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2004年、2005年と開催した展覧会では、ギャラリー空間が丸ごとしりあがり寿ワールドになりました。画廊内での制作は約1週間。壁面、床から天井まですべて和紙をはりめぐらし、そこに墨で筆を走らせて王国が誕生。見事ギャラリー空間まるごとが絵となりました。会期中は気に入った絵柄をフレームで直にトリミングできるという企画が大反響を呼びました。
しりあがり寿
Kotobuki Shiriagari
和紙に墨
1958年静岡市生まれ。1977年多摩美術大学のグラフィックデザイン専攻入学。1981年キリンビールに入社。宣伝やパッケージデザインや商品開発を担当。1985年会社勤めのかたわら漫画家として初の単行本を出版その後も二足のワラジで作品を発表。1994年会社を退職、専業漫画家となる。2000年『時事おやじ2000』(アスペクト)、『ゆるゆるオヤジ』(文芸春秋)にて第46回文芸春秋漫画賞を受賞。2004-7年『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)で第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。Art space kimura ASK?にて3回個展。他にもエッセイやお芝居や小説やゲーム作りなど多岐にわたる。