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幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

高橋つばさ -とこしえ-

文京アート

東京都中央区八重洲2-11-7 ます美ビル2F

5/16(土)~5/30(土)日祝休

11:00~18:30

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Tsubasa Takahashi solo exhibition

Bunkyo Art

2-11-7-2F,Yaesu,Chuo-ku,Tokyo

5/16(Sat)-5/30(Sat) closed on Sunday and national holiday

11:00-18:30

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文京アートでの高橋つばささんの個展です。

高橋さんの作品はこれまで2度のGEISAIで拝見していて、ボールペンの無数の青い線で描かれる世界はシンプルに僕のストライクゾーンのど真ん中に入り込んできて、この情景に出会えたことが嬉しくて。

初めて拝見したGEISAIミュージアム2ではブースの壁面を覆い尽くした画面がダイナミックなうねりと線の1本1本キュートさが印象的で、それが今回はひとつの画面に収められ、しかもそれらでひとつの空間が作られているということもあり、僕にとってただただ嬉しい、こういう緻密系、描き込み系の作品が好きな人には堪らない展覧会です。

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さまざまなサイズの作品が並びます。

小品から不葛生の画面によって組み上げられる壁面のインスタレーションなど、提示の方法に豊かなバリエーションがもたらされ、それがイメージの膨張を促します。

1本ずつのストロークは実に身近な、普段ペンで線を引いたときの感じそのままの親しみを醸し出していながら、それが密集し、配列されることで複雑なパルスを生み出し、さらにダイナミックな濃淡を持つ情景を導いていくのも痛快です。

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さらに今回展示されている作品の一部には、紙粘土による有機的な立体感が創り出されています。

線自体によってもたらされる情景群も相当に有機的なのですが、そこに異なる質感がもたらされ、面白い効果が得られているのも興味深いです。

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とにかく、仕事の量がそのままボリュームとなって画面に現れている感触が痛快です。

青の濃淡の深み、至近で眺めた時のふわっと広がるような描き込みや数本の弧がもたらす

動きのイメージなど、さまざまな想像が導きだされていき、さらに全体的な独特の重力感も楽しいです。

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ストイックな感触が伝わる一方で、なんともいえない独特のかわいらしさが滲んでいるように感じられるのもまた楽しかったり。

全体的な密度の圧巻さ、これが至近で眺めた時に、もっと強靭なストロークを想像しているとはぐらかされるように素朴な線の表情がまた印象的です。

この線の表情の可愛らしさ、親しみはひとつの個性であり、味わいだと思いつつ、もしその線のひとつひとつが、今の個性を保ちながら強さを得たらどうなるだろう、と思うと、好奇心もさらに膨らんでいきます。

描かれる情景の面白さは格別で、これからの展開が凄く楽しみなクリエイションです!

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