ファン's Voice
小山登美夫ギャラリー・大森智子さん
作品が実際にインスタレーションされているのを見ると、部屋にかけてみたいなって気持ちが生まれてきます。
――ファン’s Voice第二弾は小山登美夫ギャラリーの広報をされている大森智子さんの登場です。いつもギャラリー受付にあるリリースは、大森さんが書いていらっしゃるんですね。
小山登美夫ギャラリーの大森智子です。みなさん、ぜひご覧になってくださいね。
――大森さんが初めて蜷川さんの作品を見たのはいつですか?
作品を初めて見たのは、ラフォーレミュージアムの展覧会“mika over the rainbow”です。
それまでは写真集や雑誌、本の装丁などで見ていました。土屋アンナさんをはじめ、女の子を撮った作品。実際に展覧会を観にいったときは、面白いインスタレーションだなと思いましたね。
――どんなふうに面白かったんですか?
作品ごとのサイズの設定や並べ方がとても工夫してあって、迫力のある展示でした。かと思うと、見に来た人が自分の写真を撮れるスタジオなども作ってあって、女の子ごころをくすぐる感じも蜷川さんらしいなと思いました。
――2004年11月に行われた小山登美夫ギャラリーでの展覧会は、いかがでした?
圧倒的に若い女性や学生さんが多くて。初めて“ギャラリー”にいらっしゃる方が多かったようです。ギャラリーでも、黒く塗った壁一面にヴィヴィッドな作品が80点以上展示されて、面白い空間になりました。本や雑誌で作品を見ている感覚とはまた違って、インスタレーションされた作品を見ると、お部屋に飾るとか、作品を持つ、ということをイメージしていいただけたのではないでしょうか。

installation view at Tomio Koyama Gallery, 2004
photo: Yoshitaka Uchida / nomadic studio
(c) 2004 Mika Ninagawa
――蜷川さんの作品のどんなところが好きですか?
私はお花のシリーズ、“Acid Bloom”が好きです。造花や模造品を撮るというのはシニカルな作品になりがちだけれど、蜷川さんの作品は純粋に、ある一瞬だけのはかなさみたいなものを捉えようとしている感じ。クールではなくホットというか、まっすぐというか。作品を見た後は周りの世界も色鮮やかに見えますね。
――『BABY BLUE SKY』の中で好きなのはどれですか?
マリア様を撮ったものがすきなんです。昔、メキシコに行ったことがあるんですよ。イスラ・ムヘーレスはまだ行ったことがないけれど、この作品集を見ていると行きたくなりますね。色がすごく蜷川さんに合っていると思う。
――ご本人に会った感じは?
小山ギャラリーの展覧会のとき初めてお会いましたけど、気さくでさっぱりとした、そしてエネルギッシュな方ですね。
すごく仕事が好きな方みたいです。一番の魅力は、被写体への愛情を感じるところ。本当に写真が好きなんだなって、あたたかい感じがします。
――広報の大森さんから、蜷川さんについて伝えたいことや、知らせたい相手はいますか?
たくさんの人に見てもらいたいですね。作品からパワーをもらえると思います。


