
今年で4回目になるリサイクルアート展。
アニメ作家の久里洋二氏が中心となって選んだ、29名の作品が展示されている。
会場を訪れてまず目を見張るのは、展示された作品の多様な表現と、その作者の著名な顔ぶれである。
『あしたのジョー』のちばてつやを始め、新聞連載漫画『コボちゃん』の植田まさし。
エッセイから漫画まで、多方面に活躍している辛酸なめ子など。いちどは耳のしたことのある作家がずらりとならぶ。まさに隠れた企画展だ。
不要となったものをアートの力で甦らせるこころみは、魅力のある、さまざまな作品を生みだした。キャラクターを見て、すぐに作者のわかる濃厚なイメージの作品。
レーディー・メイドのように、素材を活かしたアート作品。さらにコンセプチャルな視点から、リサイクル性を表現したものなど。おなじコンセプトにもとづいた表現とは思えないほど、ユニークな作品が展示されている。どのような視点で作品を選ぶのか。
目のつけどころもたのしみのうちだ。
作品購入はすべて期間中の入札価格で決まる。最低価格は数千円から数万円のものまでと、はばひろい。
『おれは鉄兵』のキャラクターが、テニスボールの顔に描かれた空飛ぶマントの作品で1万円から。森田拳次の障子紙の巻物作品『その時歴史は笑った』が2万円から。
最低価格が、かならずしも作品の完成度をしめすものではない。じっくり選んで、これぞと思うお宝を探してみよう。入札の記録はマークで毎日更新されていく。
それを見ながら最終日に入札するのはプロの手法とか。
文;塩入敏治
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