カートアイコン

EN / JP

津上みゆき

Miyuki Tsugami

津上みゆき

津上みゆきは作品発表当初から一貫して風景画を描き続け、全ての作品を「View」と名付けている。
自然を繊細かつ素直に受け止めスケッチを描き、それらを元に彼女独自の感性を通して表現された風景画には、東洋的な自然への敬意と透明な空気感が現れている。

1996年に第7回関口芸術基金賞大賞受賞しニューヨークに滞在した後、2003年VOCA賞受賞と作家としてはこれ以上がない華々しい受賞歴を残した津上みゆき。
さらには2005年の大原美術館アーティスト・イン・レジデンス・プログラムにより岡山県倉敷市で“View”と名付けられた作品を滞在制作した。
日々の風景スケッチを元に和洋様々な画材を用いてキャンバスに描き、作家の目前にあるもの、自分、そして自分を取り巻く全てを取り込む新しい風景画の在り方は、「今ここに在る」ということを我々に問いかけているようだ。

ペインティングであれば1点数百万となる津上みゆきの作品も、版画であれば4万円~10万円でご購入できるためお得に世界観を味わうことができる。
今後、オークションハウスでの取り扱いなども増えることが予測される津上みゆきの作品はこれからが楽しみであり、若手の中でもオーソドックスに風景がを飾れる作家として、手元に置いておきたい作家の一人である。