彫刻家・青木野枝が創造する多くの作品は、高さが2メートルを越す鉄製の大型彫刻です。しかしながらその作品世界は、あたりの空気と光が自由に揺れ動くかのように重力から解き放たれ、軽やかさに満ちている上、柔らかさやあたたかさといった余裕をも感じさせます。
その青木が1997年より挑戦したのが、版画作品です。タグボートでは彫刻家・青木の世界を映し出した版画作品10点をご紹介! シリーズごとに刷りや作風が違いますので、版画作品ならではの独特の質感をお楽しみください。
※各作品の画像をクリックすると詳細がご覧いただけます。
- 「玉響」
- カラーの油性木版画。色と形状が単純化され、平面性が強調された作品。
万葉集にある玉響(たまかぎる)」という言葉のニュアンスの美しさに触発され、その世界観を表現。荒々しい彫りながらも、あふれでる丸い玉たちが柔らか。身を包みこんでくれるような大きな存在感を感じます。


使用用紙について 「玉響」シリーズの全2作品 & 「白玉」シリーズのうちの2作品に使用しています。
通称「和紙の王様」。
1300年頃より既に文献にその名が登場。
紙質は、光沢があり細かく緻密。繊維の絡み合いが作り出す美しい模様と鶏卵にも似た柔らかな生成り色が特徴。滲みにくく、風化・虫害にも強い特性をもつ。
協力:HASHIMOTO ART OFFICE








