小山登美夫's Voice

小山登美夫、かく語りき

どれが一番好きかって選べるのが楽しいよね。「選ぶ」っていう行為は、自分にとっての問いかけでもあるから。


今回、タグボートから話を聞いた時に最初に思ったのが「いいんじゃない?」って。素直にその言葉が浮かんだ。若い人を中心に、「作品を買いたいな」って思っている人はもちろん、「作品を持つ」ってことに慣れていない人に対して、すごくいいアプローチだと思ったから。


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新しい“自分目線”で作品を見て、投票できる。


普段の作品と違って、あえてマージン(白い余白部分)を残したままだったり、サインを表に入れたりっていうこの企画だけの特別仕様も魅力的だよね。他では手に入らない限定感だから。でも一番いいのは、27作品の中から投票をする「自分で選べて」っていうところだね。蜷川さんのことを既に知っていて、大好きなファンの人でも、自分がそばに置くとしたらこれかな? 私の部屋にかけるならこっちかな? っていう、新しい“自分目線”で作品を見て、投票できる。「選ぶ」っていう行為は、ぼくらギャラリストや、美術品を買う人たちにとってすごく大事な行為。「私が一番好きなのはどれなのかな」っていうのは、自分にとっての問いかけでもあるじゃない?


作品を「選んで」、ギャラリスト気分を味わえる。


『BABY BLUE SKY』は全部で75作品あるんだけど、投票対象を27作品に絞ってます。蜷川さんと一緒に選んでいるんだけど、どれもいい作品だから、選ぶのも一苦労。全てのページに投票してもらっても良かったけれど、それだとみんな困っちゃうでしょ? 僕だって、どれを選んだらいいか迷っちゃうから。蜷川さんが最初に選んで、皆さんが投票して、結果的には一緒に選んだ、みたいな感じも出るよね。

まさに「見つけて、選んで、手にいれて」ってプロセスだから、この機会に是非、ギャラリスト気分を味わってみて欲しいね。 

2006年08月07日 13:22