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私がTNGSに登録するきっかけになったのは

  内田 江美

内田 江美

私がTNGSに登録するきっかけになったのは、Young Artist Japan 第1回目に出品しようと思ったことでした。
私はNYでの個展、大阪での展覧会などはやっておりましたが、東京でまだ発表する場が無く、YAJは作品を見てもらえるいいチャンスだと思いました。また、ちょうどその時期に東京アートフェアーや101なども開催されており、世界中からアートの関係者が東京に集まっていますので、少しでも見てもらえるようなことがあったらと思いました。
しかし、ちょうど同じ時期に韓国の招待旅行に申し込んでしまった後でしたのでとても悩みました。が思い切ってキャンセルし、YAJを選びました。
第1回YAJでは、たくさんの方が見に来てくださり、予想外に外国から来た方も多く、たくさんの方とお話をすることが出来ました。その中にシンガポールから来た方がいらっしゃいました。その方が後日連絡を下さり、
「シンガポールのオークションに2点作品を出してくれませんか?」
と言ってくださいました。後で分かったのですが、その方はシンガポールのオークション会社の選考メンバーの方で、私の作品をものすごく気に入ってくださり、このような話になりました。Zianiアート・オークションはシンガポールでの初めてのオークションで、シンガポールの国事態も今、アートにとても力を入れているそうです。
私も初めての経験でしたので、思い切ってシンガポールまで行って見てきました。
私の作品の順番が近づくにつれ、会場を出たり入ったり、来たことを後悔したり。
でもお蔭様で2点とも落札していただき、そのうちの1点はプライベート・ミュージアムに所蔵されるようだと後日連絡が来ました。また、シンガポールでの個展も依頼していただき、目下シンガポールに向けての新作の製作に励んでいます。
まさかYAJの出品がきっかけでこのような展開になるとは思っていませんでした。
TNGSは、私のように地方に住んでいるものにとっては、東京に拠点がなくてもインターネットを通じて多くの人に作品を見てもらえるのでとてもよいチャンスの場だと思います。
また、先日開催されたVol2では、前回よりも確実に参加者も多く、アーティストたちのレベルが上がり、イベントもたくさん企画されていてとても活気がありました。中でも、私が今回参加してよかった!と思ったことの一番の要因は、同じアーティストを志す仲間と交流が持てたことです。
「あっ、あのときの人が美術雑誌に載ってる!」とか「あの子が賞をもらったんだ!」とか「あの人こんなにいい作品つくったんだ!」とTGBで一緒の"仲間"が頑張っているのが本当に嬉しく、とても刺激になり、「私も頑張ぞー!」とパワーをもらえます。
一人だと行き詰ってしまうときでも、頑張っている仲間がいる、応援してくれるスタッフがいると思えるのです。
流行を追いかけず、惑わされず、オリジナルにこだわった自分らしい作品を今後10年、20年と続けて行きたい。
そして、100年後、200年後に私の作品を見た人にも感動を与えられるような作品を制作していきたいです。