良いことが続くと、この先にとんでもない悪いことが待ち受けているのではないかと不安になることがあります。ペットたちというのは、毎日暖かい寝床と、健康的なごはんと、清潔なトイレと、死ぬまで愛され見守られるという人間なら誰でも欲しいものをすべて持っている場合がほとんどだと思うのですが、それは生き物の一生の形の中で普通の状態とは言えません。人間の生活を共有し、それが当たり前となったペットたちだとしても、人間でさえ感じる、良いことと悪いことが同じぐらい起きるはずだという本能的な不安は、動物である彼らにもあるはずではないでしょうか。