クリストファー・ウール
Christopher Wool
クリストファー・ウールは1955年アメリカ・シカゴ生まれ。現在ニューヨークを拠点に活動。80年代前半のストリートグラフィティの影響を受けながら、写真とペインティングという異なる媒体を用いた抽象的な作風が特徴。スプレーやローラーによるペイントやシミをつけるような着色方法、また自身が以前に手がけた作品の一部や制作中の別の作品のイメージをキャンバスにシルクスクリーンで印刷するなど、様々な手法を駆使して制作する。これまで、ロサンゼルス現代美術館(1998)、カーネギー美術館(ピッツバーグ、1998)、クンスターレ・バーゼル(1998)、パリ市立近代美術館(2012)、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、2016)、シカゴ美術館(2014)にて個展を開催。そのほかグループ展やヴェネチア・ビエンナーレなどの国際展にも多数出品している。(美術手帖より)