Profile
1998年東京生まれ
東京造形大学大学院在学
中浦は海外の有名人や映画の名場面をモチーフに制作をしている。
両親の影響で幼いころからサブカルチャーに通じ、写実的な表現に個性的な色をのせた表現が魅力的な若手作家だ。
そんな中浦が人物を描くのは、スマホを手放せない現代人にとっては液晶を通してみる人物達が、まさに現代の風景になっているからだという。
「自分の中で絵画とは風景やその時代の日々を表すものだと考えています。
今まで私たちが日常的に電車の窓や建物の中から見る風景は山や街や海だったものが、今の時代みんな首を下に向け携帯の画面と睨めっこしている事でSNSや動画で流れてくる人物達が現代の私たちにとっての風景に変わってきている様な気がします。
そして数えきれない程ある画像や動画を毎日意識せず目で追う事で次の日には見たかどうかすらも忘れるようになってきている私たちに改めて人物という物を見つめ直す為に、日々小さな液晶から流れてくる人物を現代の風景やモチーフとして捉え制作しています」。