おもにカッターと紙によるアナログな技と豊かな多重的構成によって表現される、動物や鳥、小さな生き物たちの物語。riya氏の切り絵作品では、限定的に見えるアイコニックな表現にもかかわらず、カッティングの線がいきいきと雄弁で驚くほど深いニュアンスが感じられ、額の内部空間にまるで宇宙の真理が秘め隠されているかのようです。
人の手によらない自然の造形美を中心に描かれる、中南米の民族的意匠にも似たオルタナティブなグラフィック感覚には熱心なファンが多く、また商業ビルやアパレルブランドなどとのコラボレーションなど幅広い活動を通して都市空間や人々の日常に新鮮なインパクトを与え続けています。
本作は、紙をレイヤーにした立体切り絵シリーズの一作。「太陽の火をわけてくれる狼」を描いたもの。riya氏のSNSで人気のコミックエッセイ「おおかみいぬのサン 人間と家族になる」の書籍化・刊行記念として特別に制作した、狼の絵のシリーズからの一作です。