最初、目の前にある空気から光の糸を紡ぎだすという意識で始めたシリーズの作品です。
その意識は時と共に変化し、今は、波長の違いによって色の違いを認識できているということ、自分の目に、脳に、それを認識する機能があるということへの意識が大きくなっています。2020年最後の作品です。
また、グラデーションにおける、気が付かないほど小さな変化の積み重なりが大きな変化につながり、その色の並びや色そのものが、時に私自身、制作をしているときにも心を癒し、励ましてくれるようにも思える不思議さを感じこの制作を続けています。