TAGBOAT Next Generations Artist's Voice アーティストの声

借り物ではない、私自身の視覚体験を重要視しています。

「第1回タグボート・アワード」入賞  皆川俊平

皆川俊平

私の制作、また作品には、様々な技法・技術がコンセプトとともに織り込められていますが、それらは未だ、すべて統合されてはいません。
今後、そうした散逸している断片をどのように収束するか、自己批評としてひとつの課題といえます。


作品は、私の目で見た世界を反映させるもので、制作の動機は常に外界との交感にあります。様々なイメージが散乱しているからこそ、借り物ではない、私自身の視覚体験を重要視ししています。しかしそれは時として、画面の中で異形へと姿を変えます。


例えば、呪術(≠魔術)のように。
蠱惑的に、艶かしく、原初の感覚を刺激するようなものになれば。


私的な世界を俯瞰する位置から、冷徹に突き放すようでいて、濃密に干渉もする、絵画世界を構築することが理想です。