トップページ > 触れるTOP > ex-chamber memo | 幕内政治がお届けする今最も旬な現代アートイベント情報

 皆様、おはようございます。
 気付くと先週は毎日何らかを観に行っていて、そのせいか今月初めに買い替えたばっかりの自転車も

 

 なんか今、ガチャンて音したんですけど何!?Σ( ̄口 ̄;)

 

 ・・・と、ちょっとガタが来始めるのがさすがに早くないかと思っている次第で。
 それはともかく、そういったなかでとにかくお勧めしたいのが、先週ご紹介し、金曜日より始まった第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」でございます。

 

 鉄道車両倉庫が会場、そのスペースの広さと雰囲気が活かされ、スケールの大きな空間が作り上げられているだけでなく、そこにさまざまな個性が力強く、おおらかに発揮されていて、目にするどれもこれもが見応え充分。
 幅広い世代のアーティストが参加しているのですが、戸谷成雄さん、遠藤利克さん、村岡三郎さんというベテランアーティストがその懐の深さを感じさせる分厚いクリエイションを発表、そのボリュームと重厚さにまず圧倒されます。窪田美樹さん、手塚愛子さんはそれぞれお馴染みのコンセプトを、まさにこの空間でしかできないスケールで展開、特に手塚さんは現在開催中の東京都庭園美術館での展覧会を思い浮かべると、相当に激しく差のある雰囲気の空間でもしっかりと呼応されていることに感嘆させられた次第。
 用いる素材のユニークさを面白く伝える飯田竜太さんや溝口達也さん、スペースの広さを活かしてダイナミックなインスタレーションを繰り広げる木村幸恵さんや利部志穂さんと、空間型がその展開力を発揮しまくる一方、ペインターも負けてはおらず、長谷川繁さんの濃密濃厚な筆遣いと色使い、描く世界観の深みを増す山路紘子さん、よりいっそう抽象的に、幽玄な滲みを醸し出す横内賢太郎さんにおそらく久々の日本国内での発表が嬉しい橋爪彩さんの艶やかで深く、独特の妖しさを奏でる情景とそれぞれ見応え充分。
 そして佐藤万絵子さんの作品、見逃しそう、もとい見過ごしそうな展開なのですが、表現したい世界観がもしかしたらこれまででいちばん伝わるように感じられて痛快だったり。
 横浜や妻有で開催のアートフェスティバル(アニュアル/ビエンナーレ/トリエンナーレを纏めて何て言うんだろう?)も随分と定着し、各所でさまざまな催しが開催されている昨今ですが、無料なのに加え最寄りである所沢駅からもすぐという立地の良さもあり、さらに会期後半には秋の連休もありますので、せひ多くの方にご覧頂きたいと思った次第です。

 

 ではでは、今週は11の展覧会をご紹介致します。

 

岩淵華林
9月の庭 関根直子 個展
彦坂敏昭 えらぶ・なぞる・わすれる・とじる
山口裕美プレゼンツ;石塚隆則「霊獣」展
長谷川ちか子「穴 - Punica Granatum」
サーラ・ドラタバディ『Pejvak (god is great)』
大矢加奈子展
奥原しんこ「花嫁の手紙」
荻原賢樹 新作展
山本浩生 個展 -ほつれる髪の毛が糸-
Ernesto Caivano 彼女が枝にあたえる影響(関係のトポグラフィー)

 

 今週は東京での展覧会のみになってしまいましたが、大阪では先に開催されたART OSAKA 2009でもひときわ空間との調和が印象的だった高橋涼子さんの個展がstudioJで、京都では児玉画廊で三家俊彦さんの個展とコレクション展が。また、週末の清澄での合同オープニング、トーキョーワンダーサイト本郷でのグループショー、前回のペインティング展に続いて開催のGallery Teoでの熊谷直人さんのドローイング作品展、WADA FINE ARTSでの今泉敦子さんの個展などが始まります。
 また、東京初の写真に特化したアートフェア「TOKYO PHOTO 2009」も開催、いろいろと楽しみでございます。
 ではでは、よろしくお願いします!