トップページ  >  タグボートオリジナル > 本城直季 作品の謎を解く!

@Gallery TAGBOAT × 本城直季

本城スタイルの「からくり」を解く

フォトグラファー、本城直季の作品はミニチュアのように見えて、実はそうでない“サプライズ”が魅力です。
実際の風景を撮影しているのに、なぜ人工的に見えるのでしょうか。
大型カメラの「アオリ」というテクニックを使っています。レンズに対してフィルムを傾け、一部分だけピントを合わせる手法を、3〜4年前から実践し、今では「本城スタイル」とも呼ばれているほど。また、画面の中にジオラマのように見える“要素”を登場させているところもポイント。その要素とは、人や車(色鮮やかなもの)など、よりミニチュア感を演出するアイテムです。そしてじっとカメラを構え、それらが写りこむ「決定的瞬間」(20世紀最大の写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真美学)を狙っているのです。アオリを駆使して画面上に仕掛けた“フォーカスの罠”に、それらの要素がかかった時、本城作品は誕生するのです。


1
これが長年愛用の4×5のカメラ。
このカメラから数々の作品が生まれます。
2
すでに下見を終え、アングルもばっちり!
3
カメラを覗き込んで、入念に構図を確認。
4
アオリを駆使して、ピントを調節。
これぞ本城マジック!
5
「決定的瞬間」をじっと待つ本城。
半日間、シャッターチャンスを待っていたこともあるほど辛抱強い。
6
今回、被写体となった風景。
よりミニチュア感が演出できるから、都会のほうを好む。
7
いざ、シャッターチャンス到来!。
8
撮影した写真をポラロイドでチェック。
9
ひと仕事を終え、ほっと一息。