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幕内政治が覗いたおすすめアートイベント情報

ROBERT PLATT huntorama 2

muzz PROGRAM SPACE

京都府京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1F

4/25(土)~5/31(日)土日祝のみ

12:00~20:00

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ROBERT PLATT huntorama 2

muzz PROGRAM SPACE

71-1F,Jodoji-Banba-cho,Sakyo-ku,Kyoto-shi,Kyoto-fu

4/25(Sat)-5/31(Sun) Saturday,Sunday and national holiday only

12:00-20:00

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muzz PROGRAM SPACEでのROBERT PLATTさんの個展です。

入り口部分と入って正面の壁面上方から空間へと向けられる双眼鏡。ある緊張が走ります。

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メインスペースは広く、そこに大作を中心にしたさまざまなサイズの作品が並び、ダイナミックな緩急に満ちるストロークで描かれた、ヴィヴィッドさとアバンギャルドさを感じさせてくれる高密度の場面群が迫ってきます。

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階調の解釈がユニークな世界を放ちます。

さまざまな色面が細かく繋ぎ合わせられるようにして構成される景色。至近で眺めた時に伝わるストロークの集積による生々しい臨場感と、全体を俯瞰した時の硬質なイメージとのギャップも、痛快な戸惑いをもたらしてくれるような感じがします。

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ギャラリー小柳での2人展やグループショー、VOCA展、第1回のART AWARD TOKYOと、ここ数年の間に東京で展示された作品は拝見していると思うのですが、その度にROBERT PLATTさんの作品に登場する木目を思わせるストロークによってもたらされる印象的なモチーフ。細かい色面の集積とのコントラストも面白く、不思議な奥行き感と空間性を発しているように感じられます。

さらに、鮮やかでダイナミックな茜色のグラデーションも加わり、幻想性もかさなるような印象も。

そしてそのなかに登場する人や動物の具象的なモチーフが独特の情景のなかで関係し合い、うねり微睡むような時間のイメージを思い起こさせてくれます。

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陶器の瓶のようにも、はたまたもっと巨大なものにも思える具体的なかたちが並ぶ作品。

そのひとつひとつに描かれるモチーフがヴィヴィッドな世界観を鮮烈に奏で、ゴージャスな煌めきが騒がしく響き渡るようなイメージ...荘厳な喧騒がぐわんぐわんと脳内に鳴り、揺らめく空気感に包まれるような凄まじい錯覚を覚えます。

ひとつ一つのモチーフの緻密さにも痺れます。高速で変化するグラデーション、そのなかに描き込まれる鮮やかな色彩のシャープさ。それぞれの情景のなかで今にも動き出しそうな動的な想像も浮かんでます。また、全体を覆う背景に繊細なストロークで描き込まれる樹木のモノトーンのシルエットの静謐も、色彩と要素の混沌との深いギャップを生んでいるように思えます。

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ギャラリースペースのもっとも長い壁面、正面に構成される壁画と2点の円形の作品。

この迫力も相当なもので...。

サイズのスケール感もさることながら、ふたつ並ぶ作品の気配の鋭さ、こちらを見据える男のサングラス(?)越しの視線の深さ、ミニマムなストロークがノイジーに画面を這い、それらの集積が植物のシルエットなどを形成していく多角的な時間性など、さまざまな角度から攻撃的にイマジネーションを煽る感触が楽しいです。

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ボリュームがある空間にたっぷりと浸って、今度は2階で開催されているsalon showへ。

こちらがまた、凄いんです。

クレジットされているアーティストの名前を列挙すると、

明石依子 Andrew Ekins Cliff Platt 苅谷昌江 河崎まゆ子

政田武史 増田佳江 Michael Whittle 中山恵美 名和晃平

西村佳子 野原健司 大竹竜太 Robert Platt 馬場晋作

高橋耕平 高島輝実 徳重道朗 渡辺豪 矢部奈桜子

山口智子 吉田龍一 吉岡千尋

と、目も眩むような面々が揃っています。

このアーティストたちの小品が、ROBERT PLATTさんの樹木林のシルエットが壁面に描き込まれた空間に展示されています。

もう、そのめくるめくクリエイションの煌めきに圧倒されます。政田武史さんや増田佳江さんのちいさなペインティングが、苅谷昌江さんや吉岡千尋さんの独特の個性が、額装された矢部奈桜子さんの鉛筆のドローイングが、名和晃平さんのシャープなグルーの作品が、山口智子さんの儚げなキュートさをたたえるドローイングが、高橋耕平さんの絵画的に切り取られた身近な景色の写真が、馬場晋作さんの鏡面が...などなど、そこかしこで存在を軽やかに、力強く奏でているんです!

また、初めて拝見するアーティストの作品にもおおいに惹かれた次第。

さらに、Robert Plattさんの小品もそこかしこに色を添え、楽しすぎる混沌をさらに深化させているように感じられます。

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そして、それらと対峙するRobert Plattさんの大作が・・・!

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この展覧会、ホントに観ることができてよかったです。

こういう自由度の高い交流、おおらかにクロスオーバーが繰り広げられている現場に接することができるのが楽しいです。