みなさま、こんにちはこんばんは。
今週は何といっても、待望の池田学さんの個展がいよいよ始まります!
さまざまなメディアでの露出も増えるにつれ、アートファンのみならず一般の好奇心も大いに煽り、ここで2008年最大級のまさに「波」が引き起こされること間違いなしかと。
無論、他にも興味深い展覧会も数多く始まるこの週、今回は11の展覧会をご紹介いたします。

山岡夏子 Landscape[re]
ギャラリーなつかb.p
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/
東京都中央区銀座5-8-17 GINZA PLAZA58・8F
03-3571-0130
11/24(月)-11/29(土)
11:30-18:30(最終日:-17:30)
<ex-chamber memo>
1982年生まれの銅版画家、山岡夏子の個展です。
画面にびっしりと精密なリズムで刻まれる、高層ビルの壁面に並ぶ窓を思わせるようなグラフィカルな世界。あるいは、夜空に横たわる星雲のような情景。オーソドックスな手法で制作される銅版画でありながら、そのモノトーンの配色が放つ硬質な感触と深遠な静謐感は強いインパクトを放ち、重厚なダイナミズムが構築されます。

Galerie Sho Projects - Something Sweet 4 Girls
東美貴子、クララ・デジレ、伊東明日香、大槻素子
Galerie Sho Contemporary Art
http://www.g-sho.com/
東京都中央区日本橋3-2--9 三晶ビルB1F
03-3275-1008
11/25(火)-12/20(土)日祝休
11:00-19:00(土:-17:00)
11月29日(土) 11:00-17:00、東美貴子、伊東明日香、大槻素子が在廊予定
<ex-chamber memo>
女性アーティスト4名をパッケージしたグループショーです。
日常に溢れるモチーフを曖昧なフォルムで表現するペインティングや細かい線の作品などで不思議な味わいの世界を紡ぎ出す東美貴子、言葉もおおく画面に登場させ、天真爛漫にヴィヴィッドなポップワールドを展開するフランス人作家クララ・デジレ、鋭さを秘めるリアルな描写で花や人物を表現、大胆で繊細に独創的なエロティシズムを繰り出す伊東明日香、ふっくらとしたあたたかいタッチでケーキなどのモチーフを描き、そのイメージが持つメロウネスを引き出す大槻素子。それぞれのキュートなクリエイションが空間を楽しさで満たします。
池田学展
MIZUMA ART GALLERY
http://www.mizuma-art.co.jp/index.html
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931
11/26(水)-1/17(土)日月祝・12/27-1/7休
11:00-19:00
<ex-chamber memo>
1973年生まれ、池田学の2年振りとなる待望の個展がいよいよ開催されます。
大画面にこれでもかとばかりに投入される無数の物語。信じられないほどの緻密さ、過剰さで描かれるさまざまなシーンはそのひとつひとつがユーモアとダイナミズムに満ち、壮大な現代絵巻的な物語となって超弩級のボリュームで迫ります。前回の個展の衝撃も未だ覚めやらぬまま、以降さまざまなメディアで取り上げられることでさらに大きな注目を集める今回の個展では、横幅3mを超える池田にとってこれまでで最大の作品が登場。ここからおよそ2ヶ月、世界のアートシーンは中目黒を中心に回れ!と叫びたくなるほどに、要注目、必見の展覧会です。
山本竜基展「私 心 景」
ミヅマ・アクション
http://www.mizuma-art.co.jp/index.html
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル5F
03-3793-7931
11/26(水)-1/17(土)日月祝・12/27-1/7休
11:00-19:00
<ex-chamber memo>
1976年生まれのアーティスト、山本竜基の2年振りの個展です。
自らの作品を「スーパープライベート主義絵画」と称し、絶妙な濃淡で深い雰囲気を紡ぎ上げる鉛筆画やシャープな色彩と筆致で描かれるアクリル絵具などによるペインティングを制作。すべての作品においてリアルに表現された自画像をひとり、あるいは無数に登場させ、強烈にシュールなシチュエーションを繰り出すことで独特なおかしみがダイナミックに展開されると同時に、そこに密やかに社会性や自らの感情を織り込みます。
伊藤一洋 個展「The baby can dance, phantom cry」
hpgrp GALLERY 東京
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3F
03-3406-0032
11/26(水)-1/5(月)
11:00-20:00
Opening Reception:11/26(水)19:00-21:00
<ex-chamber memo>
1972年生まれの彫刻家、伊藤一洋の個展です。
妖し気なイメージを醸し出す有機的なフォルムの立体群。宿命的に複製として多く用いられるブロンズという素材にこだわり、徹底して磨き込まれることで生み出されるしなやかな輝きと、一度溶けたブロンズが再凝固する過程を現すかのような黒ずんだ混沌とが共存する作品からは、コントラストがアバンギャルドな風合いが織り成され、空間に鋭いアクセントをもたらします。
福井直子 個展「海賊」
galeria de muerte
http://www.galeriademuerte.com/
東京都台東区東上野3-32-1-3F
03-3835-8278
11/28(金)-12/29(月)水木休
13:00-19:00
<ex-chamber memo>
1977年生まれのアーティスト、福井直子のおよそ1年振りの個展です。
コミカルな風合いを奏でるキャッチーな太い稜線と、ふわりと膨らむような色彩、さらにビーズやラメなども織り交ぜられて描き出されるペインティング。そこで展開される世界は、わくわくするような楽しさが溢れます。その広がりは平面にとどまらず、「部屋」を空間に建てるインスタレーションに及びます。同展は平面と立体とで構成し、さらに大きな世界へと漕ぎ出す福井の新たな挑戦が繰り広げられます。
Bunkamura Art Show 2008 Fear to Familier:恐れから親しみへ
表恒匡 永岡大輔 中山玲佳 柳ヨシカズ 吉沢美沙 渡辺紗知子
BUNKAMURA GALLERY
http://www.bunkamura.co.jp/gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
03-3477-9174
11/29(土)-12/8(月)
10:00〜19:30
11/29(土)15:00より、「映像同時リレー」 開催[牡丹靖佳、永岡大輔、岩田江(サックス)、坂ノ下典正(ギター)による、映像と絵画と音楽のライブ・パフォーマンス]
<ex-chamber memo>
これまで夏に行われていたBunkamura Art Show、今年はこの季節に開催され、6名のアーティストがフィーチャーされます。
アクロバティックなパネル加工も積極的に取り込んだ写真作品などで、それがもたらす歪みとともにユニークな情景を展開する表恒匡、おもに動物をモチーフに細密な筆致で展開する永岡大輔、強いヴィヴィッドな色彩感と絵の具の質感で、抽象とリアリティとを織り交ぜさまざまなシーンを繰り出す中山玲佳、シンメトリーな構図を展開し、ファンタジックさと危うさを同居させる柳ヨシカズ、豊かなテクスチャーをもたらす筆遣いにより、一つの画面にいろんな場面を注ぎ込んで不思議な物語性を奏でる渡辺紗知子、身近な風景をモチーフに心が動いた瞬間を描く吉沢美沙。それぞれがオリジナリティ溢れる創造性を発揮し、フレッシュな個性の競演が展開されます
。
山本藍子個展 piggy
マキイマサルファインアーツ
http://www.makiimasaru.com
東京都台東区浅草橋1-7-7
03-3865-2211
11/29(土)-12/11(木)金休
11:00-19:00(最終日:-17:00)
<ex-chamber memo>
大学では日本画を学び、現在は主に岩絵具とアクリル絵具を用いるアーティスト、山本藍子の個展です。
画面に細やかに描き込まれる無数の線でめくるめく繰り出される世界。シルエットのなかに花模様や有機的なモチーフが細密な筆致で凝縮され、鮮やかな色彩により可憐さと華やぎを醸し出しながら展開、さらにそこに社会性溢れる視点も織り込みます。同展では、主に養豚場の豚にまつわるさまざまな想いを取り上げ、その刹那的な存在を独自のアプローチで表現します。
千葉正也 新作展「三ツ境」
SHUGOARTS
http://www.shugoarts.com/
東京都江東区清澄1-3-2-5F
03-5621-6434
11/29(土)-12/20(土)日月祝休
12:00〜19:00
<ex-chamber memo>
1980年生まれのアーティスト、千葉正也のSHUGOARTSでは初となる個展が開催されます。
さまざまな場所やシチュエーションをバックに棒の先に白の粘土の有機的なフォルムの塊のようなものがこれまでのすべての作品で登場し、クリアな色調で描写される情景に奇妙なアクセントをもたらします。同展では「墓」や「恋愛」などをテーマに、これまでの延長のような展開を繰り出し、そこにさまざまなメッセージ性を織り込みながら、独創的な世界を構築します。
北川瑶子 on the spoon
Gallery Terra Tokyo
http://www.galleryterratokyo.jp/
東京都港区麻布台2-3-5 NOAビル1F
03-5575-6685
11/29(土)-12/22(月)日祝休
10:00-19:00
Reception:11/29(土)17:00-19:00
<ex-chamber memo>
1982年生まれ、本年のART AWARD TOKYOへの参加などでも注目を集めるペインター、北川瑶子の個展です。
赤や紫などの独特の雰囲気を醸し出す色彩感で描き出される、ほのかに大人びたファンタジー。緻密なリアリティで表現される女の子の肖像や室内の情景、並べられる皿と食事などがシチュエーションを彩り、西洋の童話を思い起こさせるような不思議な艶かしさや独特の妖しげな風合いが奏でられます。
塩川彩生「鏡の中の影」
KIDO Press ビューイングスペース
http://www.kidopress.com/
東京都江東区清澄1-3-2-6F
03-5856-5540
11/29(土)-12/27(土)日月祝休
12:00-19:00
Opening Reception:11/29(土)18:00-20:00
<ex-chamber memo>
1978年生まれのアーティスト、塩川彩生の個展です。
素朴な風合いとあたたかな静けさに満ちた世界。ところどころの滲むような仕上がりや微妙な色の重なりを描くことによって現されるシルエットは、ほのかな幻想と浮遊感を朧げに繰り広げます。そこに織り込まれる自らの深遠な世界観、さまざまなものから解き放たれる精神世界が、そこで紡がれる物語に奥行きをもたらします。
<編集後記>
さて、いかがでしたか?
今週はこの他、小山登美夫ギャラリーでの廣瀬智央さんと増井淑乃さんの個展、Gallery MoMo Ryogokuでの杉田陽平さんの個展、六本木T&G ARTSでの若手アーティストを紹介するNEXT DOORのvol.8、nca|nichido contemporary artsでのブラジル人アーティスト、ジャナイナ・チェッペの個展、そして週末は横浜美術館からほど近い住宅展示場で開催されるアートフェア「横浜アート&ホームコレクション」など、いろいろな展覧会が始まりを迎えます。参考にしていただければ幸いです!
ではでは、よろしくお願いします!
writer name:幕内政治
birth:1971/6/17
mail:exchamber@yahoo.co.jp
<ブログ>
http://ex-chamber.seesaa.net/
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