トップページ > 触れるTOP > ex-chamber memo | 幕内政治がお届けする今最も旬な現代アートイベント情報

 皆様、おはようございます。
 この週末は月に一度の関西遠征。家を出る時点での東京の天気が予報も含めてそれはもう残念な感じで、とは言え天気というものは西の方から変わっていくものなので思い切って折り畳み自転車。ちょうど雨の止み間に出発、駅まで向かう途中でやや降りが強くなってきたのですが、なんとか無事駅まで到達、京王線の車内から外を眺めてもしあと10分遅く出ていたら折れないハートもバッキバキになりそうなほどにバシャバシャ降ってきたのでああなんて幸運。
 前回の遠征のときに品川で新幹線に乗り換えたほうが楽なことを体感し今回も渋谷駅を経由、その途中で柱を背にしてしかし寄りかかっておらずに頭を垂れて妙に収まりの良い格好で熟睡のサラリーマンを、これまたあからさまに「撮りますyo!」というポーズでその様子をデジカメに撮るガタイの良い外国人、しかもフラッシュ焚いて、そんな光景を横目にしながら山手線、新幹線と乗り継いで京都、そして大阪。
 新幹線の車窓から眺める外の状況は西に進むにつれごつい雲間から陽も射し込んでくるようになり、京都に着いたときにはむしろ晴れてる感じで、あー自転車持ってきてよかったなぁ、と。
 例によって観たい展覧会にひとつひとつ足を運んできたのですが、なんだか不思議な、というか、なかなかお会いできないと思ってきた方と偶然お会いすることが多くて、いつにも増して嬉しい遠征になりまして。

 

 ひとつだけ、今年を思い返して美術館に足を運ぶのは都内、関東よりも関西でが多いという逆転現象が起きているのですが、今回も国立国際美術館、そしてアサヒビール大山崎山荘美術館、で後者がとにかく!
 伊藤存さんと須田悦弘さんという一見アンバランスなおふたりの組み合わせ、しかしこれがいい!僕の中で伊藤存さんというと拝見するたびに「・・・・・?」で「・・・・・orz」となることが続いていて「なんとしても楽しみたいクリエイション」の筆頭のひとりなのですが、今回はすごいの!わかるの!素晴らしいの!
 刺繍で紡がれる奇妙なバランスの空間性に盛り上がり、ただ季節柄多くの方がいらっしゃっていて、そこかしこで「難しいわねぇオホホホ」なんて感想が耳に届くたびにこの僕の感動を共有できないのが残念と言えば残念、しかしある達成感が得られて大満足。
 そして須田さん!今回はモネの睡蓮と共演、名画と共にあの至高の木彫作品が。しかし須田さんとなれば「もしかしたら・・・」の心配が脳裏をよぎり、展示室内で咲く一輪の蓮の花をじっくりと鑑賞、その素晴らしい佇まいを堪能した後にスタッフの方に「今回はこれだけなんですか?」と笑顔で質問、そのお答えが「そうです、こちらと入り口のウィンドウとで今回は3点」。3点ですと?
 もう少しで見逃すところだったもう1点、入り口の手前側のウィンドウにある蓮の葉は無論食い入るように観たのですが、入り口の右側にももうひとつあって、これが見逃し厳禁、むしろ今回展示されている作品ではもっとも「信じ難い」造形。枯れた葉っぱがなぜこんなに感動を誘うの。

 

 というわけで駄文失礼、今回は7つの展覧会をご紹介致します。

 

入江明日香展
「吸血気」城戸悠巳子
石原延啓 "deer man" 展
田口和奈 半分グレーでできている
森裕子「キラル。アキラル。」
篠原愛展「少女たちへ」
「MATRIX マトリクス」松下竜也

 

 今週は、東京美術倶楽部「東美アートフォーラム」TOKYO CONTEMPORARY ART FAIR 2009が行われます。他にAISHO MIURA ARTSでの田村久美子さん、SCAI THE BATHHOUSEでのチョン・ジュンホさん、Taka Ishii GalleryでのMario Garcia Torresさん、神楽坂での合同オープニングではYuka Sasahara Galleryが三宅砂織さん、mori yu gallery tokyoがパラモデル、白土舎での藤城凡子さんと、目白押しでございます。
 ではでは、よろしくお願いします!