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ジャスパー・ジョーンズ

Jasper Johns

ジャスパー・ジョーンズ

ジャスパー・ジョーンズはロバート・ラウシェンバーグとともに第二次世界大戦後のアメリカ美術を代表する抽象表現主義が盛期を迎えていた1950年代中頃、卑俗な日常的なイメージやありふれた既製品・日用品を素材として作品に取り込み、立体物と絵画的な表現を組み合わせた作品を制作し始めた。

反逆的な芸術運動のダダイズムの非芸術的な事物や大衆的イメージを作品に取り込む表現と類似していることから「ネオ・ダダ」と名付けられた。

1954年、ありきたりの誰もが見慣れた記号やシンボル(旗、標的、数字、アルファベットを)を題材にした絵画の制作に取りかかりました。そして、58年にニューヨークのリオ・キャステリギャラリーで初の個展を開きニューヨークの美術界に衝撃を与えた。
版画を含め初期から晩年の作品に至るまで、ジャスパー・ジョーンズが現代美術に及ぼした影響はとても大きい。

オークションでの評価も高く、現代美術を代表する最も価格の高い作家の一人である。
2010年にサザビーズニューヨークで星条旗の作品が28億ドル(約30億円)で落札された後、2014年にも星条旗作品は36億ドル(約40億円)で落札されて記録を更新した。

オリジナルペインティングはなかなか手が出ないが、版画であれば手軽にジャスパージョーンズのスピリッツに触れることも可能だ。