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林田健

Ken Hayashida

林田健

林田健の作品は何気なく通り過ぎる少し古びた建物や街角の断片に社会性や時代性を感じさせる油彩表現があり、それが評価されている。
林田にとっての風景とは自分が生活している中で目にしたもので、人物や静物なども風景としてとらえているのだ。

2010年頃からはトイレやスイッチなどの物も多くなっているが、風景の中に人を描くことはしない。それは物質に染み付いたよごれや傷のほうが人そのものよりもより強く人間臭さを感じるからだとのこと。

林田は、世界や社会の多くの問題は自分が身近に生活している中にその問題の一端が映し出されているのではないか、と考えている。
林田にとってのモチーフは空想の世界やファンタジー的なものではなく、ただそこにあるもの、「現実」でしかない。過去から現在までの人の痕跡を物質の中に見出し、そこから未来を見つめていっているのである。

林田の作品は2008年に初めてタグボートで掲載されて以降、コレクター達に圧倒的な人気を得た作家の一人となった。その後多くのギャラリーでの個展、グループ展を含め、国内外で展示される機会も増えてきている。
コレクターであれば持っていないのがおかしいくらいの魅力的な一枚である。
手の届く価格帯でありながら安定した人気を誇る林田の作品はできるだけ早いうちがチャンスと言えよう。