「以前からアートに特別関心が強かったとか、そういうわけではなかった」
とFさん。親しくしていた知人から薦められたことがきっかけで、ちょうど新しいマンションに引っ越したばかりだったこともあり買ってみようと思った、とのこと。
「僕の家にはよく友人が遊びに来るのですが、こういうアートも話のきっかけになれば良いという感じですね。『何?』って聞かれるのが楽しい」最初に買ったサム・フランシスもそんなことを考えながら決めたそう。さまざまな見方ができて、さらに無限に「広がって」いくような作品のイメージが自分の好みとよく合った。
見ているうちに作品に対する興味も自然と湧いてくる。また、それを描いたアーティストの生きざまや、作品の背後にある時代のストーリーを考えたりするのも楽しい。友人たちが訪れたときに、そんな話題で盛り上がる酒の席が好きだと話すFさん。
「基本は、気持ちの良い空間の中で暮らしたい、という素朴な感情」
音楽、家具、友人たち、そして絵もそうした存在の一つと語る。
「知り合いの中には、なんで絵なんて買うの? という人もいます。でも自分に手の届く範囲のものであれば、手元に置きたいと思うし、それは他のものを買うのとあまり変わらない」。
「ただ、実際にアート作品を持ってみて感じたのは、将来売りたい・買い直したいと思ったときに、そう出来る仕組みが自然に存在していて欲しいということ。その意味でタグボートが買取サービスを行っているのは良いと思いました。こうした仕組みが社会的に浸透してくれば、アートを買う行為自体より自然になるでしょうし、やっぱりいざとなったら売れると思えるのは気持ちの上でありがたいですよね」
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黒を基調に落ち着いたインテリアに、サム・フランシス、ゲルハルト・リヒターの作品が馴染んでいました。
「家具や照明と一緒で、絵も気持ちよい空間をつくってくれる一つ」とFさん。 |