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お気に入りの絵は偶然の「出会い」のように。 ~アンディ・ウォーホル「サムという名の猫」、杉本博司「海景」

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文/安田洋平

都内にお住まいのTさんがご購入されたのはアンディ・ウォーホルの「サムという名の猫」と杉本博司「海景」。現在、「サムという名の猫」は子供部屋に、杉本博司の作品はベッドルームに素敵に飾られています(上の写真がそのベッドルーム。左側チェストの上に2点並んで掛かっています)。

「朝は朝の海に、夜は夜の海に見えるんですよ」。
柔らかく自然光が入ってくるベッドルームで見ると、時間によってその表情を変えるのだとTさんは言います。ベッドから見える位置に掛けられた海の写真を眠りにつく前、朝目覚めたときに必ず眺める。静かな絵だから、心が落ち着くのだとか。「船の上から眺めているような気分になる。それがすごく素敵なんです」。

また、何とも言えずかわいらしい様子で子供部屋に掛かっている「サムという名の猫」(通称"サム猫")。アンディ・ウォーホル作の絵本が元になっているというこの作品は、Tさんにとって特別に思い入れの深い作品なのだそうです。

「このサム猫と、女性の靴をモチーフにしたウォーホルのイラストの2種類が大変なお気に入りで、大学生の頃ポストカードを買って、わざわざ額に入れて家に飾っていたのです。壁に掛かったポストカードを見ながら、いつか本物が欲しい、ずっとそう思っていました」。

ずっと想い続けていた一枚。20代だった頃、ギャラリーで働いている知り合いに「いくらするの?」と聞いたときには、数百万と言われて(ちょうど当時はウォーホルの値段が特に上がっていた時期)、とても自分には手が届かない、やはりポストカードで…、とあきらめていたとのこと。しかし、それから10数年。たまたまインターネットで探し物をしている最中に、ギャラリータグボートのウェブサイトを見つけて、何げなくウォーホルがあるなと思いながら見ていたら、「あ、あった」。しかも決して買えない値段ではなかったので、即購入を決められたとのことです。

「もう本当に出会いとしか思えなかったですね。何気なく覗いたお店でばったり見つけた、そんな偶然の再会の気分」。

そんなわけで今、Tさん宅には本物の「サムという名の猫」が掛かっています。
「ついに念願叶った、と感じ。やっぱりいいですね。しかし一つだけ不思議なのは、猫の目の色だけが少し違うのよね」。

はい、下の写真でもお分かりになれるかと思いますが、ポストカードの方は目がグリーン、今回ご購入いただいたオリジナルは茶色になっています。実はこの作品、色の部分は手彩色なので1点1点少しずつ異なっていて、それもこの作品の楽しみの一つです。

「やっぱり家具だけでなく、壁に絵がかかると空間が締まるので、もっと掛けたいと思います。けれど、生活の中にあるものだからこそ、自分が本当に欲しいと思う絵と暮らしたい。その意味でサム猫も杉本博司さんも、本当に気に入っています。見飽きてしまう絵もあるけれど、これらはいつも一緒にいても飽きが来ないので」。

   
タグボートで購入できる関連作品 : 
アンディ・ウォーホル
杉本 博司

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  こちらがポストカードを額装したという、想い出の「サム猫」。「これを見ながら、ずっと本物が欲しいと思っていました」。   寝室には2枚の杉本博司作品がかかっています。気分が安らぎますね。  
 
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  今回ご購入いただいたオリジナルの「サム猫」。本当にかわいらしいです。   1階のお部屋。天井からは以前、スタイリストの長山智美さんもコラムの中で紹介していたバカラのシャンデリアが!  
 
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  玄関脇にはアメリカ抽象表現主義のロバート・マザウェルがさりげなく掛かっています。インテリアとの相性が抜群でした。   お話を聞かせていただいたTさんが経営しているベッドリネンの会社「Suite in Sytle」ではベッドリネンの他にこんな輸入雑貨なども扱っていらっしゃるそうです。  

2006年06月23日 13:01