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幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

花岡伸宏個展 「ずれ落ちた左肩は飯に刺さる」

CPG:canary production gallery

京都府京都市上京区西丸太町185 京都二条ハイツ地階

4/10(金)~5/2(土)日月休

13:00~20:00

花岡伸弘090410.jpg

Nobuhiro Hanaoka exhibition

CPG:canary production gallery

185-BF,Nishi-maruta-cho,Kamigyo-ku,Kyoto-shi,Kyoto-fu

4/10(Fri)-5/2(Sat) closed on Sunday and Monday

13:00-20:00

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今年の岡本太郎賞展に行く前、どこかのサイトかなにかで花岡伸宏さんの作品がすごい、「ずれ落ちた背中は飯に突き刺さる」というタイトルそのまんまの作品が面白い、というコメントを目にして、どこがどうそのまんまなのかぜんぜん分からなかったんですけど。

で、実際に行ってみて

ホントだ!Σ( ̄口 ̄;)

ホントにそのままだ!Σ( ̄口 ̄;)

と、何のヒネリもないタイトルだったことに全力で絶句した次第。

その花岡さんの個展が京都で開催されていると知り、行ってきました。

CPG:canary production galleryでの花岡伸宏さんの個展、いきなりこんなのが。

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なんだこの主張は!Σ( ̄口 ̄;)

なんだかもう、潔いというか。。。

奥のスペースが展示空間となっていて、目に留まる作品。

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クラシカルな風合いが漂う木彫の女性の立像。

朴訥な仕上げとナチュラルな木目がひときわ目を惹きます。凛とした目元、何かを抱く両腕のかたちなど、実に見事な造形に感嘆させられます。

花岡伸宏12.JPG

が...

花岡伸宏11.JPG

肩が!Σ( ̄口 ̄;)

左肩がずり落ちてる!Σ( ̄口 ̄;)

ケレン味なくすっぱりと落ちる左肩、切り口のシャープさに唖然。斬鉄剣で斬られたのかってくらいにそれはもう美しい切り口。

そしてそのずり落ちた左肩は...

花岡伸宏10.JPG

刺さってるていうか!Σ( ̄口 ̄;)

梅干しのおにぎりをぶっ潰してるし!Σ( ̄口 ̄;)

なんだかすごい臨場感です。凄まじくシュール。

一転してちいさな作品、うさぎを抱える女の子、同じように左肩が・・・!

そしてずり落ちる肩はお茶碗にこんもりと盛られたご飯の上に見事突き刺さっておりまして、なんだかもう(汗)。

花岡伸宏09.JPG

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さらに大きな木彫の作品が。

今度は彩色もなされ、抱かれるうさぎの大きさ、抱く手の指の太さなどからも、木彫作品としての素朴さと力強さとが滲み出ているように感じられます。

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それでですね...

こうなるともう事件だな!Σ( ̄口 ̄;)

花岡伸宏06.JPG

何があったかもう分からないですよ、いやしかし。

何て言うか、ひどいです(汗)。

無論切り口も...

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見事だな!Σ( ̄口 ̄;)

見事としか言いようがないな!Σ( ̄口 ̄;)

観る角度、というか見せる角度が変わるとこれだけ印象も変わる作品も珍しいのではないか、と。

直に対峙すると、追いつめられてワケが分からなくなったときに思わずこみ上げてくるのとおそらく同じ種類の笑いが。

・・・・・

笑わずにいられるかぁぁぁぉぁぉぉあおあああっっ!Σ( ̄口 ̄;)

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で、立体作品に留まらず、平面のコラージュ作品も。

ここまで徹底して左肩刷り落として飯に突き刺す様子にもはや思考回路停止、ただただそのストイックさに打ちひしがれ、ぐだぐだ笑ってばかり。

花岡伸宏02.JPG

ファイルを拝見すると、実にユニークな展開の作品をたくさん作られているようで、ホントに興味深いです。というかいちいち笑える!

とにかく今回展示された一連の作品を拝見して、そのケレン味のなさというか思い切りの良さというか、大胆不敵さに有無を言わさず感嘆させられた次第です。

木彫だったり平面だったり、それぞれの素材の感触や質感、そしてその素材特有の味わいも、おそらく肩もしくは背中がずり落とされる前の時点では普通に持ち合わせていたと思うのですが、それがこれほどまでにシュールなアプローチを持ち込まれると、クリエイションの軸の部分、本質的なところが異なる方向に動かされ、凄まじく違う印象が伝わってくるのを提示され、その過程へも思いを馳せるとそこに横たわる深みにも感じ入ります。

サディスティックにユーモラスな狂気性、それがもたらす開き直った笑い、もっといろんなかたちで体感したいです!

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