トップページ > 触れるTOP > ex-chamber museum | 幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

住吉明子 ハロー、グッバイ、ハロー - I don't say goodbye -

帝塚山画廊

大阪府大阪市住吉区帝塚山東1-3-34 PLOTビル1・2F

3/27(金)~4/18(土)日月休

11:00~19:00

住吉明子090327.jpg

Akiko Sumiyoshi - I don't say goodbye -

Tezukayama Gallery

1-3-34-1&2F,Tezukayama-higashi,Sumiyoshi-ku,Osaka-shi,Osaka-fu

3/27(Fri)-4/18(Sat) closed on Sunday and Monday

11:00-19:00

Google Translate(to English)

帝塚山画廊での住吉明子さんの個展に最終日の夕刻、滑り込みで行ってきました。

これはホントに観られてよかった!

石粉粘土を用いた創り出されるキュートな動物たち。

2階のスペースではいくつかの場面が空間に灯されたかのような、メルヘンチックなインスタレーションが。

住吉明子23.JPG

石粉粘土の白の白さが床に広がる緑に映え、清々しい雰囲気を膨らませ、押し拡げます。

ていねいに仕上げられた表面の視覚的にすべすべとした感触、そして可愛らしくデフォルメされた表情と仕草が爽やかな心地よさをもたらしてくれます。

住吉明子22.JPG

壁に描き加えられた緻密な線画も楽しい!

絶妙な濃淡が現実と幻想を出入りするかのような雰囲気を醸し出し、儚げな風合いを奏でているように感じられます。

住吉明子21.JPG

それぞれのコーナーで、おとぎ話の場面のような世界が紡ぎだされています。

なんともピュアな空気感が新鮮です。空間とそこにもたらされるクリエイションとのバランスも絶妙で、眺める側との心地よい距離感が存在しているようにも思えた次第で。

住吉明子20.JPG 住吉明子19.JPG 住吉明子18.JPG

住吉明子17.JPG

緑が森のイメージ、そして青の情景も。

そのまま水、そして海が連想され、その臨場感も深く、軽やかに印象に残ります。

それにしても、繰り返しになるのですが、オブジェの白がホントに美しく、シャープに映えます。可愛らしさに加え、作品としての洗練された感じも伝わってきます。

住吉明子16.JPG 住吉明子15.JPG

住吉明子14.JPG

1階には台上にそれぞれの作品が展示されていました。

インスタレーションに配置されたときの、物語を奏でるような深い臨場感も楽しいですが、作品そのものから放たれる軽やかさも楽しく思えます。

くりっとした目がかわいい、つるりとした体がかわいい、ピュアな佇まいがかわいい、とにかく可愛らしい要素に満ち溢れていて、童心に返り、こちらも無垢な好奇心がふわっと湧き広がっていきます。

住吉明子13.JPG 住吉明子12.JPG 住吉明子11.JPG 住吉明子10.JPG

住吉明子09.JPG

作品ごとに織り込まれる遊び心も。

作り込みのていねいさ、表面の仕上げの美しさが、作品が持つ雰囲気のピュアさ、その純度を高めて、ぱっと目にした瞬間のかわいいものに触れたときにポンと起こる嬉しい感じがそのまま持続して、爽やかで心地よい気分に浸れるんです。

住吉明子08.JPG

住吉明子07.JPG

そして、平面作品がいい!

すごくいい!

住吉明子06.JPG

2階のインスタレーションでの壁面の線画でもそのスキルに感嘆させられたのですが、パネルに絵が描かれた作品でもその緻密な表現は素晴らしく発揮されています。

ひとつの色調で纏められ、精緻な描き込みとシャープな濃淡とで幻想的な世界が描き上げられています。

今回の展示では小品しかなかったのですが、大きな作品も是非観てみたいです。

住吉明子05.JPG 住吉明子04.JPG 住吉明子03.JPG

住吉明子02.JPG

突き抜けるような、しかしやさしさにも満ちた爽やかさが強く印象に残ります。

石粉粘土の素材感がもたらす重量感と、それとは裏腹の軽やかさ。エンターテイメント性に溢れた世界に触れ、喜びに溢れ、涼しい空気を吸ったときの爽快感にも通じる心地よさに満たされた次第です。

住吉明子01.JPG