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抱えきれないほどの悩みを持って帰る道には、いっそのことこれを最後の帰り道にしようかと思うことがあります。僕の作品に出てくる白い花には死を意味します。白い花は葬式などで故人を見送る際に添えられることが多いからです。この作品に出てくる白い花も自分が帰り道に「死」というものを考えることに対して制作した作品です。
HAYATO MACHIDA
アクリル、キャンバス
Acrylic on Canvas
1995年 沖縄県出身 2022 “SHIBUYA STYLE VOL,16” 西武渋谷店 “UNKNOWN ASIA 2022” グランフロント大阪 “沖縄人” GALLERY ROUGHERYET “GEISAI #21” TOKYO BIG SITE “INDEPENDENT TOKYO 2022” 東京ポートシティ竹芝 2022「INDEPENDENT TOKYO 2022」 タグボート特別賞 2018「ターナーアワード2018」未来賞 独学で絵を描き始め、21歳時に留学していたNYで照屋勇賢氏と出会い、帰国後にアーティストとして活動を始める。絵画には自身が成長する過程で深く影響を受けた日米のポップカルチャーやサブカルチャーそして、ローカルカルチャーから受け継いだ要素などによって構成されている。コンセプトとなっている両価的感情は、自身の「生きている」という感覚に対する疑問や時に社会的・政治的状況に対する考えからうまれ、近年は感情や感覚が素直に反映した落書きで描いていた顔のあるお花のモチーフを中心に作品を制作している。作品に振撒く白は、消えたくなるような感覚に至った時に出てくる涙のような存在であり、それは、いつしか植物に水をあげるような、生きようとする生物的本能を表している。