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幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

川本史織 写真展「ミミヲスマス」

YUKARI ART CONTEMPORARY

東京都目黒区鷹番2-5-2 市川ヴィラ1階

5/3(土)~5/31(土)日月火・5/23休

11:00~19:00(土:~20:00)

川本史織080503.jpg

"MIMI WO SUMASU" by Shiori Kawamoto

YUKARI ART CONTEMPORARY

2-5-2-1F,Takaban,Meguro-ku,Tokyo

5/3(Thu)-5/31(Sat) closed on Sunday,Monday,Tuesday and 5/23

12:00-20:00

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まるで演じているかのような、瑞々しい臨場感。

川本史織さんのYUKARI ART CONTEMPORARYでの個展です。

まず、側面がピンク色に染まるアクリルに収められた写真がお出迎え。

幸か不幸か、決定的瞬間を撮られた交尾中のハエ2匹。

そのムードを盛り上げる、ピンク色のアクリル。

なんてムーディ...と思いきや、実際はすごく瑞々しいんです(笑)。

川本史織03

川本史織02

大小さまざまな大きさで、さまざまな被写体を捉えた写真が展示されています。

写真に収められるそのさまざまな被写体は、動物たちはもちろん、居並ぶクレーンや風に靡くカーテン、空に浮かぶ雲でさえも、まるで気取っているかのように、粋な姿、佇まいをしているように思えてきます。

そして、そういった瞬間を、

「あー、なんかいいカッコしてんじゃーん!」

みたいな軟派なスタンスでさらっと撮っちゃってる、そんな痛快さが伝わってくるような気がします。

川本史織08 川本史織04 川本史織07

川本史織05

奥のスペースでは、アクリルケースの作品が1点、シンプルに展示されています。

鮮やかなグリーンの葉をバックに、止まる1匹のハエ。

眩しい光のなかにその複雑な構造と細かい繊毛をきらきらと晒すハエの姿に、

「お前なら飼ってやってもいい!」

と思ってしまう...というとまあ大げさですが、まるでこの1匹を無数のハエのなかから見つけ出したかのような説得力が満ちているように感じられます。

川本史織01

今回出品されている作品は、たくさん撮影されたシーンの中から、これ、というものをピックアップしたものだそう。

これまでに拝見してきた川本さんの写真で印象に残っているのは水辺を撮影したもので、その透明感とそこから鮮烈に感じられる清らかさが特に印象深いのですが、今回はハエや爬虫類などのちょっとグロテスクなモチーフも取り込みながら、それでもこれまでの瑞々しさを失わず、そして同時に川本さんのパーソナリティに通ずるいたずらっぽさも随所に織り込まれているかのような構成がなんとも痛快で。

清々しさ、瑞々しさ、痛快さ、などなど、ポジティブな刺激が心地よい写真たちです。

川本史織06

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writer name:幕内政治
birth:1971/6/17
mail:exchamber@yahoo.co.jp