しりあがり寿
Kotobuki Shiriagari
独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られるしりあがり寿。
時事ネタ、家庭ネタ、サラリーマンネタなど 身近で親しみやすい漫画作品から、哲学的、文学的な作品まで、その守備範囲は驚くほど幅広い。
一見、描き殴りのようなヘタウマ絵は、生前の手塚治虫に「この人は実はものすごく絵がうまい人だ」と評され、2作目の「エレキな春」では、真似ができないとまで言わしめた。
2000年に文藝春秋漫画賞、2001年には手塚治虫文化賞・優秀賞を受賞、さらに2015年春には紫綬褒章を受章するなど、その仕事は高い評価を受けている。
近年では、漫画家としてだけでなく、 アーティストとしても活動し、墨絵やアニメーションなどの手法を用いて 、数々の現代アート作品を発表している。
2016年には、練馬区立美術館で自身初となる公立美術館での個展を開催し、 回転インスタレーションなる新作を発表している。
Gallery tagboatでは、鉛筆画によるお手頃な小作品を販売中。しりあがり寿のゆる〜い世界にハマった人は、ぜひ、お手元に置いて楽しんでみてはいかが?