ファン's Voice
海外マーケットでの“ニナミカ”評判は?!
被写体であるモデルさんやタレントさんと、カメラマンの蜷川さんとの間にある距離感がいい
――ファン’s Voiceの8人目は、小山登美夫ギャラリーのイケメントリオの一人、金近さんの登場です。
小山登美夫ギャラリーの金近幸作です。作品の展示や運搬を行なっています。展覧会前は大忙しです!ところでイケメントリオって何ですか?
――それはもちろん、小山さんとVoice5人目の
渡辺さん 、そして金近さんということで。
さて、ギャラリーで数多くの作品に触れている金近さんですが、初めて蜷川さんの作品と出会ったのはいつでしょうか?
作品は、ファッション雑誌などで目にしていました。僕は写真作品が好きなので、「ひとつぼ展」や「写真新世紀展」といった公募展をチェックしていたのですが、そこで蜷川さんの入賞作を見ました。妹さんを撮った作品や、セルフ・ポートレートでしたね。その頃はまだモノクロも撮られていましたよ。
――ご本人との出会いはいつ、どんなシチュエーションで?
会った、というか僕が一方的に蜷川さんを見たのは、テレビですね。深夜番組で、蜷川さんが渋谷の街とかで妹さんを撮っている映像が流れているのを見たことがあって。
次なる一方的な出会いはNADiff。クリスマスの時期に行なわれた『BABY BLUE SKY』の展覧会、「Christmas at Isla Mujeres」です。たまたま会場にいらしていたようで、雑誌などで拝見していた姿を見つけて…。実物はこんな感じの方なんだって思いました。ちょうど女性の写真家ブームな時期で、蜷川さんの記事とかも多かったんですよ。
実際に会えたのは、2004年でのギャラリー展覧会の時ですね。静かな印象を勝手に持っていたのですが、実際は明るく、おしゃべり上手な方です。
――好きなシリーズは? どんなところが好きですか?
花もいいし、金魚もいい。でも、僕が好きなのは『mika』ですね。原色の鮮やかさはもちろん、被写体であるモデルさんやタレントさんと、カメラマンの蜷川さんとの間にある距離感がいいんですよ。いろいろな衣装で着飾ったモデルさんや、イメージが先行しがちなタレントさんも、見事に蜷川さんの世界にぴったりはまっているところが好きです。気持ちいい、明るいものや時代設定のあるものがいいですね。今回の人気投票で 第2位になったこの作品とか、今の季節にもぴったりだし、爽やかで、そういう気持ちよさが出ていますよね。

©mika ninagawa
それから、ご自身の作品の見せ方が上手なんですよ。NADiffの展覧会ではとても女の子っぽい雰囲気を作られていたし、靴を脱いで寝そべって作品を鑑賞したりといった空間演出をされていたのが印象的です。現在、ギャラリーでの展示はそれに比べると若干味気ないかもしれませんが…。
――金近さんは海外のアートフェアに出張されていますよね、蜷川さんの作品って海外ではどんな評判なんでしょう
僕がNYのアーモリー・ショーとマイアミ・バーゼルに出張したとき、小山登美夫ギャラリーで蜷川さんの作品を持って行きました。日本では、若い女性のファンが圧倒的に多いってことを情報として知っていたから、反響は予想できました。でも、海外の場合は「蜷川実花」というキャラクターや経歴を知らない方々がほとんど。初めて作品を見る人が、純粋に作品そのものを気に入って、購入される。作品一点一点の強さや美しさは十分に備え持っていますね。“花”や“金魚”のシリーズは、特に人気がありますよ。
11月には、清澄白河のギャラリーで新作個展を行ないます。僕自身、今後の蜷川さんの展開には大いに期待しています。ぜひ、みなさんもギャラリーに来て、実物の持つパワーに触れてみて下さい。


