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ex-chamber memo

皆様、こんにちはこんばんは。
相変わらずあちらこちらと動き回っているワケですが、こういう日々を送っていると健康第一を実感する次第で。代わりに風邪をひいてくれる人がいるはずもなく、その予防に全力を注ぐのですが、なんだかんだで身体を冷やさないことが一番かと。夜寝るときもマフラーしてます。
今週はちょっと落ち着いて9つの展覧会を取り上げました。

西山ひろみ展
ギャラリーなつか
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka
東京都中央区銀座5-8-17 GINZA PLAZA58・8F
03-3571-0130
11/10(月)-11/15(土)
11:30-18:30(最終日:-17:30)
<ex-chamber memo>
1976年生まれの画家、西山ひろみの個展です。
  暗い画面に仄かに浮かび上がる女性の肖像。水彩紙に施される鉄錆が醸し出す深遠な味わいが静謐感を醸し出し、その上に緻密に紡ぎ出される無数のドットで描かれる女性は凛として穏やかな表情で、優しさが緩やかに染み渡るシーンが奏でられます。同展では新作を中心に約10点が出展され、空間にやわらかな温もりが満ちあふれます。

高橋友 新作個展
GALLERY ZERO
http://www.ne.jp/asahi/hp/galleryzero/
大阪府大阪市西区京町堀1-17-8 京ビル4F
06-6448-3167
11/10(月)-11/29(土)日祝休
12:00-19:00(土:-17:00)

<ex-chamber memo>
1978年生まれのペインター、高橋友の個展です。
  おおらかな動線と鮮やかな色彩によって展開される巻き髪のモチーフの作品を多く制作してきましたが、同展では一転し、花や蝶という花鳥画的な主題に取り組んだ作品が発表されます。ストライプやドットなどのアプローチが画面に登場し、グラフィカルな風合いがキュートで軽やかに繰り広げられると同時に、緻密なテクスチャーなどによる絵画としての説得力に満ちた世界も鮮やかに提示されます。

杉山卓朗展 ―Hyper-Geometrism―
YOD Gallery
http://www.yodgallery.com
大阪府大阪市北区西天満4-9-15
06-6364-0775
11/11(火)-11/29(土)日月祝休
11:00-19:00
Opening Reception:11/10(月)18:00-


<ex-chamber memo>

1983年生まれのアーティスト、杉山卓朗の同画廊での本格デビューとなる個展です。 連なる立体的な図形。杉山のイメージを、テクノロジーの介在を経ずしてダイレクトに支持体に投入され描かれる抽象世界は、ダイナミックなリズムに溢れ、クリアな色彩とフォルムとによりキャッチーな混沌が構築されています。同展では平面作品を中心に、大作から小品までを織り交ぜたインスタレーションをギャラリー内と外壁とで展開、線と面で繰り広げられる杉山の独創的な3次元的世界が躍動します。

池谷保「入れかわる」
児玉画廊|東京
http://www.kodamagallery.com/
東京都港区白金3-1-15-1F
03-5449-1559
11/12(水)-12/20(土)日月祝休
11:00-19:00
<ex-chamber memo>
これまでに同画廊がさまざまなアートフェアやグループショーなどで紹介してきた1982年生まれの新進のアーティスト、池谷保の個展です。
  支持体から盛り上がる絵の具の立体感と、ヴィヴィッドな色彩によって展開される圧巻の世界。ときに画面全面を刺々しく埋め尽くし、紐状に造形された絵の具が画面を這う作品は、初見の鮮烈なインパクトだけにとどまらず、掴みどころのない曖昧さを持ち合わせながらも観る者の感性を呑み込むほどの力強い混沌が展開されています。

上田風子展 Symbiosis
コート・ギャラリー国立
http://www.courtgallery-k.com
東京都国立市中1-8-32
042-573-8282
11/13(木)-11/25(火)水休
11:00-18:00(最終日:-16:00)
Opening Party:11/15(土)16:00-18:00

<ex-chamber memo>
その独創的な世界観で注目を集める1979年生まれのアーティスト、上田風子の個展です。
  シャープな線や随所に現れる水滴の滲みのようなテクスチャーなどを駆使し、繊細で緻密な描写によって繰り広げられる世界。瑞々しいエロティシズムとぎりぎりのグロテスクが奏でられ、脆さが裏返った強靭さを思わせるストーリーが紡がれます。同展では「 Symbiosis(共生)」をテーマにした作品を中心に展示、さまざまな生物が登場し、儚さと狂気が共存する美しさが空間を満たします。






羽毛田優子展
第一生命南ギャラリー
http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/activity/culture
東京都千代田区有楽町1-13-1
050-3780-3242
11/14(金)-12/15(月)土日祝休
12:00-18:00
Opening Reception:11/14(金)17:00-19:00

<ex-chamber memo>
1977年生まれ、VOCA展2005佳作賞受賞作家の羽毛田優子の個展です。
  学生時代に染織テキスタイルを学んだ羽毛田は、支持体に木綿布を用い、染料をにじませた作品を制作。使われる色彩も変遷を経ながら、布に現れる「にじみ」が奏でる美しさ、複数の色彩が紡ぎ出す現象によって生み出されるさまざまな表情を追い求め、現在に至ります。同展では最近の白と黒がスリリングに、そしておおらかにせめぎ合う作品群が中心に展示されます。

ダレン・アーモンド個展
SCAI THE BATHHOUSE
http://www.scaithebathhouse.com
東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
03-3821-1144
11/14(金)-12/20(土)日月祝休
12:00-19:00

<ex-chamber memo>
1971年イギリス生まれ、現在ロンドンを拠点に世界的に活動を展開するアーティスト、ダレン・アーモンド(Darren ALMOND)の個展です。
  さまざまなメディアの作品を制作していますが、同展では自然風景を月明かりのみ、長時間露光で撮影した写真「Fullmoon Series」を発表、なかでも日本を旅して撮影した作品が出展されます。そこに流れる時間や空気の澄んだ様子までをも包み込み、凪ぐ水面や木々、岩肌などの陰影を繊細に映し出す静謐な美しさに満ちた世界は幻想的でもあり、観る者にノスタルジックな感情をもたらします。

Multiple Worlds−浅井裕介 泉啓司 西村知巳
ARATANIURANO
http://www.arataniurano.com/
東京都中央区新富2-2-5 新富二丁目ビル3A
03-3555-0696
11/15(土)-1/31(土)日月祝・12/28-1/5休
11:00-19:00
Reception:12/20(土)18:00-20:00
<ex-chamber memo>
その表現に多様性と拡がりを感じさせるクリエイションをMultiple Worlds(=多重世界)と称し、それを展覧会タイトルに冠して3名のアーティストがARATANIURANOから紹介されます。
  1981年生まれの淺井裕介は、身近な素材を用いて壁面や床などに人や植物などの根源的なモチーフをダイナミックに描き、空間にダイレクトに作用する表現を展開。その活動は国境を越えて繰り広げられています。木彫作家の森啓司は1973年生まれ。ユーモラスな姿、仕草の人物を精巧に彫り上げ、独特のシュールさを紡ぎ出します。西村知巳は1978年生まれで、ポートレイト写真とそこから起草される文章とを並列した作品や映像作品を発表。さらなる臨場感を伴った現実を提示するかのような、独特の時間軸を生み出します。
  同展では、淺井の滞在制作や双葉双一によるライブなども行いながら、3名の強烈な個性が放つ表現の可能性を力強く提示します。

第3回府中ビエンナーレ トゥルー・カラーズ 色をめぐる冒険
府中市美術館

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
東京都府中市浅間町1-3
03-5777-8600(ハローダイヤル)
11/15(土)-2/1(日)月、12/29-1/3休(月曜祝日の場合開館、翌火曜休)
10:00-17:00(入館は30分前まで)
一般600円
高大生300円
小中生150円

<ex-chamber memo>
2002年より隔年で開催されている府中ビエンナーレ。その第4回となる同展は、「色」をテーマに、7名の若手アーティストをフィーチャー。
村山留里子、今澤正、原高史といった現代美術でお馴染みの個性をはじめ、VOCA展2008グランプリ受賞、開いた本をモチーフにし、サテン地に滲む色彩とメディウムの線で幻想的な世界を紡ぎ出す横内賢太郎、今年夏のTWS渋谷での壮大な展開を内包した深遠なインスタレーションでアートファンの度肝を抜き、今後の動向が最も期待される雨宮庸介、キッチュな奥行き感をもつ風景を描き、小山登美夫ギャラリーでの展覧会も話題を集めた渡辺豊、さらにはテクノロジーを取り入れ、揺れる光源でユニークな光彩を放つ武藤努というバラエティに富んだクレジットにより、「色」の本質をあらためて問い直す機会を提供します。

 

<編集後記>
さて、いかがでしたか?
今週はこのほかにも、ZAIMでの「RED」展でのインスタレーションも素晴らしかったフランシス真悟さんのヒノギャラリーでの個展、無人島プロダクションでの八木良太さんの個展、大阪iTohenでの寺田就子さんの個展など、楽しみな展覧会が始まります。
ではでは、よろしくお願いします!

writer name:幕内政治
birth:1971/6/17
mail:exchamber@yahoo.co.jp
<ブログ>
http://ex-chamber.seesaa.net/
※こちらも宜しくお願いします!