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2009年7月アーカイブ

 皆様、おはようございます。
 昨晩は予備校の頃の友人2人、そしてそのうちのひとりの奥様と赤ちゃんと食事。ホントに何年振りかに揃って随分懐かしくも思いつつ、やっぱり会うと「変わらないなぁ」と思う次第です。

 


 で、だいたいこういう場になるとお互いの近況を報告しあうわけですが、たいてい僕が聞かれた場合、

 


 何やってるの?(・∀・)

 


 と聞かれて答えると今度は

 


 何やってるの?!Σ( ̄口 ̄;)

 


 とそれはもう見事に(笑)。
 だいtだいからして僕もたまに

 


 何やってんだろ俺Σ( ̄口 ̄;)

 


 と思うことも稀にあるので、こういう反応もまあ分かるかな、と。
 で、いろいろと話をしている中で、赤ちゃん連れのほうの友人は「アートは分からない」と言いつつ「観たりするのは好き」と宣ってたりして、もっとも今回は赤ちゃんがいることでいろいろと観に行くことは難しそうだったのですが、アートに対してこういう距離感の人っておそらく潜在的にいっぱいいるだろうから、そういう人たちの背中を押すようなことが何かできないかな、と柄にもなくそんな殊勝なことを考えた次第です。

 


 ではでは、今週は13の展覧会をご紹介致します。

 

新世代への視点2009 柳井信乃 "my obscure outline"
新世代への視点2009 鎌田あや展
田中洋喜展 pluralistic ontology(多元的存在論)
新世代への視点2009 藤原彩人展
「こ  わくな  い もん」隠崎麗奈 源生ハルコ トーヴェ・クレイスト
「My story -ひとりあそび」近藤恵介、黒嶋亮子、牡丹靖佳、Aurelie Mathigot
元田久治展
辻直之展 "風の精"
池田学展
石川結介 "UNFINISHED ELIXIR" 未完のエリクシール
ボイジャー 内海聖史
栗山斉 ∴0=1 -prelude
アートと環境との対話 環境展「絶景」

 

 今週始まる面白そうな展覧会はこの他にもたくさん、特に注目なのが、そのうちいくつかを紹介している「新世代への視点2009」が銀座・京橋の十数軒の画廊を中心に開催、そして「ARCHITECT TOKYO 2009」に合わせてTomio Koyama Gallery, TokyohiromiyoshiiTARO NASUギャラリー小柳ほかで建築の展覧会が同時開催なのも興味津々。また、スパイラルガーデンで開催の「混沌から躍り出る星たち2009」、名古屋のKenji Taki Galleryでの横内賢太郎さんの個展などなど、とにかく凄まじい密度でございます。
 ではでは、今週もよろしくお願いします!

大巻伸嗣
展覧会情報

アートと環境との対話 環境展「絶景」
トーキョーワンダーサイト渋谷
http://www.tokyo-ws.org/shibuya/
東京都渋谷区神南1-19-8
03-3463-0603
8/1(土)~11/8(日)月休(祝日の場合は翌火休)
11:00~19:00
大巻伸嗣サイト:http://www.shinjiohmaki.net/

ex-chamber memo

 この夏、トーキョーワンダーサイトが環境問題とアートとの関わりをテーマに企画する一連のプログラムの一環として、1971年生まれのアーティスト、大巻伸嗣(おおまき・しんじ)の東京では久々となる展覧会が開催されます。
 これまで壮大なスケールのさまざまなインタラクティブアートを敢行し、現在に至りますが、同展では2007年以来、主に東アジア諸国で行われてきた「Garbage Project」の延長上の展開をすべて新作によって発表。廃棄物を取り入れてアートとしての境界を探ることをテーマとし、社会へ向けてユニークなスタンスからの提案が試みられます。

栗山斉《∴ 0=1 – trace of light》30.5×24.5cm type C print, acrylic board, etc. 2009年
展覧会情報

栗山斉 ∴0=1 -prelude
magical, ARTROOM
http://www.magical-artroom.com/
東京都渋谷区恵比寿1-18-4-3F
03-3445-8988
8/1(土)~9/12(土)日月祝・8/9~8/17休
12:00~20:00
オープニングレセプション:8/1(土)19:00〜
アーティストブログ:http://hitoshikuriyama.blogspot.com/

ex-chamber memo

 1979年生まれのアーティスト、栗山斉(くりやま・ひとし)の個展です。
 現象が持つ美しさを捉えるようなユニークなスタンスでさまざまな展開を繰り広げていますが、同展では最近取り組んでいる、ヒューズが切れる瞬間に放たれる光を写真様印画紙に直に露光し、そのときに生み出されたさまざまな色彩の豊かさで魅せる作品を中心に発表。妖し気なグラデーションが白に映える画像の美しさとともに、自滅するように製造された電子部品であるヒューズの機器としての存在の「消滅」の刹那にもたらされる色彩の「生成」、という相反する要素も提示、そこに深いイメージを提供します。

内海聖史
展覧会情報

ボイジャー 内海聖史
eN arts
http://www.en-arts.com/
京都府京都市東山区祇園町北側円山公園 八坂神社北側
075-525-2355
8/1(土)~8/30(日)金土日のみ(その他の曜日は事前予約制)
12:00~18:00
オープニング・レセプション:8/1(土)18:00〜20:00
アーティストブログ:http://uchiuminfo.exblog.jp/

ex-chamber memo

 GALERIE ANDOでの個展を終えて間もなく、今度は京都で内海聖史の個展が開催されます。
 独自のペインターの矜持を示すかのごとく、さまざまなアプローチによって空間にもたらされるオリジナリティ。「十方視野」「千手」と絵画のみによってユニークな空間を創出する展開が続きましたが、京都での初個展となる同展では、ラディウムでの「掌」で発表されたものを除くと久々となる立体の試みも導入。複雑な動線と構成をもち、茶室やブラックキューブも備えるeN artsの壁面/空間に挑み、さまざまな色彩を駆使しながらひときわアクロバティックな展開が繰り広げられます。

石川結介
展覧会情報

石川結介 "UNFINISHED ELIXIR" 未完のエリクシール
藝術倉庫
http://www.roentgenwerke.com/
05geijutsusoko.html
栃木県那須郡那須町高久丙3227-1
0287-77-0033
8/1(土)~8/30(日)月休
11:00~18:00
オープニングパーティー:8/1(土)16:00〜
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:レントゲンヴェルケ

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 1977年生まれの壁画家/アーティスト、石川結介(いしかわ・ゆうすけ)。昨年の浅草橋ラディウムの本格稼働第一弾として開催された個展に続き、今夏は栃木県那須の藝術倉庫で個展が開催されます。
 複雑なカットが施された宝石をモチーフに、多くの色彩を取り込んでシャープかつヴィヴィッドな壁画を展開。さまざまな幾何学形体による複雑な構造を壁面に展開することで、硬質なダイナミズムを創出します。

池田学《予兆(部分)》190×340cm 紙にペン、インク 2008年 撮影:久家靖秀 (C)IKEDA Manabu Courtesy Mizuma Art Gallery
展覧会情報

池田学展
おぶせミュージアム
http://www.town.obuse.nagano.jp/bijutsu/
obusemuseum/obusemuseum_index.html
長野県上高郡小布施町大字小布施595
026-247-6111
7/31(金)~10/6(火)
9:00~18:00
入館料:一般500円/高校生250円/中学生以下無料
《ギャラリートーク》
池田学×中島千波(日本画家・東京藝術大学教授):9/22(火祝)14:00〜

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 1973年生まれ、ミヅマアートギャラリーでの2度の個展などを経て、今もっとも注目を集めるアーティストのひとり、池田学(いけだ・まなぶ)の初の美術館での個展が開催されます。
 横幅3mを超える最新作「予兆」をはじめ、「再生」(2001)、「方舟」(2005)などといった代表作がほぼすべて揃い、これまでの池田のほぼすべての変遷を網羅し、国内外のアートファンを熱狂させる凄まじいスケールと密度で展開される細密画がずらりと並び、圧巻の世界が美術館を満たします。

辻直之 (C)Naoyuki Tsuji, 2009
展覧会情報

辻直之展 "風の精"
Tomio Koyama Gallery, Kyoto
http://www.tomiokoyamagallery.com/
京都府京都市下京区西側町483(西洞院通/新花屋町通 西南角)
075-353-9992
7/31(金)~9/5(土)日月祝・8/9~8/17休
11:00~19:00
オープニングレセプション:7/31(金)18:00〜20:00
アーティストブログ:http://nanimation.exblog.jp/
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:TOMIO KOYAMA GALLERY

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 1972年生まれ、昨年東京と京都を巡回した企画展「現代美術への視点--エモーショナル・ドローイング」への参加でも話題を集めたアニメ作家、辻直之の個展です。
 どこかのどかさが漂う雰囲気の中に潜む無垢で濃密な世界観。木炭を用い、描いては消す手法でアニメーションを制作し、もわもわと湧くようなシンプルな画風と登場する人々の独特な表情とでユーモアとシュールさとが絡み合う物語を創出します。同展では新作「風の精」と過去の作品4点が上映されます。

元田久治
展覧会情報

元田久治展
hpgrp GALLERY東京
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo/
03-3797-1507
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1
7/31(金)~8/30(日)月休
11:00~20:00
オープニングレセプション:7/31(金)19:00~21:00
アーティストサイト:http://hisaharu-motoda.petit.cc/
@GALLERY TAGBOET GALLERY SELECTION:hpgrp GALLERY東京

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 1973年生まれのアーティスト、元田久治(もとだ・ひさはる)の個展です。
 徹底的に破壊され、廃墟と化されるさまざまな現代建築や都市風景を精緻な再現性で臨場感たっぷりに表現し、現在時点では非現実でありながらも重厚なリアリティを伴う描写で展開し、独創的な視点で未来を提示します。同展は新作によって構成、近年取り組むペインティング作品が発表され、ストイックにディテールが再現された、朽ちてなお力強さを備える近未来世界が空間に漂います。

近藤恵介 黒嶋亮子 Aurelie Mathigot
展覧会情報

「My story -ひとりあそび」近藤恵介、黒嶋亮子、牡丹靖佳、Aurelie Mathigot
MA2Gallery
http://www.ma2gallery.com/
東京都渋谷区恵比寿3-3-8
03-3444-1133
7/31(金)~8/29(土)日月祝・8/11~8/15休
12:00~19:00
《アーティストサイト》
近藤恵介:http://www.kondokeisuke.com/
Aurelie Mathigot:http://www.aureliemathigot.com/

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 これまでも凛とした静謐な世界観で包み込むようなグループショーをほぼ定期的に行っているMA2Gallery、今回は4名のユニークな個性を揃え、豊かな情景を導き出すような繊細な空間を紡ぎます。
 大学では日本画を学んだ近藤恵介(こんどう・けいすけ)は、やさしいベージュの背景にさまざまな要素をユーモラスさも交えて記号的に配置し独特のリズムを展開、ほのかな淋しさを伴う空間性でユニークな構造を導き出します。2007年のVOCA展への参加でも知られる黒嶋亮子(くろしま・りょうこ)は、薄い布地に淡い色彩を灯し、ふたつのやわらかな質感で淡い情景を展開。近年目覚ましい活躍を遂げる牡丹靖佳(ぼたん・やすよし)は独特の筆致で精緻な描写とおおらかで時に荒々しい抽象表現とでダイナミックで幻想的な景色を描き出します。この日本人アーティスト3名に加え、パリを拠点に活動、ニードルワーク作品で知られるAurelie Mathigot(オレリー・マチゴ)を加え、それぞれのアーティストが独自のスタンスで「My story」を綴っていきます。

源生ハルコ Tove Kleist 隠崎麗奈
展覧会情報

「こ  わくな  い もん」隠崎麗奈 源生ハルコ トーヴェ・クレイスト
TOKIO OUT of PLACE
http://www.outofplace.jp/
東京都港区南麻布4-14-2 麻布大野ビル3F
03-5422-9699
7/31(金)~8/29(土)日月火祝休
12:00~19:00
レセプションパーティー:7/31(金)18:30〜
《アーティストサイト》
隠崎麗奈:http://www.reina-kakurezaki.jp/
源生ハルコ:http://www.harukogenius.net/
Tove Kleist:http://www.tovekleist.se/

ex-chamber memo

 奈良を拠点とするGallery OUT of PLACEが今年1月に東京へ出店、これまで4名のアーティストを個展形式で紹介してきましたが、今回は同スペースで初となるグループショーが開催されます。
 1977年生まれの隠崎麗奈(かくれざき・れいな)は主にFRPを用いて立体作品を制作。ユーモラスな造形でコミカルかつキュートな空間をもたらし、そこに縮尺の感覚を惑わすような感覚も伴うファンタジックな世界を導き出します。源生ハルコは1975年生まれ、金魚と人物を画面に登場させ、モノトーンと金魚の鮮やかな赤色とのコントラストで深層に存在する無垢さと危うさを引き出すような独特の情景を描き出します。1977年スウェーデン生まれのTove Kleist(トーヴェ・クレイスト)は細やかな線描を緻密に紡ぐドローイングやさまざまな素材を用いたインスタレーションで、ナチュラルな風合いを自身の世界に取り込みます。

藤原彩人《UNLIMITED》 at A+(A-Puls)
展覧会情報

新世代への視点2009 藤原彩人展
gallery21yo-j
http://www.gallery21yo.com/
東京都世田谷区等々力6-24-11
03-3703-7498
7/28(火)~8/9(日)月休
13:00~18:00

ex-chamber memo

 1975年生まれの彫刻家/アーティスト、藤原彩人(ふじわら・あやと)。昨年10月に文化庁の派遣でのロンドン滞在より帰国して以降、初となる個展です。
 セラミックで再現されるさまざまな人物の佇まいと虚ろな表情。陶素材の独特のぬくもりを醸し出しつつ、そこで表現される人体はどこか妖しさや謎めきをたたえ、シュールな要素も織り交ぜながら、素材の質感とはまた別の「重み」が放たれます。

田中洋喜《depth》116.7×91.0cm 油彩・キャンバス 2009年
展覧会情報

田中洋喜展 pluralistic ontology(多元的存在論)
CUBIC GALLERY
http://cubicgallery.cside.com/
大阪府大阪市中央区備後町3-1-2 アトラスビル201
050-3469-0021
7/27(月)~8/8(土)日祝休
12:00~19:00(土:~17:00)

ex-chamber memo

 1979年生まれ、シェル美術賞2006でのグランプリ受賞でも話題を集め、現在も関西を中心に活動するアーティスト、田中洋喜(たなか・ひろき)の個展です。
 絶妙にぼやける描写で情感豊かに、かつ冷静な視点で描かれる人物像。およそひとつの色彩による背景は豊かな奥行き観を紡ぎ出し、そこに背景の雰囲気とは異質なくっきりとしたエッジを伴いつつ、蜃気楼のような気配感で姿を浮かび上がらせる人物たちは、落ち着いた佇まいとは裏腹に、危うげな風合いも醸し出します。

鎌田あや《my mirror》手鏡、付けまつげ
展覧会情報

新世代への視点2009 鎌田あや展
ギャルリー東京ユマニテ
http://www.kgs-tokyo.jp/humanite.html
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
03-3562-1305
7/27(月)~8/8(土)日休
10:30~19:00

ex-chamber memo

 1981年生まれ、トーキョーワンダーウォール2008での立体・インスタレーション部門での審査委員賞受賞などでも注目を集めるアーティスト、鎌田あやの個展です。
 実際に使用されたさまざまな道具や衣類などを大胆に取り入れ、独自の女性観をファンタジックに展開。記憶が刷り込まれたような素材を用いることにより、豊かで妖し気な深みを作品にもたらします。同展では映像も組み込んだインスタレーションを展開、ユニークなスタンスとフレッシュな感性とによって生み出される美しさや強さなど提示されます。

柳井信乃《spill-2》45×30cm 和紙、岩絵の具、パネル、ビーズ、他 2009年
展覧会情報

新世代への視点2009 柳井信乃 "my obscure outline"
Gallery Q
http://www.galleryq.info/
東京都中央区銀座1-14-12 橋本第17ビル3F
03-3535-2524
7/27(月)~8/8(土)日休
11:00~19:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 1979年生まれのアーティスト、柳井信乃(やない・しの)さんの個展です。
 画面に這う無数の「蟻」。ビーズと銅線とでキュートに作り上げられる蟻は画面上で無邪気に群れをなし、描かれる甘い食物などとともにちょっぴり生々しいイメージを伴わせながら、平面展開における立体的なアプローチの面白さをキャッチーに奏でます。

 皆様、おはようございます。本日祝日のため、若干遅めの更新となっております。
 そんな本日、某アート雑誌の辣腕編集者H氏に呼び出されてまして、午後から尋問もとい打ち合わせなのでございます。
 なんでも、今回の特集が「ギャラリー巡り」なのだそうで、そこで日々小忙しく回っている僕にお話が回ってきたという次第。おそらく本日の尋問もとい打ち合わせでは

 


H氏「ここからあのギャラリーへ行くにはどの道が近いんだ、答えろぉぉ!」
僕「靖国通りを真っすぐ東へ向かえばいいのでございますぅぅぅ!」
H氏「他に何か情報はないのかぁぁ!?」
僕「途中行列がいつもできてる鯛焼き屋は福耳が美味でございますぅぅ!」
H氏「そんなことはどうでもいい!」
僕「ひえぇぇ、すみませんでしたぁぁ!」

 


 という問答は行われず滋味に地道にあーだこーだという感じになるとも思います。ともあれ、今週のリード文をこんな感じでアップしてしまうので、まずは謝るところから始めたいと思ってます(・∀・)

 


 ではでは、今週は7つの展覧会をご紹介致します。

 

唐仁原希展
加藤苑展「傲慢な空虚 -arrogant emptiness-」
武田歩展 終りの領域
尾家杏奈「はじまりのはじまり」
山本昌男展「川」
TRIO-A-STRIPE 秋本将人 西原功織 保坂毅
「変成態-リアルな現代の物質性」展 vol.3 泉孝昭×上村卓大 「のようなもの」の生成

 

 今週は、この他に興味深そうなものはMATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/wでのユニークなテーマのグループショー、広島市現代美術館での大規模な展覧会に合わせて開催のOta Fine Artsでの小沢剛さんの個展、Gallery Nomartでの今村源さんの個展、Bunkamura Galleryには大阪の若手アーティストが集結、などなどでございます。
 ではでは、今週もよろしくお願いします!

上村卓大《something #2》6'1×18 1/8×2 1/4inch ブランクス、ファイバーグラス、ポリエステル樹脂、リーシュカップ、フィンボックス 2009年 (C)Takahiro Kamimura 泉孝昭《pallet》wood, paint 2009年 (C)Takaaki Izumi
展覧会情報

「変成態-リアルな現代の物質性」展 vol.3 泉孝昭×上村卓大 「のようなもの」の生成
gallery αM
http://www.musabi.ac.jp/gallery
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビルB1F
03-5829-9109
7/25(土)~9/5(土)日月祝休・夏季休廊:8/9(日)〜8/17(月)
11:00~19:00

ex-chamber memo

 gallery αMの通年企画の第3弾では、素材の質感を大胆に活かしながら独特の情景や空間を導き出すふたりのアーティストがフィーチャーされます。
 1975年生まれ、昨年横浜ZAIMで開催の「ECHO」への参加でも話題を集めた泉孝昭(いずみ・たかあき)は、身近な素材をあっけらかんとインスタレーションや作品の中に取り込み、シュールさとユーモアとを備えた仕掛けを施しながら、ユニークなイマジネーションの広がりを促します。
 上村卓大(かみむら・たかひろ)は1980年生まれ。泉と同じく身近な素材を用い、それらを巧みに活かしながら別のかたちを形成。素材が持つ質感がその造形の解釈にアクセントをもたらし、独特の美的感覚が提示されます。

展覧会情報

TRIO-A-STRIPE 秋本将人 西原功織 保坂毅
A-things
http://www.a-things.com
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-2 SATOH BLDG.1F
0422-20-3088
7/25(土)~8/30(日)月火休
13:00~19:00

ex-chamber memo

 3名の作家がフィーチャーされた展示です。
 1977年生まれの秋本将人(あきもと・まさと)は時おり立体的かつコンセプチュアルなアプローチも交えながら実験的な平面世界を展開。1978年生まれで2006年のVOCA点への出展などでも話題を集めたペインター西原功織(にしはら・こうし)は、さまざまなモチーフを大胆かつ繊細なストロークで独自の「絵画」へと翻訳します 。また保坂毅(ほさか・たけし)は1980年生まれ、幾何学的な構造を支持体に使いながら「立体」と「平面」の豊かな境界領域を探査。この3名が「ストライプ」という一つのキーワードをめぐり、それぞれの観点からの「応答」を交錯させるという試みを繰り広げます。

山本昌男《KAWA=FlOW #1530》164×245mm gelatin silver print printed 2009
展覧会情報

山本昌男展「川」
MIZUMA ART GALLERY
http://www.mizuma-art.co.jp
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931
7/22(水)~8/22(土)日月祝・8/13~8/15休
11:00~19:00
アーティストサイト:http://homepage2.nifty.com/yamamoto-masao/
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:MIZUMA ART GALLERY

ex-chamber memo

 1957年生まれ、欧米を中心に活動し、世界各国で作品を発表する写真家/アーティスト、山本昌男。ミヅマアートギャラリーでは2006年以来2回目となる個展が開催されます。
 日本的な「わび・さび」を感じさせる独特の世界観と時間性。セピア色のモノトーンの写真でさまざまな情景を捉え、例えば水墨画のそれを思い起こさせるような豊かな空間性を紡ぎ出しながら、レイドバックした雰囲気を緩やかに奏でます。同展では前回の同ギャラリーでの個展と一線を画し、写真作品を1点ずつ額装して展示し、ひとつひとつの作品に収められた移ろう気配感との深い対峙を促します。

尾家杏奈《DEAD DOGS WEARING SOMETHING RED》
展覧会情報

尾家杏奈「はじまりのはじまり」
WADA FINE ARTS
http://www.wadafinearts.com/
東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル1F
03-5848-7172
7/22(水)~8/8(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:7/22(水)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1987年生まれのアーティスト、尾家杏奈(おや・あんな)の初の個展が開催されます。
 情感溢れるダイナミックなペインティング。自らが想い描く物語をモチーフに、それを進行させながら浮かぶシーンをその瞬間の想像や感情を露にするようなアグレッシブな筆致で描きます。分厚い臨場感や時空の交錯がひとつの画面の中に収められると同時に、登場するさまざまな空想上の動物や人々の存在や風景が関係し合い、豊かな物語性も醸し出します。

武田歩
展覧会情報

武田歩展 終りの領域
Gallery K
http://homepage3.nifty.com/galleryk/
東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F
03-3563-4578
7/20(月)~7/25(土)
11:00~19:00(最終日:~17:00)

ex-chamber memo

 アーティスト、武田歩の個展です。
 さまざまなかたちで表現される有機的な風合い、それによって伝えられる生命の感触。軽やかな色彩や時折見せるコミカルかつ深い表情を伴った造形で、ユニークな物語性を紡いでいきます。同展では石膏の彫刻作品とドローイングが発表されます。

加藤苑《Calendar Month×12より、“Month-F”》53.0×45.5cm 麻紙、アクリル絵具、油性ペン他 2009年
展覧会情報

加藤苑展「傲慢な空虚 -arrogant emptiness-」
ギャラリー山口
http://www.galleryyamaguchi.net/
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F
03-3564-6167
7/20(月)~7/25(土)
11:30 ~19:00(金:~21:00、最終日:~17:00)
TAGBOAT Next Generations:加藤苑

ex-chamber memo

 1979年生まれのアーティスト、加藤苑(かとう・えん)の個展です。
 意味深なモチーフを重ねることで紡ぎ出される深遠な世界観。繊細で可憐な線描によって表現される掌や人物、花柄などを登場させ、大胆さと落ち着いた風合いとを感じさせる独特の色彩とで独創的な空間を展開します。

唐仁原希《大好きでしかたがない。》30×30cm パネルにキャンバス・油彩 2009年
展覧会情報

唐仁原希展
画廊 編
http://www.ami-kanoko.com
大阪府大阪市中央区千日前1-2-6
06-6214-2595
7/20(月)~7/25(土)
12:00~19:00(最終日:~16:00)

ex-chamber memo

 1984年生まれのアーティスト、唐仁原希(とうじんばら・のぞみ)さんの個展です。
 危うさと無垢さとがかさなり、交錯する世界観。目が大きく描かれた女の子や擬人化された動物がモチーフとして登場、艶やかな色彩が背景として広がるなかに配され、深い空間性を伴いながら独特の濃密なシュールネスとかわいらしとさとが醸し出されます。

 皆様、おはようございます。
 いや、すごいですよ石川直宏。この日曜日にFC東京のホームゲームがあって味スタに観に行ったんですけど、ひとつ前の試合までで4試合連続ゴール中の石川、今日もやってくれるという期待と「そろそろ・・・」なんて心配とが交錯するなか、キックオフしてから3分、左サイドからボールを受けてゴールへ向かってドリブル開始した石川、名古屋DFをひとり抜き、ふたり抜き、右足一閃。日本代表GK楢崎の左脇をぶち抜いて先制のゴール!!!
 石川がボールを受けた瞬間に、ゴール裏に陣取ってる僕らおそらくみんな

 


 来るのか!Σ( ̄口 ̄;)

 


 もう来ちゃうのか!Σ( ̄口 ̄;)

 


 まだ心の準備できてないんですけど!Σ( ̄口 ̄;)

 


 ホントにキターーーーー!!!!!(≧∇≦)ノ゛

 

 みたいな感じでなんだかもう。。。
 ああいうの観ると、元気とか勇気とか貰った気分で、東京も完勝だったし、非常に良い気分で新しい週を迎えられるという。好きな球団があると人生の5%くらい充実してきます。
 先週はなんだかもうものすごく腹立つことがあったのでそれを書こうかとも思ったんですけど、まあこれだけ書いただけでも思い出してムカムカしてくるんですけど、そういうのも吹き飛ばしてくれた石川とFC東京に感謝、今週も頑張ってまいります、っていうかこういうことでも書かないとやってられるか!
 もとい。
 気を取り直して、8つの展覧会をご紹介致します。

 

from/to #5 早川祐太 村岡佐知子
山下耕平展 -ケルン・現在位置-
永瀬武志 " super real "
極並佑 個展
鶴見幸代個展 "チューニング Tuning"
「続・続・続」展
熊谷直人 "p d"(p)
ミリアム・ケイアンス/杉田陽平展

 

 今週は美術館の展覧会も楽しみなのが始まります。東京都庭園美術館での「Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」、東京オペラシティアートギャラリーでの「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」と「project N 38 山下美幸」はぜひ観たい、また他に、庭園美術館にも参加される手塚愛子さんの個展がKenji Taki Gallery Tokyoで始まるなど、いろいろと今週も目白押しでございます。
 ではでは、よろしくお願いします!

杉田陽平《untitled》F8 oil on canvas 2009年
展覧会情報

ミリアム・ケイアンス/杉田陽平展
Gallery Strenger
http://www.gallery-strenger.jp/
東京都港区南麻布3-3-39 カーサベルマン1F
03-5422-9045
7/18(土)~8/8(土)日月祝予約制
12:00~19:00
アーティストレセプション:7/18(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 海外のアーティストと日本人の若手アーティストを積極的に紹介するGallery Strengerで、それぞれからひとりずつをフィーチャーした展覧会が開かれます。
ベルギー人女性彫刻家のミリアム・ケイアンス(Myriam Eykens)はテラコッタであたたかみ溢れる人物の造形を制作。素材の質感が穏やかな雰囲気を醸し出します。
 杉田陽平は1983年生まれ、同ギャラリーでは2度目の登場となります。絵の具を皮状に固め、それをキャンバス上に重ねてさまざまな情景を導き出すという独自のスタイルで、後列なインパクトをそなえるペインティングを制作、さまざまな色彩が絡まる前衛的なテクスチャーのなかに、ダイナミズムと繊細な幻想世界がもたらされます。同展では「生き物の死」を主題とした新作約6点が発表されます。

熊谷直人《a tree》120.5×125.5cm oil, acrylic on canvas 2009年
展覧会情報

熊谷直人 "p d"(p)
Gallery Teo
http://www.galleryteo.com/
東京都品川区東五反田2-5-15
03-5791-4484
7/18(土)~8/1(土)日月祝休
11:00~19:00
オープニングレセプション:7/18(土)18:00〜20:00
アーティストサイト:http://naotokumagai.com/

ex-chamber memo

 1978年生まれのアーティスト、熊谷直人の個展が同ギャラリーで2期連続で開催。それぞれ(p)、(d)と称し、前期となる同展ではペインティング作品で構成されます。
 画面に揺らめくように溢れ、広がるさまざまな色彩。植物を主なモチーフとして取り上げ、さまざまな情景を表現しながら、そこにある景色のなかに存在している光の表情をていねいに、そしてその艶やかさを失わないようにひとつひとつ捉えてます。そして独特の色調で描き上げられた作品群からは、豊かな瑞々しさと幻想的な気配に満ちた独創的な世界が繰り広げられます。

大平龍一《セミシグレ》4.444匹 12000×1750×60mm 木彫原型石膏金彩造 2008年 Photo by kachmo
展覧会情報

「続・続・続」展
市田邸、原っぱ音地
東京都台東区上野桜木1-6-2市田邸
7/18(土)〜7/26(日)
11:00〜19:00
オープニングパーティー:7/18(土)18:00〜20:00 (DJ KEYTHDEATH)
展覧会サイト:http://zoku-zoku.com/zoku_zokuzoku/index.html
《参加アーティスト》
大平龍一、コマドル、重田佑介、並河進、新見文、森一朗
《アーティストサイト》
大平龍一:http://www016.upp.so-net.ne.jp/ryu-1/
重田佑介:http://www.shigetayusuke.com/
新見文:http://ayaniimi.com/
森一朗:http://www.zoku-zoku.com/artist/mori/

ex-chamber memo

 昨年開催の「続・続」展に引き続き、東京藝術大学そばの旧家屋で開かれるグループショー。
 前回は大平龍一と森一朗というのふたりの彫刻家によって行われましたが、今回はさらにスケールアップ、アニメーションユニットのコマドルや、映像作品などを手掛ける重田佑介、さまざまなメディアでの活動でも知られる新見文、ユーモラスな言葉の使い手でもあるコピーライターの並河進と、バラエティに富んだ面々が揃い、さらにインパクトのある空間を演出。ワークショップなども通じて、ひと味違う現代アートの楽しみ方、味わい方を提供します。

鶴見幸代
展覧会情報

鶴見幸代個展 "チューニング Tuning"
谷門美術
東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F
03-3403-9740
http://tanikado.com/
7/17(金)~9/4(金)日月祝・8/11~8/15休
13:00~19:00
オープニングレセプション:7/17(金)18:30〜

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 1978年生まれのアーティスト、鶴見幸代。2007年六本木の頃のmagical,ARTROOMで以来、およそ2年ぶりの個展が開催されます。
 感性と計算とで巧みにもただされる現実の光景との「ズレ」。写真、ドローイングとさまざまな手法を織り交ぜて展開される独特のスタイルで、それぞれのテクスチャーがレイヤー状に一つの画面に重ねられ、写真のリアリズムと手描きの部分の生々しい臨場感とのせめぎ合いによって不思議な奥行きが生み出されます。同展では、コンパクトなスペースで4点の新作のみによって構成。これまでの手法にさらにモザイク風のコラージュも加えられ、さらに高密度の混沌を導き出します。

極並佑《modern people -heads-tails-》1300×1630mm 油彩 2009年
展覧会情報

極並佑 個展
NODA CONTEMPORARY
http://www.nodacontemporary.com/
愛知県名古屋市中区栄3-32-9 アークロック栄ビル3F
052-249-3155
7/17(金)~8/8(土)日祝休
11:00~19:00
opening party:7/17(金)18:00〜20:00

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 1985年生まれのアーティスト、極並佑 (きわなみ・ゆう)の個展です。
 くっきりとした線と配色で描かれるある光景。キャッチーにデフォルメされる人物や室内のグラフィカルな描写で、そこに登場する人々の顔が描かれないことで描かれる場面自体にも匿名性がもたらされ、独特の深みを生み出します。

永瀬武志《26℃》41×53cm アクリル・キャンバス 2009年
展覧会情報

永瀬武志 " super real "
YOKOI FINE ART
http://www.yokoifineart.jp/
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
7/17(金)~8/1(土)日月祝休
11:00~19:00
アーティストレセプション:7/17(金)18:00〜19:30

ex-chamber memo

 圧倒的な再現性。そして圧倒的な透明感。
 1979年生まれのアーティスト、永瀬武志の個展です。
 直前となる今年の6月に開催されたBunkamura Galleryでの個展では人物、風景、花などこれまで展開してきたさまざまな主題の作品を発表しましたが、それに続いての同展では展示作品数を抑え、ストイックに展示を構成。精緻な描写が放つ鋭いリアリティと、絶妙に焦点がずらされることで奏でられる幻想的な気配によって醸し出される臨場感が全面に押し出され、それぞれの作品が持つ凄まじいほどに艶やかな世界観に、空間が満たされます。

山下耕平《climber#3》785×970mm コラージュ 2008年
展覧会情報

山下耕平展 -ケルン・現在位置-
INAXギャラリー2
http://www.inax.co.jp/gallery/
東京都中央区京橋 3-6-18 INAX:GINZA2F
03-5250-6530
7/16(木)~8/22(土)日祝・8/12〜8/16休
10:00~18:00
アーティスト・トーク:7/16(木)18:00~19:00

ex-chamber memo

 1983年生まれのアーティスト、山下耕平の個展です。
 さまざまな素材を用い、その質感を活かしながらヴィヴィッドな世界を創出。印刷物をコラージュ的に使った平面作品や立体物を組み上げてインパクトのある空間構成を繰り広げ、その大胆なプローチがダイナミックな情景を導き出します。同展では「山」「集積」をテーマに平面と立体の作品によるインスタレーションを展開します。

早川祐太《about us》FRP, lead and wire 2009年  (C)Yuta Hayakawa 村岡佐知子《illuminance》130×194cm Oil on canvas 2009年 (C)Sachiko Muraoka
展覧会情報

from/to #5 早川祐太 村岡佐知子
WAKO WORKS OF ART
http://www.wako-art.jp/
東京都新宿区西新宿3-18-2-101
03-3373-2860
7/16(木)~8/8(土)日月祝休
11:00~19:00
アーティスト・レセプション:7/16(木)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 若手アーティストのフォーカスし、これまでも政田武史や傍嶋崇、 横井七菜らを紹介してきた同ギャラリーの企画「from/to」。その第5回となる同展では、早川祐太と村岡佐知子の異なるメディアのふたりがフィーチャーされます。
 早川祐太は1984年生まれ。日常的に存在し、あまりに無意識に接している様々な現象を引き上げ、自身の作品へ転化します。繊細なユーモアも織り込まれるインスタレーション的展開には、無機質な静謐が広がり、そして再提示された現象に対して鑑賞者の感覚も研ぎ澄まされます。
 1983年生まれでGallery Stump Kamakuraでの活動でも知られるペインターの村岡佐知子は、ダークな色調、大胆な配色で独創的な気配を創出。キャッチーなモチーフを織り交ぜつつ、奔放な筆致により揺らめくような空気感と壮大な空間性のイメージも促します。

 皆様,おはようございます。
 この週末は先週も申し上げた通り、ARTCOURT GALLERYでの「Art Court Frontier 2009」のトークイベントへ、推薦者のひとりとして参加してきました...大遅刻しましたが(各方面の皆様すみませんすみません)。

 


 名だたる推薦者が名を連ねるなか、

 


 ぼ、僕でいいのか!?Σ( ̄口 ̄;)

 


 ・・・・・という感じなんですけど、こういう機会は活かしたい、と思い、「関西にゆかりのありアーティスト」という条件の下で、普段東京を本拠とする人間として、「東京で拝見している関西のアーティスト」という括りで考え、奥田文子さんを推薦した次第で。
 奥田さんの作品は主にGALLERY MoMoで拝見していて、大阪での個展や公募展でもチェックしていたりするのですが、「せっかくなら観たことのないものを観たい、見せたい!」と思って、これまでデイタイムの,明るく白い光の情景を描かれることが多かった奥田さんに

 


 夕焼けの絵を描いてみませんか?(・∀・)

 


 ・・・とリクエスト。この無理且つ唐突なお願いに当初は奥田さんも相当に悩まれたようなのですが、結果、発表された作品はこれまでにない気配が漂うものになっていて、知らない景色を観ることができた満足感と、奥田さんにとっても新しいことへのトライの機会としていただけたようで良かったなぁ、と。
 そして、その他のアーティストの皆さんも、推薦者の期待に意気を感じ、またこのギャラリーの豊かな空間も充分に活かされた作品が提出,発表されていて、バリエーションにも富んだ見応えのある展覧会になっています。
 お近くの方、会期中に大阪に行かれる方はぜひチェックしてくださいまし。

 


 では、今週は7つの展覧会をご紹介致します。

 

清水智裕「ま昼のまぼろし」
内海聖史展 −千手−
竹谷満 "in the forest"
祝迫芳郎展
蒼山日菜 bavardage de ciseaux
Ly "PILED UP"
梅津庸一「ゴールドデッサン」

 

 今回はすべて東京での展覧会になってしまいましたが、関西でもYOD GALLERYでの服部正志さんの個展,sowakaでの下薗英樹さんの個展など,面白そうな展覧会が目白押しでございます。
 ではでは、よろしくお願いします!

梅津庸一《Japanese plane》22.1×22.1cm 板に金筆 2008年
展覧会情報

梅津庸一「ゴールドデッサン」
ARATANIURANO
http://www.arataniurano.com/
東京都中央区新富2-2-5 新富二丁目ビル3A
03-3555-0696
7/11(土)~8/22(土)日月祝・8/9~8/17休
11:00~19:00
オープニングレセプション:7/11(土)18:00〜20:00

ex-chamber memo

 1982年生まれのアーティスト、梅津庸一の個展です。
 前回の同ギャラリーでの個展では油彩画を中心にさまざまな要素を持ち込んだインスタレーションを展開し話題を集めましたが、およそ1年ぶりとなる今回の個展ではゴールドのメタルポイント(金筆)による作品のみで構成。自らの記憶や想像などからさまざまな主題を取り上げ、油彩画とは一線を画する際どく繊細に立ち上がるテクスチャーによって研ぎすまされたような緊張感とナイーブさとが放たれます。そしていわゆる「素描」、デッサンの概念を押し拡げながら、独自の世界を築いていきます。

Ly《SLEEP WALKER》8600×2100mm mural ラフォーレ原宿 WALL 2008年
展覧会情報

Ly "PILED UP"
gallery POINT
http://www.point-of-view.jp/
東京都渋谷区恵比寿西1-4-7
03-5428-5179
7/10(金)~7/25(土)
12:00~20:00
レセプションパーティー:7/10(金)19:00〜22:00
アーティストブログ:http://lyblog.exblog.jp/
@GALLERY TAGBOAT GALLERY SELECTION:gallery POINT

ex-chamber memo

 1981年生まれ、ライブペインティングなどでの活動でも知られるアーティスト、Ly(リィ)の個展です。
 自らの感性に導かれて、伸びやかに,そして深遠に生み出されていくモノクロームの世界。画面に繰り広げられていく線や黒く塗りつぶされる色面は素朴さと奔放さとを醸し出し、さまざまな生命のイメージがうごめき重なる情景とそこに注ぎ込まれる感情の交錯がエネルギッシュな雰囲気をもたらします。

蒼山日菜
展覧会情報

蒼山日菜 bavardage de ciseaux
GALLERY COEXIST
http://coexist-art.com
東京都台東区台東1-23-12
03-3835-4610
7/8(水)~7/26(日)月休
11:00~19:00(最終日:~17:00)
アーティストサイト:http://www.hinaaoyama.com/

ex-chamber memo

 フランス在住の切り絵作家/アーティスト、蒼山日菜(あおやま・ひな)の個展です。
「レース切り絵」と称し、さまざまなモチーフを細密に再現。ハサミだけを用いて、時おりシンメトリーの構図が取り入れられた情感豊かな場面や、可憐な細い線による優雅な模様や文字を紙から精緻に切り出し、信じられないほどに繊細な世界が生み出され、鮮やかな技巧に驚かされると同時に、ファンタンジックなイメージをやさしく促します。

祝迫芳郎《戦術 〜影武者〜》H33×W11×D17.5cm 
展覧会情報

祝迫芳郎展
新生堂
http://www.shinseido.com/
東京都港区南青山5-4-30
03-3498-8383
7/8(火)~7/18(土)日祝休
11:00~18:00(最終日:〜17:00)

ex-chamber memo

 1975年生まれの彫金作家/アーティスト、祝迫芳郎(いわいさこ・よしろう)の個展です。
 緻密な技術で紡ぎ出される、ウィットに富んだ彫金作品。さまざまな生物や食品などをモチーフに、ユーモラスな要素も盛り込みながら独特の世界観を提示します。精緻に再現されるメカニカルな造形や装飾、さらに爬虫類や甲殻類などのグロテスクな容姿もクールさを放ち、観る者の好奇心を引き寄せます。

竹谷満《クモにつかまって》65.2×53cm oil on canvas 2009年
展覧会情報

竹谷満 "in the forest"
MEGUMI OGITA GALLERY
http://www.megumiogita.com/
東京都中央区銀座5-4-14 銀成ビル4F
03-3571-9700
7/7(火)~7/25(土)日月祝休
12:00~19:00
Reception foe the Artist:7/7(火)17:30〜19:30

ex-chamber memo

 1980年生まれのアーティスト、竹谷満の個展です。
 まるで自然に思い浮かぶ世界を綴っていくような、情感とユーモアとが程度な塩梅で交錯するタブロー。ロボットや妖怪、動物など、想像上の、あるいは記憶のなかからのさまざまなモチーフや場面を組み合わせて、独特の世界観を築き上げていきます。同展ではかねてから制作される水彩や色鉛筆などを用いた身近な風合いのものに加え,最近始めた油彩画も展示。さまざまな雰囲気が溢れ,交錯し、緩やかに時間が紡がれていきます。

内海聖史
展覧会情報

内海聖史展 −千手−
GALERIE ANDO
http://www.ando-tokyo.jp/
東京都渋谷区松濤1-26-23
03-5454-2015
7/7(火)~7/25(土)日月休
11:30~19:00
アーティストブログ:http://uchiuminfo.exblog.jp/

ex-chamber memo

 1977年生まれのアーティストで、さまざまな空間と対峙し、インパクトのある情景を創出し続ける内海聖史。一昨年に引き続き、GALERIE ANDOでの2回目の個展が開催されます。
 前回の同ギャラリーでの個展では押しつぶされた絵の具によるドットで埋まる画面がひとつの壁面を覆い尽くしましたが、今回は折に触れて発表される円環の構成を新たに展開。コンパクトながら複雑な壁面構成の同ギャラリーにふたたび挑み、ユニークで豊かなイメージの創出を促す動線を導き出します。

清水智裕《10ルーメン》53.0×45.5cm(F10) 油彩、キャンバス
展覧会情報

清水智裕「ま昼のまぼろし」
gallery坂巻
http://gallery-sakamaki.net/
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
03-3563-1733
7/6(月)~7/25(土)日祝休
12:00~19:00
オープニングレセプション:7/6(月)17:30〜

ex-chamber memo

 1977年生まれのアーティスト,清水智裕の個展です。
 人々の憂いを帯びたような表情と独特の色彩感によって紡がれる、シュールな世界観。絵の具の滑らかな質感によって濃密な空気感を醸し出しながら、深みを奏でる色調を背景に豊かな空間性がもたらされ,そこに登場する人物の肖像やさまざまな仕草、佇まいによって、ほんのりとメランコリックで、そして不安感と軽妙さとが絡み合うユニークな物語を紡ぎ出していきます。