TAGBOAT Next Generations Artist's Voice アーティストの声

ロックな魂に憧れて僕は何かを作り続けずにはいられないのです。

「第1回タグボート・アワード」入賞  宮崎 宏康

宮崎 宏康

ある日、幼稚園の先生がこう言いました。
「さあ、天使の絵を描きましょう!」
4歳の僕は、画用紙の隅に翼のはえた小さな天使を描きました。すると突然、隣の男の子が画用紙を真っ二つに破りはじめたのです。周囲にまったく気もとめず、彼は破った紙を両手に持ち、部屋の中を跳び回り始めました。彼の両腕に天使の翼が生えたのを見て、僕も紙を破り、みんなも紙を破りました。以来、物心ついた時から現在に到るまで、そのロックな魂に憧れて僕は何かを作り続けずにはいられないのです。


TNGSの登録数はうなぎ上りだ。WEB上での作品発表の場として、個人HPよりもはるかに効率的に閲覧してもらえるというのも大きな魅力のひとつだろう。日に日に増えるライバルたちの作品を見ることができるのはとてもよい刺激になるが、日々の制作に一層気は抜けない。登録数が増えれば増えるほど、自分の作品もサイト内に埋もれてしまうからだ。しかしライバルたちの数がある程度のラインを超えると、その中に大きな潮流のようなものが浮かび上がってくるのではないだろうか。アートの大海の中で、TNGSの試みから歴史の1ページに刻まれる数々の潮流が生まれることを期待する。かくいう私も、潮流をかたちづくる一滴となるべく、今日も夜の美術室に明かりを点すのだ。