福井直子
Naoko Fukui
油彩にビーズ刺繍やスパンコールなどの手法をミックスして装飾的な絵画を創り出す福井直子。
一瞬のきらめきを逃すことなく絵画化したファンタジックな世界は、女子のハートを鷲づかみにしてきた 。
2005年から発表してきた「絵のある部屋」というシリーズでは、空間を一つの部屋に見立てて絵画と一体化させたインスタレーションを展開。装飾性と絵画性、平面と空間を融合し、インタラクティブなアートの楽しみ方を提示した。
一方、ビーズやスパンコールを用いたブローチやキーホルダーなど小振りなアクセサリーも制作。
絵の一部が飛び出したようなウェアラブルなアートピースは、タグボートでも入荷とともにすぐ完売してしまうほど高い人気を誇る。
2009年に岡本太郎現代芸術賞を受賞。絵画の枠を超え、大胆に展開する福井の作品は 、デザイン方面からも注目を集め、東京ドームシティ「ASOBono!」の外壁デザインや「晴海フラワーフェスティバル2013」のイベントデザインも手がけるなど、多方面で活躍している。
絵本のワンシーンのようなカラフルな絵画は、どんな空間もワクワクするような高揚感で満たしてくれる。
まずは、数万円代で購入できる小品でその世界観をぜひご自宅でも楽しんでもらいたい。
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