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タグボートのオフィシャル・アドバイザー 塩原将志氏 オススメインタビュー

■2008年 新春ならではの作品をご紹介!

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ジャスティン・スミス アダム・ステネット
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これは、イギリスのジャスティン・スミスの作品。
ハリボテに紙幣を貼り付けただけのシンプルさで、伝えたい事がシンプルだけど自分の知識、経験と照らし合わせて多くのことを考えさせられるところに惹かれた。

この世界地図、カラフルでかわいい。

一見、何気にお金で経済の感覚が示されているのが興味深いんだ。ほら、ひとつひとつの国が、その国の紙幣で覆われている。

あ!ほんとだ。

土地がでかい国は、紙幣の占める割合もでかい。経済の感覚がビジュアライズされて簡単にわかるところが、面白い。

日本は小さい国なのに、頑張ってますよね。

そうだね。でも、大きさイコール潜在的国力、というふうにも考えられる。今経済的に伸びているBRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)は、紙幣が占める割合が大きい。

なるほど。
今考えると、暗示的ですね。

もっとよく見ると、中東は紙幣に使われているイスラムイメージが似ているし、ヨーロッパや西中央アフリカでは異なる国でも統一紙幣を使用している。国境が自然な形状をしているものもあれば、明らかに人間によって引かれたラインを辿っているものもある。

地図なんだけれども、それぞれの国が抱える歴史的、宗教的、政治的背景も同時にわかるところが、スゴイ!

パワーやコントロール、暴力、戦争、死なんかを連想させる銃にアメリカドルが貼り付いている作品、“Absolute Power”もメッセージ性が強い。アートフェアーの会場ではこのアメリカ紙幣の銃口の先に、イギリスポンドで出来たパピーが立ってた(笑)。これが制作されたのはちょうど湾岸戦争の時で、国力(経済、武力、情報)を誇るアメリカドルの前に、ポンドを貼り付けたパピーが大人しく従っているような様子がすごくシュールだった。イギリスではポンドのこと、「パピー」とも言うんだから、皮肉だよね。一見、カラフルでポップだから政治性があるようには見えない。紙幣って一目でその国らしさが出ていてデザインとしても良く出来てるな〜と思うよ。

確かに、紙幣の美しさも楽しめる。

それに、お金って縁起がいいし、さすが日の沈まない国、七つの海を支配した大英帝国の作家が創っただけあって世界経済を考えさせられるでしょ。 今は情勢が変わってポンドが強くなってるし壮大で新春にはぴったり。

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アダム・ステネット

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新春っぽい作品、ありますか?

2008年干支って、ネズミだよね?

はい。

じゃあ、アダム・ステネットかな。
ブルックリンにある31Grandという若いギャラリーで2004年に開催された個展で気に入った作家です。

ネズミが随分リアルに描かれてますね…。ちょっと怖い感じもします。

作家は、ペットとしてネズミを飼っているほどのネズミ好き。ネズミへの愛情を感じるけれども、同時に動物としてのネズミの動きも描かれていて、力強い。
同じ作家の映像作品もいいよ。
「Mouse Swimming Overhead」というタイトル通り、水の中で泳いでいるネズミが、水中からただただ撮影されたものなんだけれども、必死な様子がきれいで楽しい。
実際自分が水の中から外を見たとき景色歪んでみえて面白かったし、撮影の時ネズミと一緒に作家が泳いでいたと思うと楽しいでしょ。

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2008.01 2008年 新春ならではの作品をご紹介!
2007.09 「今なら買える!世界各国で活躍中の新進作家の作品」
2007.07 「個人コレクションならではの、今や貴重な品揃え!」