プラモ世代の心をくすぐる金田勝一の創作ワールド!
東京画廊と戸村美術では現在、京都で制作活動中のアーティスト、金田勝一による個展「プラモ風景画」が共同開催されています。
2005年末のドイツでの劉野(LiuYe)との同時個展、今年春のオランダでのグループ展、そして、釜山ビエンナーレ出展と活躍の場を広げている金田勝一。名前をご存じない方でも、昨年行われた東京アートフェアでの「サメの立体作品」と聞けば思い出す方も多いのではないでしょうか?
FRPにニスやアクリル絵具、自動車用の塗料などを使い、ステッカーや転写式シールといった素材も巧みに用いた、金田独特の魅惑的な作品は、「初めてもらった賞は、プラモコンテスト賞!」と作家が話すだけあって、見事に精巧に作られたプラモ好きにはたまらない作品です。!ちなみに、人という動物を図鑑に置き換えるとどうなるか?というきっかけで始めたこのサメシリーズは、海の中で、常に泳ぎ続けているサメと利潤が絡むと走り続ける人間を表現しているのだそうです。
そんな金田勝一の日本での平面と立体とを織り交ぜた個展が2ヵ所同時に開催されています。
東京画廊では平面作品を中心に、日本の国道をモチーフとした既存の作風に、金田の言う「プラモデルの様な風景」「風景画のキット」的な要素がより付加された新作を出展。そして戸村美術では、サメの立体作品に続く新作、ザリガニで立体作品に挑みます。
【アーティストにお会いして】
大盛況のオープニングの中、精巧なつくりのザリガニの立体作品の前で語る金田勝一さんもまた、"今〝という時間を自身の道具を使って表現するエネルギー溢れるアーティストだという印象を受けました。
街はもうクリスマスのイルミネーションが点灯し始めましたが、画廊めぐりで、もう少し芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか?

作品名:「ギーちゃん今日は帰らない」 愛猫ギーちゃんがお出かけして帰ってこなかった日、楽しいことがあったんだろうなと想像して描いた風景画。

代表作のシリーズの一つ「Human's Own Evo2 ETO 013」以前発表されたシリーズ、今回の個展では、ザリガニに変身? |