皆様こんにちははこんばんは、幕内です。
「ウルトラ」をご覧いただいた皆様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございます。
この場を、もといこの場もお借りして御礼申し上げます。
10月末から11月最初の怒濤の週末を終えて落ち着くかと思いきや、全然まだまだどんどん続くアート道。
今回は13の展覧会のご紹介です!
新井コー児展
なびす画廊
http://www.nabis-g.com/
東京都中央区銀座1-5-2 銀座ファーストビル3F
03-3561-3544
11/3(月)-11/8(土)
11:30-19:00(最終日:-17:00)
アーティストHP:http://www7.wind.ne.jp/ko-ji/
<ex-chamber memo>
1973年生まれのペインター、新井コー児の個展です。
大きな画面に描かれる女子学生の日常。教室内や自室、縁側などでのさまざまなシーンは、特に上方から俯瞰するようにして描かれる作品で顕著な、おおらかさを感じさせる視点、そしてほのかにレイドバックしたような雰囲気が広がり、そこかしこに潜むユーモアが見つかっていく楽しさも持ち合わせます。同展では油彩の大作をメインに据え、銅版画や立体作品なども合わせて展示、遊び心が詰まった展示が繰り広げられます。
保井智貴「capsule」
MEGUMI OGITA GALLERY
http://www.megumiogita.com
東京都中央区銀座5-4-14-4F 銀成ビル4F
03-3571-9700
11/4(火)-11/29(土)日月祝休
12:00-19:00
Opening reception+event「銀座五丁目 保井智貴とSTOREのワンピ」:11/4(火)17:30-20:00
<ex-chamber memo>
1974年生まれのアーティスト、保井智貴の個展です。
現代的なテイストでシャープな感触を発する漆芸作品。伝統的な手法をとりいれ、螺鈿などの技法も駆使しながら緻密に作り上げられる女性像や動物は、深遠な生命感を滲ませ、同時に醸し出されるフューチャリスティックな雰囲気も鮮烈です。また、ヴィヴィッドなフォルムでミュールなどの制作を通じて漆の表現の可能性を独創的なスタンスで拡張、繊細で緻密な表現で、オリジナリティ溢れる世界を紡ぎ出します。
大橋博「性善説」
WADA FINE ARTS
http://www.wadafinearts.com/
東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル
03-5848-7172
11/4(火)-11/29(土)日月祝休
11:00-19:00
Opening reception:11/7(金)18:00-20:00
<ex-chamber memo>
造形作家、大橋博のWADA FINE ARTSで約1年ぶりとなる個展です。
昨年の個展では木彫作品も発表、表現に質感的な奥行きももたらされましたが、今回はオリジナリティ溢れる顔立ちの子供を象ったFRP製のオブジェによるインスタレーションへと回帰。シュールなコミカルさを漂わせながら、そこに人間が生き、成長する過程でさらされる刺激に対向するための強さを織り込みます。
「ザリゲナクネータ」堤岳彦 深海武範 二人展
新生堂
http://www.shinseido.com/
東京都港区南青山5-4-30
03-3498-8383
11/5(水)-11/15(土)日休
11:00-18:00
<ex-chamber memo>
小田急線百合ヶ丘駅近くにあるアトリエ「ebc」の主要メンバーのひとりである堤岳彦と、昨年よりebcに参加した深海武範。ともに1975年生まれで東京藝術大学デザイン科出身、長きにわたって交流を持つふたりによる展覧会が行われます。
ポスターのデザインなども手掛ける堤は、最近は菓子の箱などを展開しひとつの平面に貼って図形的な再構築を施し、そこにさまざまなテクスチャーで彩色する「PACKA」シリーズを展開、グラフィカルなリズム感が創出されます。一方、深海は奥方や制服姿の学生を登場させ、程よくシュールで、コミカルな高揚をもたらす場面を描き出します。同展ではそれぞれのユニークな個性が発揮された作品により、ふたりのクリエイションのコントラストが楽しい世界を紡ぎ出します。
神崎まり個展 -こころのかたち-
福住画廊
http://www6.ocn.ne.jp/~fukuzumi/
大阪府大阪市中央区高麗橋2-1-10 高麗新ビルB1
06-6232-0608
11/5(水)-11/15(土)日休
11:00-19:00(土:11:00-16:00)
<ex-chamber memo>
緩やかな妖しさを放つ陶芸作品を制作するアーティスト、神崎まりの個展です。
土の質感がしっかりと残され、丸みを帯びたかたちと薄いベージュの色合いが醸し出す素朴で清潔な感触。ほのぼのとして和やかな一方、その雰囲気が観る者、触れる者の感性を優しく包むようなおおらかさを生み出します。また、部分的に配される金箔の輝きが、土の質感と響きあい、不思議な高貴な風合いも漂わせます。
栗原一成 個展「盲視/Blindsight」
東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com
東京都中央区銀座8-10-5-7F
03-3571-1808
11/5(水)-11/29(土) 日月祝休
11:00-19:00(土:-17:00)
Opening Reception:11/5(水)18:00-20:00
いちふじ(栗原一成と友清ちさとによるユニット)によるパフォーマンス:11/5(水)19:00~、11/22日(土)16:00~
<ex-chamber memo>
1967年生まれ、Gallery Stump Kamakuraの代表としても知られるアーティスト、栗原一成。およそ5年振りの個展です。
魑魅魍魎とした感触を醸しながら、揺らめくように画面上を漂う妖し気なモチーフ。その曖昧模糊としたイメージのなかに言葉が紛れ込み、画面上で繰り広げられる謎めいていて掴み所のない風景に強烈な引力がもたらされます。同展では新作ペインティング9点を発表、また会期中2度に渡り、パフォーマンスも開催されます。
鷹野隆大「ゆらぎ」
CALM & PUNK GALLERY
http://www.calmandpunk.com
東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
03-3401-0741
11/7(金)-11/26(水)
11:00-19:00
Opening Party:11/8(土)18:00-21:00
<ex-chamber memo>
これまでの数多くの個展やグループ展、直近では3つの美術館を巡回した展覧会「液晶絵画」において鮮烈で過激にセクシュアリティを押し出し、そしてそこに深い知性と硬質な感触をも潜ませた映像作品で注目を集めた鷹野隆大。今夏のZEIT-FOTO SALONでの個展に続いて開催される同展では、国内未発表の映像作品を中心に映像インスタレーションを展開、艶かしい瞬間を硬派な視点でヴィヴィッドに捉え続けてきた鷹野の新たな展開が提示されます。
佐藤好彦 TRACHEA
ラディウム−レントゲンヴェルケ
http://www.roentgenwerke.com
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
11/7(金)-11/29(土)日月祝休
11:00-19:00
<ex-chamber memo>
1968年生まれ、様々なアプローチで展開されるユニークな作品で知られるアーティスト、佐藤好彦が昨年秋より取りかかる新たなプロジェクト「SOICHIRO」。最終目的の10台のホンダRA273エンジンを連結した彫刻作品への過程として、これまでそのマケットとCGポスターが発表されていますが、「トレイキア(気管)」と冠された今回の個展はその本格的展示の第一弾で、緻密なロジックに裏付けられ、機械の内部に強引に納められたエキゾーストパイプの、その状態での造形美の抽出を試みます。
サガキケイタ「Birthday」
CASHI
http://cashi.jp
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F
03-5825-4703
11/7(金)-11/29(土)日月祝休
11:00-19:00
Opening Reception:11/7(金)18:00-
<ex-chamber memo>
今年春のオープン以来、フレッシュなクリエイションを届けるCASHI。そのこけら落としのグループショーでも紹介された1984年生まれの新進の画家、サガキケイタの待望の個展が開催されます。
ペンによる線で、ひたすら画面を埋め尽くすように描かれた作品群。凄まじい混沌を生み出す圧倒的な情報量に加え、凝縮する線の塊の中に潜むさまざまなモチーフはそのひとつひとつが緻密な再現性を持ち、画面の中に深淵で分厚い物語を紡ぎ出していきます。
GENIUS FIELD
MOTT gallery(AISHO MIURA ARTS)
http://aishomiura.com
東京都新宿区住吉町10-10
03-6807-9987
11/7(金)-11/30(日)月休
13:00-21:00(日:-19:00)
Opening Reception:11/7(金)18:00-21:00
<ex-chamber memo>
いわゆる「ミクストメディア」と表される素材と手法でクリエイションを展開する2人の若いアーティストをパッケージした展覧会です。
1983年まれ、21_21 DESIGN SIGHTでの「XXIc.- 21世紀人」にフィーチャーされ注目を集めた関口光太郎は、新聞紙とガムテープを駆使して臨場感溢れる塔や神殿をダイナミックに制作。紋様なども精緻に再現し、本来硬質であるべきかたちに収まらない独創性を滲ませます。久保田沙耶は1987年生まれ。先に開催されたGEISAI#11で一般人気投票2位を獲得した静かなポップさが優しく膨らむ作風は、線香で焦がす要素が入るなど、ユニークな行程が入り込みます。この2人のアーティストの作品により、身近な「メディア/素材」による表現の可能性を提示します。
石居麻耶 見果てぬ夢 One day, one life, one more dream
BUNKAMURA GALLERY
http://www.bunkamura.co.jp/gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
03-3477-9174
11/8(土)-11/16(日)
10:00〜19:30
Gallery Talk 石居麻耶×万城目学(小説家):11/15(土)15:00-
<ex-chamber memo>
1978年生まれのアーティスト/イラストレーター、石居麻耶の個展です。 パネルにペンとアクリル絵の具、そして緻密なスクラッチとによって表現さ れる風景。そこに注がれる光の表情を豊かに再現し、観者のさまざまな想いを膨らませます。また、万城目学の諸作品の表紙や挿絵のほぼすべてを手掛けるなど、イラストレーターとしても注目を集めています。同展ではペインティング約35点が展示され、石居の繊細な表現で紡がれた、誠実さに満ちた情景が空間に溢れます。
高木久美「イズモニオクミ」
手銭記念館
http://www.tezenmuseum.com
島根県出雲市大社町杵築西2450-1
0853-53-2000
11/8(土)-12/8(月)火休
9:00-16:30
大人500円
高校生以下無料
展覧会サイト:http://www.tezenmuseum.com/cdr2008/
<ex-chamber memo>
1981年生まれ、本年のART AWARD TOKYOにも参加するなど、その独特な質感と造形のオブジェによるインスタレーションを展開するアーティスト、高木久美。彼女の個展が開館15年を迎えた手銭記念館で開催されます。
ぶよぶよとした触感を思わせ、一部はポンプで空気が送り込まれて膨張と収縮を繰り返す不思議な雰囲気を醸し出すオブジェ群。人造物らしい無機的な物質感と、有機的なフォルムコミカルさとにより、独創的な風合いで生命的な質感を奏でます。
飯田竜太「ewiges equivalent ―永遠なる同等物―」
TSCA Kashiwa
http://tsca.jp/
千葉県柏市若葉町3-3
03-6675-7965(ギャラリー事務局)
11/8(土)-12/13(土)日月祝休
12:00-19:00
<ex-chamber memo>
1981年生まれ、2003年の「第22回グラフィック一坪展」受賞で注目を集め、以降多くの個展やグループショーで作品を発表し現在に至るアーティスト、飯田竜太のTSCAでの初めての個展です。
古書やペーパーバックなど、印刷される言葉、言語へのリスペクトを持ちながら、1ページごとにカットを施し、等高線のようなテクスチャーを表出させて、独創的な深みを醸し出します。同展では、本をモチーフにしたお馴染みの展開に加え、インスタレーションなども交え、新作を中心に大掛かりな展示が構成されます。
<編集後記>
さて、いかがでしょうか?
今回紹介した他にも、静岡県立美術館の「風景ルルル」、世田谷ものづくり学校内のIID GALLERYでの夏目漱石をテーマに多数のアーティストが参加する「SOSEKI展」、松濤のギャラリエ・アンドウでのさかぎしよしおうさんの個展など、ぜひ伺いたい展覧会が今週始まります。
で、今週末はまたまた遠征の予定、今回こそ名古屋も回りたい、と思っているところです。
writer name:幕内政治
birth:1971/6/17
mail:exchamber@yahoo.co.jp
<ブログ>
http://ex-chamber.seesaa.net/
※こちらも宜しくお願いします!