ゲート、ニューヨーク市セントラルパークのプロジェクト
クリストの直筆サイン入りのプリントです。
2005年に実現した、『ゲート、ニューヨーク市セントラルパーク、1979-2005』の準備段階にクリストが描いたドローイングをオフセット・リトグラフ技法で再現したプリントです。
マンハッタンの中央に位置するセントラルパーク内の遊歩道、37キロメートルに、サフラン色の布を垂れ下げた樹脂製のゲートを合計7503基設置していったプロジェクトです。
1964年からニューヨークに住むクリストとジャンヌ=クロードは、ニューヨーク近代美術館を包む計画など、マンハッタンを舞台としたプロジェクトを幾つか提案しましたが、実現に至ったのは『ゲート』だけでした。
プロジェクトが実現したのは厳冬の2月中旬でした。
マイナス10度を下回る日や大雪の日も含め、14日の展示期間中、セントラルパークはニューヨーカーと世界中からの訪問者であふれていました。
このプリントは厚手の水彩・版画用紙/アート紙に刷られ、クリストの直筆サインが鉛筆で入っています。
ドイツで出されたオープン・エディションのものですが、直筆サインいりのものは稀少です。