wood work, working process (3)

橋本仁アトリエ取材

橋本さんの作品は鉄や木などの素材感を生かした作品が多いですが、これらの素材を選んだ理由はなんですか?

一番扱いにくく凡用性が高い素材であることに惹かれました。その扱いづらさが理由でこの素材を選ぶ人が少ないことも、自分自身の挑戦心をかき立てました。また木や鉄は地球の循環とダイレクトに繋がっています。大事なことはそのサイクルと個別に保有される時間です。人間も宇宙を構成する最小単位の物質として地球や宇宙に繋がっており、それは他の誰であれ変わりはありません。そんな地球ひいては宇宙との繋がりを想起させる素材であることも理由の1つかもしれません。

 

 

 

橋本さんの作品は制作に時間がかかりそうですが、木のキューブ1つを作るにはどれくらいの時間がかかるのですか?

大体3時間くらいですね。

 

 

 

台湾のアーティストインレジデンスや中之条ビエンナーレなど様々な場所で制作されていますが 場所を変えることは作品制作に影響を与えるのでしょうか?

台湾に行ったのも、祖先と台湾に密接な繋がりがあったことが理由ですが、やはり場所からもらうものが大きいと思います。台湾で滞在していた高雄も、現在、滞在制作をしている中之条もパワースポットであり、そこで制作することで、その場所でしか出来ないものが必ず出てくる気がします。滞在している意味は、すぐにはわからなくても、最終的にはわかるようになります。

台湾で発表した作品は、台湾で撮影した写真(記憶)に木のフレームを重ねたものでした(写真)それは木彫りのフレームという想像を絶する時間をかけて制作される”努力や時間の象徴”を通じて、記憶を眺めるという意味です。記録ではなく、鑑賞者に何かを思い起こして欲しいという思いで制作しました。

 

 

 

先日のIndependent台北で大賞を取ったと聞いています。次はNYでの展示ですね!今後アーティストとして、どのように進んでいくのか、目指すものを教えてください。

一歩一歩進んで行きたいと思っています。そして、いずれは世界中の人に作品を見てもらえるようになりたいです。時間は嘘をつかないと思うので、ピンポイントに目標を定めて、がむしゃらに進むという自分のスタイルで制作を続けていきます。最終的には、宇宙・地球の役に立って死にたいと思っています。

最後に橋本さんにとって、アートとは何ですか?

現代に生きる救いだと思います。

 

 橋本仁 Jin Hashimoto 

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