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数あるアートの祭典の中でも、最も歴史があり、注目度も高いヴェネチア・ビエンナーレ。52回目となる今回、タグボート人気写真家・米田知子が招待されています。その彼女の紀行写真のシリーズともいうべき話題作「雪解けのあとに」から厳選の8点を新入荷致しました。 また、所属画廊・シュウゴアーツの佐谷氏が教えてくれたヴェネチア・ビエンナーレでの評判と作品の見所をお伝えします。 |
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“Scene”シリーズ 展示風景 (ヴェネチア・ビエンナーレ) |
佐谷氏:展示は、MoMAの名キュレーターとして名高かったコミッショナーのロバート・ストー氏が決めたそうです。MoMAの展示を思わせるオーソドックスな手堅いインスタレーションで、アルセナーレの建物での展示はワイルドなのが常でしたが、今回は雰囲気が違い落ちついた印象でした。
佐谷氏:今回の展示では作品ごとにキャプションを配置せず、隅の方にひっそりと掲示していました。まず、何の先入観もなく純粋に写真を見る。そしてその後、タイトルを読んでみると、そのモチーフに驚いて改めて作品と向き合う。一見何でもない風景や場所に隠された歴史や背景…。皆さんがタイトルを読んだ後、作品に駆け寄ってもう一度向き合う、という観客の行動は日本でもヴェネチアでも共通でしたね。 |
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佐谷氏:単なる「picture」ではなく、リサーチによって背景や見えていない部分を明らかにしようとする知的な裏づけを試みるところが米田知子の魅力ですね。もうひとつの代表作の眼鏡のシリーズでも同じですが、見えないものが浮かび上がってくる点が彼女の作品の奥深さだと思います。また、風景はもとより、建築の写真でも彼女でなければ撮れない独特の魅力があふれていると思います。 (インタビュー日時:2007/07/25 シュウゴアーツにて) |
| 「Sniper’s View(狙撃手の視線)」など、興味深いタイトルを見て、再び作品を見る人々。
(写真左) 一箇所にまとめられたキャプション。何の先入観もなく、作品を鑑賞できる。(写真右) |
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