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月乃カエル

TSUKINO KAERU

月乃カエル

1963年生まれ
1986年 IT企業に就職、システムエンジニアとして従事
2009年 デジタルイラストの制作を開始
2014年 独学で3Dアートの制作を開始
2017年 個人活動の他、yutaokuda とのアートユニット yueru を結成
2019年 前職を退職し、専業作家として本格始動

月乃カエルの世界は「見えない階層」でできている。

作品には人間の文化から生まれた記号や模様、建物が立ち並び、そこではゾウやイルカや人、様々な生き物が共に生命を営んでいる。光を通す透明樹脂や、光を集めるラメやラインストーンが散りばめられ、生き物の多様性を保つ理想郷のように、バラバラな素材たちが個々の魅力を発揮して一つの世界を創り上げている。

そんな月乃カエルが描き出す世界は、生き物たちが個々に「見る」世界の集合なのだ。ゾウは人間より遥か高いところから世界を見渡し、イルカは深い海の中で音波を使って周囲を認識する。同じ大地で生きていても、あらゆる生き物はそれぞれ違った見え方で世界を捉えている。月乃カエルは、そんな生き物の意識や感情の重なりを描き出し、光を透かして人間には「見えない」世界を覗かせてくれる。

オリジナルのデジタルイラストをベースに異素材を組み合わせた表面は、階層を持つ3D作品となっている。その作品世界は観る者を決して飽きさせない。まだまだ価格が安い今のうちに、買い求めてはいかがだろうか。