

ex-chamber memo

 1973年生まれでドイツ在住、第12回岡本太郎現代芸術賞において特別賞を受賞するなど注目を集めるアーティスト、佐藤雅晴の個展です。
 緻密にディテールが表現されたアニメーションや平面作品を制作。力強く射し込むさまざまな光や闇のなかの絶妙な陰影などを実写からマウスでトレースするというプリミティブな手法によってパソコン上で表現、さまざまなモチーフをコラージュ状に組み合わせながら写真と見紛うほどの精度で異次元の情景を描き出し、ダイナミックなスケール感をたたえた深遠な静謐感を奏でます。同展では新作の平面作品約10点が発表されます。

大西正一
展覧会情報

大西正一 Sequence
THE THIRD GALLERY AYA
http://www.thethirdgalleryaya.com/
大阪府大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル2F
06-6445-3557
5/9(土)〜5/30(土)日月休
12:00〜19:00(土:〜17:00)
アーティストトーク:5/9(土)17:30〜19:30
参加費700円(税込・1ドリンク付)定員25名(要予約)

ex-chamber memo

 1980年生まれのアーティスト、大西正一の個展です。
 車窓越しに捉えられるさまざまな「風景」。視覚表現のひとつとして写真を選び、カメラを通してさまざまな情景や場面を収めながら、そこに瞬間性、一瞬で過ぎ行く刹那を織り込むことで、時間的、あるいは空間的に無数に連なる瞬間の存在を提示を試み、それによってイメージの広がりを観る者に思い起こさせます。

大谷有花
展覧会情報

大谷有花展 -life-
GALLERY MoMo Ryogoku
http://www.gallery-momo.com/
京都墨田区亀沢1-7-15
03-3621-6813
5/9(土)~5/30(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:5/9(土)18:00〜20:00
アーティストサイト:http://www.i-c-arts.com/yuka_terrace.html

ex-chamber memo

 1977年生まれ、軽やかな色彩感とモチーフで、それぞれにメッセージ性を織り込みながら豊かな世界観を紡ぐアーティスト、大谷有花。GALLERY MoMoでは6回目、両国のスペースでは初となる個展が開催されます。
 2004年より「relax」「Mindscape」「fair」「picnic」「peace」というテーマを据え、そのときに持つ自らの感情や社会情勢などを絵画を通して映し出し、それがひとつのパノラマのように繋がって独創的な世界を築き上げてきましたが、今回は「life」という、人間の根幹を問うようなタイトルを設定。混沌とした現在の状況から感じるものやこれまで過ごした日々で育んできた想いが、絵画とそこに登場するさまざまな色やキャラクター、そして温かく織り込まれることばを通じておおらかに瑞々しく表現されます。

今津景《回ると光る》1818×2273mm(150号) 油彩 2009年
展覧会情報

今津景 個展
NODA CONTEMPORARY
http://www.nodacontemporary.com/
愛知県名古屋市中区栄3-32-9 アークロック栄ビル3F
052-249-3155
5/8(金)~6/6(土)日祝休
11:00~19:00

ex-chamber memo

 1980年生まれ、VOCA展2009において佳作賞を受賞し注目を集めるアーティスト、今津景の個展です。
 大胆な配色と題意なミックな奥行き感、そして巧みに繰り広げられる写実力で幻想と現実の狭間にあるような情景を描きます。透明感溢れる艶やかなグラデーションがファンタジックな高揚感を醸し出し、随所に挿入される歪んだ景色が鑑賞者の意識を引き込み、揺らめくような空間のイメージへと導きます。

田中麻記子
展覧会情報

田中麻記子 個展「ROSE TUNING」
hpgrp GALLERY 東京
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F
03-3797-1507
5/8(金)~5/31(日)月休
11:00~20:00
オープニングレセプション:5/8(金)19:00〜21:00
協力:Yumiko Chiba Associates

ex-chamber memo

 1975年生まれのアーティスト、田中麻記子の個展です。
 昨年、同ギャラリーで開催された個展に引き続き、今回も油彩の新作を中心に構成。アグレッシブなシチュエーションが力強いうねりを生み出していた前回の作風から変化し、揺らめくような絵の具の質感が妖しげな雰囲気をさらに深め、揺らめくような空気感を創出、鉛筆による作品から一貫して綴られる女性的な幻想性が、さらに濃密に奏でられます。

澤柳英行《Schizo》67.1×42.2×0.15cm ステンレス、テグス 2009年
展覧会情報

澤柳英行 FISSION - FUSION
ラディウムーレントゲンヴェルケ
http://www.roentgenwerke.com/
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
5/8(金)~5/30(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングパーティー:5/8(金)18:00~

ex-chamber memo

 1966年生まれ、現在はロンドンを拠点として活動し、2007年秋にヴァイスフェルトで開催されたグループショー「貌[ヴィサージュ]」への参加でも大いに注目を集めたアーティスト、澤柳英行の個展です。
 ステンレス板の素材の質感が放つ硬質で無機的な感触のインパクトとともに、そこに精緻に施される大小のホールの整然とした密集が、あたかもモノクロームの印刷物を至近で眺めたときに分かるドットのように、ひとつの場面を導きだします。同展ではそれぞれ「分裂」と「融合」という意味の言葉をタイトルに据え、これまでで最大サイズとなる2点を含む5点の新作で空間を構築。独創的なスタイルの作品によって、相反するふたつの概念の交錯の提示が試みられます。

海老原靖
展覧会情報

海老原靖「Sleepers」
Wada Fine Arts
www.wadafinearts.com
東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル1F
03-5848-7172
5/8(金)〜5/29(金)日月祝休
11:00〜19:00
オープニングレセプション:5/8(金)18:00〜

ex-chamber memo

 1976年生まれのアーティスト、海老原靖の個展です。
 さまざまなシリーズを展開し,それぞれに独創的な世界観を築き上げてきましたが、同展では白い肢体に髪の毛が精緻に描かれた人物像が登場する「Lust」シリーズの新作を発表。さらに、これまで一貫してまっさらな背景での展開から一転、背景へも描写の対象が広がり、これまで登場しなかった鮮やかな色彩やテクスチャーが加わることで情景感の深化がもたらされます。同展では130号の油彩画をメインに据え、ドローイング作品約10点が発表されます。

原口佳子
展覧会情報

原口佳子「床屋のかがみは海へつづく」
FUKUGAN GALLERY
http://www.fukugan.net/
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-20-4F
06-6253-3266
5/7(木)~6/6(土)日月休(火:予約制)
13:00~20:00

ex-chamber memo

 写真家、原口佳子の1年振りとなる個展です。
 ストレートフォトで描き出される、幻想感も漂わせるような儚げな情景。色へのこだわりゆえに手焼きでのプリントで作られる作品群は、どこまでも続くような奥行きを思わせる空や、自然光によってそこにあるものすら存在が失せてしまったような淡い気配が繊細な孤高感を奏で、無音以上の静寂が横たわります。

門田光雅《木枯らし》2009年
展覧会情報

門田光雅「俯瞰する樹形図」
遊工房アートスペース
http://www.youkobo.co.jp/
東京都杉並区善福寺3-2-10
03-5930-5009
5/7(木)~5/24(日)月火休
12:00~19:00(最終日:〜17:00)
アーティストサイト:http://www.ki-mon.com/

ex-chamber memo

 1980年生まれのアーティスト、門田光雅(かどたみつまさ)の個展です。
 画面に盛り込まれる絵の具が放つヴィヴィッドな臨場感。さまざまな色彩の絵の具が生々しいストロークにより複雑に重なり絡み合いながらアグレッシブなうねりを伴う抽象性を創出、さらに無数のミニマムな要素が関わりあって無数の深い奥行き感やアバンギャルドな情景を導きだします。

元木孝美
展覧会情報

元木孝美 The other side
SOL
http://www005.upp.so-net.ne.jp/SOL
東京都中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビルB1F
03-5537-6960
5/4(月)~5/9(土)
11:00~19:00(最終日:〜17:00)
オープニングパーティー:5/4(月)17:00〜

ex-chamber memo

 1975年生まれのアーティスト、元木孝美の個展です。
 トタンを用いた平面での展開やインスタレーションなど、さまざまな作品を発表。細くカットされ、虚空に線を描くように組み上げ、また同じパターンを繰り出すなどの立体表現により、ユニークな3次元表現が繰り広げられることで興味深い空間性が創出されます。