この作品は新宿旧ションベン横丁のイギリス版、といった雰囲気をもつChippy Lane(フライドポテト通り)から着想を得ました。イギリスではお酒を飲む前、または、飲んだシメにフィッシュ&チップスかケバブを食べます。そのため、土曜の夜のフライドポテト通りは浮世の憂さを晴らしにきた老若男女でひしめいています。人が溢れているのにどこか気怠い雰囲気を漂わせるこの種の裏路地。日本でもイギリスでも共通するこのメランコリックな雰囲気はなんだろうか、タバコの煙の向こうにぼんやりと浮かぶ人の影を眺めながら思います。