カートアイコン

EN / JP

佐々木敬介

Kyosuke Sasaki

佐々木敬介

1993年生まれの佐々木敬介は、東京藝術大学日本画専攻という難関に現役で入学し、2017年3月に大学院を修了した。

全国美術大学奨学日本画展の入選や三菱商事アート・ゲート・プログラムの複数回の入選、東京藝術大学安宅賞受賞など、大学在学時より多方面で評価されており、作家として早くも頭角を現している真の実力者だ。

しかしその評価の高さも、佐々木の作品を見ればすぐに納得ができる。
観る者の精神性に訴えてくるような緊張感と神聖感、限定された要素で構成されているとは思えないほどの雄弁な表情、描き方を分からせない巧みな技術と創意工夫された独自の表現方法、画面のハリ、、、
どこをとっても見事と言う他なく、観る者をあっという間に魅了してしまう作品力を誇る。

「自分の観念を盛り込む事よりも、偶然性を積極的に取り入れる事を大切に制作している。」という言葉通り、自然の流れに身を委ねる事で新たな発見が生まれ、それが自身の想像を超える作品につながっているのかもしれない。
しかし、その偶然を必然に変え画面に盛り込んでいってしまうあたり、やはり佐々木のずば抜けたセンスの高さが光る。

こんなにも達観した雰囲気を持つ作品を、20代半ばという若さで展開してしまう佐々木がどんな飛躍を見せてくれるのか、今から非常に楽しみだ。
今後の活動に益々注目が集まる。