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特別編〜スタイリストが提案するアートの飾り方〜<その1>
〜スタイリストが提案するアートの飾り方〜<その1>
アートを素敵にスタイリングするにはどうしたら良いのでしょう。インテリアスタイリストとして、『Casa Brutus』などさまざまな雑誌でご活躍されている長山智美さんにお聞きしました。「飾った人の個性が感じられるとぐっとセンスが良く見えるし、逆にいかにも合わせたという感じでは目立たなくなってしまって楽しくないと思う」。インスピレーション溢れる長山さんのスタイリングアイデアを、タグボートでは 4回にわたって読者の皆様にお届けします!
マシューバーニー「クレマスター V」
マシューバーニー「クレマスター V」
デザインの世界では今、すごい黒が流行っていて、丸の内の国際ビルB1Fにあるバカラの「b bar」でも、この7月からデザイナー、フィリップ・スタルクによる黒のゴージャスな新作が話題になっています。ブラッククリスタルのシャンデリア、革張りのゴシックなアームチェア、黒の花瓶…。まさに黒ずくめ、「ネオクラシック系」なんて呼ばれたりもしていますが、このマシュー・バーニー「クレマスター V」はまさにそうしたアレンジがぴったりではないでしょうか。黒の家具にシャンデリアを飾った空間に、あえてゴシックな金の額縁を真っ黒にペイントして絵にはめて掛ける。バカラのスタルクのグラスやお皿を置いて、“悪魔っぽさ”を演出してみては。
長山智美さんプロフィール
長山智美さん
プロフィール
インテリアスタイリスト。最近「ドマーニ」(小学館刊)という女性誌にアーティストが手がけたインテリアを紹介するコラムの連載をはじめました。インテリア空間の中のアートだけでなく、インテリアとしてのアートも提案して行きたいと思っています。
トーマス・ルフ「基層(6 II)」
トーマス・ルフ「基層(6 II)」
ジェフ・クーンズ 「バルーン・ドッグ」
ジェフ・クーンズ 「バルーン・ドッグ」
トーマス・ルフの「基層(6 II)」は、美しい透明感のあるプラスチック家具が何色も揃うイタリアのブランド、Kartell(カルテル)のポップな椅子ときっとよく似合うはず。やはりフィリップ・スタルクがデザインした「ラ・マリー」という代表的な椅子があって、それなどに合わせると良いと思います。また、それと一緒に額もプラスチックに変えてみるのもおすすめ。白い空間にこの透明感のある色彩がとっても合いそうです。ジェフ・クーンズは私も大好きな作家ですが、「バルーン・ドッグ」は初めて見ました。食器棚に入れて、グラスとかと一緒に組み合わせたら素敵でしょうね。純粋にアート作品として意識して飾るよりも、お皿なのだから、ワイングラスと隣り合わせにして置いてみたり。それくらいの遊び心があってもいいと思います。
クリス・オフィーリ 「アフロ ルナ ラバーズ」
クリス・オフィーリ 「アフロ ルナ ラバーズ」
クリス・オフィーリの作品「アフロ ルナ ラバーズ」を見ていると、夜、ナイトクラブでみんなが踊っている光景が思い浮かぶようです。カリブ、タヒチ…? いや、キューバかも。マンボやルンバの音楽がかかっていて、麻のスーツにパナマ帽をかぶった男がラムを飲んでいる。そして、その向こうにこの絵がかかっている、そんなイメージ。葉巻なんかもきっとよく似合うでしょう。女の人のワンルームのお部屋、特にナチュラルウッドの部屋などにしっくり来そうですが、それよりも男の人がこの絵を持っているとかっこいいかも。大人の感じがすごくしてきますね(つづく)。

[参考サイト]
フィリップ・スタルクが手がけたバカラの「Darkside」コレクション
http://www.baccarat.fr/fr/home/index.php?rub=collections&srub=tres&item=dark

日本にあるバカラ・ショップ
http://www.baccarat.fr/jp/home/index.php?rub=boutiques&item=japon

イタリア・ミラノの家具ブランド「Kartell」
http://www.kartell-shop.jp/